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9/10

確率支配

薫は逃げていた。

なぜか怪しい人たちに後をつけられ、殺されそうになったので逃げている。


「はぁはぁはぁ。(なんでよりによって今日が狙われるのよ、大事な用事があったのに、本当に運がないわ。)」


薫の後から、2人の男と1人の女が走って来ている。

2人の男と、1人の女は薫の命を狙っている者たちである。3対1でこちらが有利なのにもかかわらず、1人の男がわからなそうにつぶやいた。


「まじかよ。陽動とかいろいろしているのに、なんで引っかかったり、追いつきもしないんだ?」


薫は、「100メートル先が見える」とかの異常者ではない。

なぜ薫は3対1なのに、逃げ切れている理由は……


「(次は、道が二つ。正解は、右の道。)」


薫は、次に左を行けば罠があるというのに、薫は逃げる道を分かっていた。

日向 薫の能力は、「確率支配」である。

1/5や1/10でも、確率は1/1になる能力である。

だが当たる確率高ければ負担が少ないが、当たる確率が低ければ低いほど、脳に負荷がかかる。

薫は、「確率支配」という異常な力で、逃げ延びているのである。


「はぁはぁはぁ(3対1の状況では、さすがに分が悪い。それに私は戦闘向きではないし、今は逃げることが正解)。」


薫は、ただ単に逃げているのではなく「確立支配」の力で今は逃げることに正解と導いているが、まだ見ぬ挽回のチャンスと絶望に近づくのであった。

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