樋口 秀一
京が学校から出ようといてる時に、知り合いの男が話かけてきた。
「おいおい、授業さぼりやがって、また女といちゃいちゃしてたのか?」
と言う男は「樋上 秀一」という名前であり、変人2号である。
「やっぱイケメンは次元が違うなぁー。自分が言うのもあれやけど、上の下はあると思うねんけど、そこのイケメン様はどう思う?」
「めんどくさい」
の一言で変人2号の問題は解決したのであった。
秀一は話題を変えた。
「ところで、今日はめずらしく親の薫ちゃんおらんの?」
「急なバイトが入ったらしい。って「めずらしく」とはなんだ。それに薫は保護者じゃねぇ。」
「いやいや、あれは保護者やろ。それとも恋人か?」
とヘラヘラしながら聞いてくるが、京はそれを無視しながら
「薫との関係はそんな軽いもんじゃない。」
と京は言うが、なにも知らない人間なら「なに言ってるんだこいつ?」と思われる言葉なのだが樋上 秀一は、京の過去を知る一人である。だからこれ以上は、深入りしない。
また話の話題を変え、秀一が少し静かな声で
「今日はチームの集まりやけど薫ちゃんがバイトなら、やめとくか?」
「どうせ集まっても薫はいない。それにあいつは忙しいから来ないと思うし、それなら来週に変更しよう。」
「それが正解。めぼしい情報もないし、それに野郎だけが集まっても面白くないから、来週が一番だな。」
俺たちは、チームである。
メンバー構成は、4人である。
上泉 京・日向 薫・樋上 秀一
あと一人女がいるが、やつは苦手なので、説明したくない。
京と秀一が、一緒に帰っている。
だが普通に帰り道に、行くではなく人のいないところに、それに無言で。
人のいないところに行くと、秀一が
「そろそろ出てこいよ。」
その一言で、3人組の男たちが出てきた。
一人はガタイが良く、一人はガリガリな体系で、一人はメガネをかけていた。
そしてガタイが良い男から
「いつから、わかってた?」
と秀一が満足そうな声で
「最初からだ!!」
京があきれた声で
「ただそれを言いたかっただけだろ?」
「そんなのあたりまえだ!!」
と自信満々で言うと、京が本当にめんどくさそうに
「帰って良いか?」
と言うとガタイの良い男が話に割り込み
「雑談中に悪いんだが、お前たちは抹殺対象。だから死んでくれないか?」
とガタイの良い男がそう言うと、2対3の殺し合いが始まった。