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死神少女と溺愛王子  作者: 紅月 燐
7/10

ディユ王子の憂鬱と計画

ついに、王子登場!

「ディユ王子!どこにいるんですか!」


遠くの方から俺を呼ぶ声が聞こえる。というか、執務室に連行としようとしている。それが嫌で逃げ出しているのだが……

俺の休憩場所はいつも大きくて枝が太くて立派な木の上だ。


まあ、だから大抵はすぐに見つかるのだが…………


「やはり、ここに居ましたか……ディユ王子!」


「ふぁ……うるさいよ。ユリウス……」


しばらくして近くから聞こえた声に反応し閉じていた目を開けるとそこにはさっきまで大声で俺を探してた側近のユリウスがいた。


「まったく………いつもいつも目を離したすきにいなくなって……」


「いいだろ?休憩くらい……」


「いいですけど!せめて一言残してからいなくなってくださいよ……!」


「んで?何か用でもあるのか?時間的にはまだ余裕はあるだろ?」


ユリウスの言葉を無視して質問した。いつもは少しは見逃してくれるのだが今回はくるのが早すぎる……


「あっ…そうだった。ディユ王子に舞踏会への招待状が……送り主はフリッド公爵からです。」


「なんで俺に………あいつは俺のことを嫌っているだろう?」


そう。フリッド公爵は俺のことを嫌っている。理由は自分の娘と婚約させようとしたが俺が断ったからだ。

それ以来、事あるごとに俺に嫌がらせをしてくる。まあ、嫌がらせとは言ってもちょっとしたことなのだが……

だが、そんな公爵が俺に招待状送ってくるとは………絶対になにか企んでいる。そんな気がしてならなかった。


「フリッド公爵なにか企んでるな……?」


「やはり、王子もそう思いますか?」


「あぁ……っというか、ユリウスそろそろ普段の口調に戻してくれないか?二人の時は前のように話してくれと言っただろ?」


「ん?ああ。忘れてた……んで?どうするんだ、ディー?」


「あ~どうするとこうするも……調べるしかないだろ……とりあえず、出席すると返事を書いといてくれ。」


「出席するのか?」


「しないわけもいかないだろ?」


「まあ、そうなんだが………」


ユリウスは行かせたくないようだが正式な招待状をむやみに断れない。


「まあ、危なかったら対策を考えるしかないだろ……影、来い……」


「お呼びでしょうかディユ様……」


影とは俺が保護しそのあと、俺を守る影の守護人になった者だ。黒ずくめで呼んだらすぐにくる。


「影、フリッド公爵から招待状がきた。裏に何があるか調べてくれるか?」


「御意。」


調べものを頼むと音も出さず姿を消した。


「あいかわらず、すごいな………」


「まあ、あれが影の能力だからな~さて、執務に戻るか」


俺は木を降り執務室へ向かった。



その数日後、影からの報告書が机の上においてあった。



ユリウスさん意外と苦労人。


ガイル、ユリウスなどの設定を追加しました!

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