学校
京は、学生である。
今は、授業の時間滞なのだが屋上にいる。
いわゆるサボリである。だがサボリは京だけではなく、メガネをかけた少女がもう一人いた。
「授業はダルいにゃ~」
「にゃ~」と喋る彼女の名前は、「瀬戸 泉」。
いちよ京の先輩である。
「瀬戸先輩ってどんな人?」と聞かれたなら、真っ先に言うことは「変人」。
見た目は知的メガネ美人なのだが、喋り方が残念。
「やっぱりサボリはよくないと思うにゃー。先輩として後輩にどう思うか聞きたいにゃ~。」
「にゃーにゃー」やかましいと京は思いながら。
「サボリはよくないと思いますよ。先輩の方はどうなんですか?」
と京は聞くが、泉は
「んーーそんなのわからんにゃ~。」
と言うだけであり、京はあきれながら
「……。先輩はなにがしたいですか?」
「大好きな後輩くんと話をしたいなーと思っただけにゃー。」
「うそはやめてください。気味がわるいです。」
「キーンコーンカーンコーン」とチャイムが鳴ると、泉が
「ここでお開きするにゃー。仕事もあるし、後輩くんバイバイ」
「そろそろその仕事も辞めたらどうです?」
「それは無理にゃー」
「まぁ…わかりました。先輩なら、簡単に死なないと思いますが、良いところで手を引いてください。」
「まぁ善処するにゃー」
と言い泉と別れた。