引くのも策のうち
まず、先手を打ったのはメガネをかけた男である。
「まずは、音の消失」
とメガネ男が言うと、音が消え、次はガタイの良い男が、地面を叩き、煙を撒いた。またメガネ男が言う。
「そして視界の消失」
次にガリガリ体系の男がナイフを取り出して、動きだした。
そのスピードは普通だが、秀一は聴覚と視覚が回復していない。ガリガリ体系の男が秀一を切り殺そうとしたが………
秀一が消えた。
「なっ!?消えた??」
そして秀一は、ガリガリの男の後ろに出現。
京の視界に正常になり、メガネをかけた男は力を解除した。だが周りを見渡すとガリガリの男は消えていた。
「まさか……。食ったのか?」
と京が言う。
「俺を狙ってきたから、食べた。まぁどうでも良いが、あと二人だな。」
と秀一が言うと、メガネの男が小声で喋る。
「山目がやられただと?どうする宗雄?」
宗雄と言うガタイの良い男が少しだけ驚きながら喋った
「音と視界を消しながら、山目が殺されるとはさすが報酬が高いだけある。ここは引くのが定石。」
というと、また煙で視界が見えなくなり、音も聞こえなくなり、宗雄と言う男とメガネをかけた男は消えたのである。
アブノーマル(異常)な能力紹介
宗雄(ガタイ良い男)
「破壊の誇り(埃)」
破壊した物を埃にする
山目(ガリガリ体系の男)
「絶対普通」
どんなことが起ころうとも関係なく普通になる
メガネをかけた男
「音決壊」
音を一定の間だけ聞こえなくなる