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Ddays  作者: 山猿
NO.1 オリジナルヒーロー
2/2

2.コンビニ

ゆっくり投稿していくのでアドバイスやコメントお願いします。


ベッドから起きてすぐ母さんからの焦った呼び声が響く、急いで母さんの元にいくとドラマで見る様な歳の差コンビの刑事らしき人達がいた。


「あんた何やったの?」


自分の息子が犯罪を起こしたんじゃないかと不安になっているのか、声が少し震えている。


「大丈夫ですよ奥さん、ちょっとした事情聴取です。」


その不安を感じたのか、若い方の刑事が優しい声で語りかける。


篠原(しのはら)警察署の 吉原 綱吉(よしはら つなよし)です犯人捜索のために、昨日の山田 猛くんのこと、覚えていることを話してくれるかい?」


その言葉に少し疑問を持って、嫌な事を考えてしまう。


「犯人捜索ってことはまだ捕まってないんですか!?」


思わず声を荒げてしまった。


「すみません、まだ...」


刑事が申し訳ない顔をしてこたえる。

自分の頭の中に何かがめぐるのを感じる。まだ、猛を殺した犯人が捕まっていない。もしかしたら、、、


「大丈夫かい?」


その声でハットする、刑事の方を見ると少し心配そうな顔をしていた。とりあえず自分の覚えている事をすべて話す。


「協力ありがとう。あと、奥さんこの辺りも危険な事が起こるかもしれません、戸締りや外出には気をつけてください。」


そう言い残すと刑事は帰って行った。

正直何も手掛かりがない状況では何もできないと思い、リビングに向かいテレビをつける。


『大変です!アメリカに恐竜が現れました!あ、たった今軍による鎮圧が始まる様です!』


!?!?!?!?

あまりの内容に目を擦る、チャンネルを変えるとどこもニュースしか放送しかしていない。

東京に巨人が現れたとか、北海道に巨大ロボ!?まるで夢の様出来事に、this manが『努力すれば夢に近づく』と言っていた事を思い出す。


「そういうことか」


this manが言っていたことが本当なら、もしかしたら自分にもできることがあるかもしれない。

猛の夢を叶えてあげることも、何物にもなれる。

そこには世界がこんな状況なのにどこかワクワクしている自分がいた。

急いでジャージに着替えて、外に出ようと玄関の扉に手を掛ける。


「待って」


母さんの声がする。

俺は内心もしかして今からやろうとしたことを止められるかと焦っていると。


「コンビニでもよって牛乳買ってくれない?あと缶詰とかの保存食も買ってきてちょうだい。あとはいこれお金」


意外な内容にキョトンしてしまう。母さんから5000円を受け取りグッドサインだけをして家を出る。


「....とりあえずはコンビニ目指そう。」


多分自分のやろうとしていることはバレていると感じ、母さんの気が変わらないうちにそそくさと家をはなれた。




........




東京がひどいあり様なので、事件があるかもと思い周りを探しながらコンビニに向かう。

結局何も目立った出来事は無く、コンビニに着いてしまう。

とりあえずコンビニに入る。


「いらっしゃいあせー」


やる気の無いバイトがいるだけで人がいない。

やっぱり、人が少ない町じゃ事件など無いと考えながら、頼まれた商品探し缶詰コーナーで選んでいると。


「ご、強盗だ、金を出せ」


少し独特な高音が響く、レジの方を見ると160cmぐらいの目出し帽を被った人がちょうど背中で見えないが何かで定員を脅している。思わず事件が来たと心の中では喜んでしまう。


「は、早くしろ」


ここヒーロー的行動を行えば夢に近づく、焦る気持ちを抑えながら強盗の死角に隠れる。

犯人は刃物を持っているかもしれないし背後から腕を取ろうと考え、ひっそりと強盗の方を覗く。


「お、おい、まだか」


焦っているようでこっちに気付いてない。

ひっそり近づく、強盗の背中を腕を取って上に上げた瞬間。


バン


乾いて、そして大きな破裂音が響く、そうまるで銃のような...銃!?

自分が掴んでいる強盗の腕を見るとFPSでよく見るようなハンドガンが握られていた。


「嘘だろ」


思わず声が出てしまう。


「放せぇぇ」


少し甲高い声が響く。

なんとか銃を強盗の手から離させるため、腕を捻り抑え込む。

自分でもビックリするぐらいうまくできた。


「なんでぇぇ、ぼくばっかりこうなんだよー」


そう犯人は叫ぶと、銃を手から離す。いや、よく見ると銃を離したわけではなく、強盗手が人の手から変わっており銃をつかめなくなっている事に気づく。

すると、強盗の体からどんどん毛が生えてきて服を突き破るぐらいの勢いで大きくなってくる。


「放せぇぇよぉぉぉ」


強盗が体を振るう。


「うおっ」


振り落とされてしまい、勢いよく地面ぶつかる。

次に振り返った時には、そこには人では無く190はありそうなクマが立っていた。


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