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死神少女と溺愛王子  作者: 紅月 燐
5/10

死神少女の日常4

ついに王子登場!!!

川に着いた頃には日がもう出ていて少しあったかくなっていた。


持っていた袋から屋敷に向かう前に用意した着替えを取り出し川岸にむかい近くの岩に置き今来ているものをすべて脱いだ。そして、ゆっくりと川に入った。

まだ、川の水は冷たかったが体が火照っていたのでその冷たさが心地よく感じた。


血がついたであろう部分を布で拭いたりしていると川に少し血がにじんでいた。


「かなり、血を浴びたみたい。」


そう呟きながら体を洗っていると………



ガサガサ………


ふっと生き物の気配を感じ兎とかなら狩ってお昼にでもしようと思い振り返るとそこにいたのは毛並みのとても綺麗な馬だった。しかも、白馬。


あきらかに野生じゃない。


飼い主のことを考え近くにあったタオルを巻き白馬に近づいた。


「どうしたの?迷子かな?」


怯えさせないようにゆっくりと近づき体を撫でた。

暴れる様子もなく大人しく撫でられる。やっぱり、人馴れしているようだ。


「よしよし。………それにしても綺麗な毛並みね……飼い主様はどこ?こんなところに来ちゃダメなのよ?」


そう言いながら撫で続けているとまた、気配を感じた。次に感じたのは人の気配だった。


私は急いで髪の色や目などに魔法をかけた。いつも街に出る時に使うのをだ。


「デーア?どこにいるんだ?」


声は男の人……その声に反応するように白馬が嘶いた。


「そこにいるのかな?」


足音が近づいてくる……草陰から出てきたのは白銀の髪に琥珀の目をした綺麗な男の人………


私はぼーっと見ていると白馬に気づき近づいてきた男の人が私の存在にも気づいたようだった。

男の人ははっと目を見開き顔を真っ赤にして………


「す、すまない!!まさか、人がいるとはしかも水浴びの途中だったみたいで……」


一気に後ろを向いてそう叫んだ。


おかしい……人から見れば私は服を着ていて髪は茶色のはず………


「あの………あなたには私の髪の色は何色に見えますか?」


今まで気づかれたことはガイル以外にはないため髪の色を聞いてみると……



「えっと………」


男の人はゆっくりと振り向き私を見て……


「黒……だね。あと、目に布をまいてる。」


そのままの姿を言い当てた。



王子も馬も全部神様の名前なのです。


神とか女神とかほかの国の言葉で表したのを使いました!

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