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人と悪魔と俺





この時を止める感覚に慣れる為に、小規模な範囲で練習はしている。

範囲といっても、せいぜい俺ができる距離はこの学園全体を止める事しかできないが、それでもこの馬鹿でかい敷地を止められるようになるまでだいぶ時間は経ってしまった。

大規模な時間の操作は力が暴走した日から起きてはいない。

あれからいくら試しても、世界全体を覆うような規模にはならなかった。

できたとしても、ヒロイン達の敵である魔王()の特定が早まってしまうだけだが。

できるなら早めに潰しておきたいだろう。存在は既にバレているだろうから。力をつける前に本人(魔王)の特定を急いでるはずだ。

だからこそ俺もなるべく使っても部屋全体の時を止めるぐらいしか使用していない。

小鳥遊家は家庭教師が来ない日にしょっちゅう止めているので、いい練習場になっている。


早く使いこなせるようになりたい。

確かにこの魔法を使っている間、氷魔法などは使えないが例外はある。


氷属性の気質を持つ魔素の時間を遅らせること。

これぐらいは魔力が循環している身体の体内で行っている為か操作がしやすく、時を止めるのではなく体内だけなら少し時間を遅らせる闇魔法を使え、そのまま氷魔法も放てる。

凍る時間を遅らせれば実質、それは水を打ち出しているのと変わらない。

後は勝手に魔法が結界に吸い込まれていくから、闇魔法を使っているとはバレない。

逆に早めて、溶けてから打ち出す方法もあるが、これだとどうしても溶けるまで時間の方がかかる。それまでにかかる魔力の方が大きい。




なんにしろ俺は物理的に擬似水魔法を会得した。


これのおかげで周囲に二属性だと知らしめる事ができたのだ。

元からの精度の高さもあって、なんなく上位入りをし生徒会には入ったが……


やはりトップ3入りはせず、学年4位だった。


上には上がいる。

属性魔法を行使しながら別の属性の魔法まで同時に操作し、それでいて中級や上級魔法で威力は勿論な事、スピードや魔力操作の精度までも見せ付けた。

化け物クラスの上位陣は流石といったところで、俺なんか足元にも及ばない存在だった。

窓からその様子を眺めていたが、汗や息も切らさず余裕といったところで、むしろ欠伸をかいているやつもいた。

下なんてまるで見ていない。生徒会入りが¨当たり前¨だから。

話し声から鍛錬もせず毎日のように遊び歩いていると受け取れるチャラ男ですら3位だ。

去年と同じ生徒会メンバーに先輩が二人抜け、俺ともう一人新しいのが入っただけ。


俺は時間を遅らせた氷魔法と、遅らせてない氷魔法を同時に使う事はできない。

それでいて中級や上級魔法をあんなスピードで打ち出せない。



天才は違う。


1位の赤髪の男は、火と雷の魔法で龍のような形状で空を泳がせ、二つを融合までさせてみせたパフォーマンスは凄く盛り上がり、また2位との圧倒的な差を見せ付けた。

上級魔法なのに、魔法の発現スピードも初級魔法のように瞬時に早く、また上級で攻撃力の高い属性のせいもあるが、それ抜きにしても異常に威力が高い。

張られている結界に大きなヒビが入るほどのもので、教師達に度肝を抜かせた。

おそらく使い魔のアシストもあるが、それとは別に精霊と契約をしているんではないかと思う。

精霊と契約できるのは、認められ精霊に気に入られた極わずかな人物。しかも先の対戦で魔王が精霊をここぞとばかりに精霊を殺した為、自然に寄り添い世界にあり溢れていた精霊は絶滅危惧種となった。

清らかな精霊もいれば攻撃的な精霊もいる。

しかし、ほとんどの人間は精霊が見えない。魔法使いですら見える者は精霊眼という精霊を見る力を持つ者だけが契約できる。

しかし、この赤髪は精霊眼持ちではないはずだ。

血筋は選ばないが、ここ十数年……精霊眼持ちは現れてないらしいし、精霊眼は先天的なものだ。

それでいて精霊眼は隠せるものではない。隠蔽関係の魔法を使ったところで、精霊に嫌われるだけだ。精霊眼とは産まれる前に精霊からつけられたシルシ。精霊に愛される資格を持った人間の証。

それをわざわざやましい事のように隠す行為など、精霊を冒涜しているに等しい。そう、精霊は感じるらしい。


だから精霊眼を持ってたとして、それは入学した時に周りは必ず気付くはず。わかりやすく精霊のマークが瞳に浮かんでいる為、もっと早くから有名人になってたはずだ。

仮にもし隠蔽してたとして、隠してきた人間がこうも精霊から加護を受けている事が可笑しいのだ。

近くで見て確認したことはないが、周りにも騒がれる様子はなく、さり気なく佐伯先生にも聞いてみたが知っている様子はなかった。


だから教師も生徒も気付いてない。

精霊の存在に気付けたのは俺が半分悪魔だから。

悪魔は精霊を見ることができるが、完全の悪魔でない俺には見えない。

あくまで何かいると気配を強く感じる為。

事実、レヴィに聞いたらあの人間は精霊と契約していると言っていた。

その言葉が嘘とは思えないほど、確かに遠くからでも感じられた。異質な気配が。

あちらも悪魔に気付くことはないのかと、レヴィに聞いたが、そもそも精霊にそこまで知能はなく悪魔は何かヤバいものにしか感じないらしい。

それこそ不幸(怨霊的な)を背負っている人間と同じような反応くらいなもので、精霊と意思疎通できる人間だとしてもバレることはまずない。


赤髪は精霊と契約しているとはいえ、火と雷は御三家しか発現しない属性な筈なのに、御三家ではない人間が発現させ、尚且つ扱いこなせてみせた。

それも今年の春辺りから二属性に目覚めたというのだから異例のスピードだ。それまでは武道に秀でているだけの魔力も低いただの学生だったらしい。学力も下の下。下から数えた方が早い学生だったのだが、3月から4月に行われるテストで一気に上位に上り詰め、3年の先輩達を追い抜き1位にまで駆け上がった。

いくら努力をしたからといって努力だけでなせるわけがないはずだ。しかも、武道派の人間がいきなり遺伝でしか有り得ない属性持ちに目覚めて、僅かな期間でひょいひょい魔法を扱いこなせる……

何十年と途方もない歳月をかけて研究を重ね肉体を酷使し、知識と経験を培ったあの白髪混じりの家庭教師だって二属性には目覚めず挫折したほどなのに、数日か数ヶ月ほどの努力一つで目覚めるものだろうか?有り得ない。

とにかく家柄を除けば文句なしの生徒会入りである。生徒会は上位5名の、補佐が二名で構成されているが、おかげで生徒会長が赤髪だということはよく目立つからわかる。


こいつは特に要注意人物だ。


他と常軌を逸している。まだ何か隠された秘密があるかもしれない。

なにせ、パッケージの真ん中を陣取るゲームのメインキャラ様だ。

メインで特別扱いされた攻略キャラは分岐点は多いがトゥルーエンドは王道で一番ハッピーエンドな筈だから、きっとヒロインが選ぶ有力候補な相手だ。

そして、敵は他のルートよりも一番の害悪として描かれるのが落ちだ。

それは俺にとっては最悪のバッドエンド。

物語通り進むとも限らないし、そもそもこれは推測でしかないから絶対ではないが、用心するに越したことはない。


勿論、他の攻略キャラの情報も集めるのに、この狭い保健室の世界では限界がある。


だからといって容易に学園内をうろちょろするのはあれだし、わざわざ接触して危険を冒すのは得策ではないと思う。

正体がバレるのもごめんだが、敵を知るのにいつまでもここに居たら知れるものも知れない。

情報は武器だ。

来る時の為にいくつもカードがあっても困らわないだろう。

俺は殺されるわけにはいかない。敵の戦力を把握するには、いざとなったら接触して仲良くなるのも一つの手だ。



いや、待て……

そもそも俺は何故、戦う前提でいるんだ?


必ずしも人間である彼らと敵対する必要はない。

もしかしたら事情を話せばわかってくれる者もいるかもしれず、対策も色々とあるかもしれない。方法だって探せば悪魔化を防ぐ手立てがあるかもしれない。

ゲームの世界ではあるが、この世界がゲームの筋書き(シナリオ)通りとなっているかは、ストーリーを知らない俺には判断のつきようがない。


俺が人類の敵になることは……




ダメだ、甘い考えは捨てた方がいい。


最悪の事態を想定して動かなければ、未然に防げるものも防げず、取り返しのつかない失態をする。


いつだったか……妹のように。





妹?


妹がどうなったんだ?



ダメだ、考えようとするとまた頭にノイズが走る。

そうだ、無理に考えるな。

大丈夫、答えはいつだって頭の中にある。探究心を捨てろ。

自分が知らない記憶を知りたいのは当たり前だが、今必要な情報ではないはずだ。

それよりも¨そのことで¨歩みを止める事の方が大きな失態を繋げる事になる。


一時だけ、一時だけでいい大切な妹の事は忘れよう。

大丈夫なはずだ。もう過ぎた出来事は俺がどうこうしようと何もできない。

前世は過去なんだ。

別世界の過去をどうこうする力など俺にはない。

現実を受け入れろ。




すーはー、すーはーと深呼吸をする。

少し乱れた呼吸が徐々に戻りつつあり、一安心する。


俺はまだ正常だ。



「イル様どうしたんですか!!?もしかしてワタクシが上手く吸い取れなかったから……また魔力が暴走したんじゃあ……!!!」

「大丈夫だ。ちょっと物思いに耽っていただけ。すまん」

「良かったぁ……イル様に何かあったらと思うとワタクシも気が気じゃないですぅ」



ふぇっとわざとなのか泣き真似をしているが、それは心配して取り乱しすぎた羞恥心をかき消す為のものだとわかるほど、レヴィの羽根や尻尾がへたりこんでシュンっとしている。目元もほんのり赤い。

演技かもしれないが、それでも本当に心配してくれたのだとなんとなくわかる。マスターだからか。これが繋がっている感覚なのだろう。未だにあまり慣れないが、やっと少し嘘か本当か分かってきたような気がする。



レヴィはなんだかんだ言って俺の恩人だ。


いくら悪魔で人間を滅ぼそうとしているからといって、突然悪魔として目覚め暴走しかけた俺を救って手助けしてくれたのも、小鳥遊家の呪縛から解いてくれたのも紛れもなくレヴィなのだ。

どんなに嘘や疑惑を抱いたからといって、恩は簡単には消せない。


味方といってくれたレヴィを俺は裏切れるだろうか。

いざとなったら切り捨てられるだろうか。


……いや、そんなのは無理だ。



もう情は生まれてしまっている。

俺の居場所は人の世界にはない。わかっている。

どんなに否定をしようが、人には戻れない。

身体は戻せる方法が見つかったとして、俺はもう片足以上に浸かり込み悪魔を理解してしまっている。仲間意識は少なくとも人間よりはあるのだ。

事実、今日の今日まで……ヒロイン(人間)達が味方になる可能性、話し合って解決する未来があると考えられなかった。

共存の道もあるかもしれないが、完全に悪魔となった時、果たしてそれが選べるだろうか。


人間に俺の味方はいない。


この人の世界は俺を異物とでもいうかのように現実は残酷なのだ。

忘れるな、人間だった俺が悪魔と言われ何されてきたか。



味方がいないからといって、悪魔になりきれるものではないし、これは理屈じゃ語れないものだから、どんなに考えても答えは出ない。

ただ堂々巡りするだけ。


どっちもつかずの俺でいれる時間を増やすだけのただの悪足掻き。


俺は悪魔だ。

紛れもない、悪魔なのだ。それは変わらない。

けど、いつか……人間である事がどんなに幸せな世界だったか思い出すくらい、悪魔の道は修羅だろう。

戻れないとわかっているからこその悪足掻きで、ただの俺の自己満足。



「イル様?また考え事ですか?……ふふ。そうやって眉寄せて考えてる姿見ると悪戯したくなっちゃうなぁ……」

「そういうのはやめてくれといつも言ってるだろ」

「ん〜、だってイル様、自分の魅力わかってます?そんな隙だらけだといつか足元すくわれますよ。今のうちに痛い目に合うといいんです!ワタクシ限定で」

「忠告痛み入る。だけど、過度なスキンシップは……あまり好きじゃないんだ」

「うふふ。普段、あんなに好きそうな顔をして何を言ってるんですか?もう出会ってから半年以上は経ってるのにキス一つでのぼせ上がるようなくせして。そもそも人間でいうこーこーせはヤりまくりな時期なんじゃないですかぁ?

イル様、性の知識乏しすぎじゃぁ…ありません?」

「そ、それは……」

「ねぇ、イル様。ワタクシの事節操なしな悪魔とか思ってません?べっつに〜否定しませんけど、ワタクシ、イル様と出会ってから食事らしい食事はしていないんですよ?味見はしますけど、主食はイル様だけ。いくら主人持ちサキュバスでもこんなのはいませんよ〜ふふ。

あぁ…!イル様がワタクシをもっと!メロメロにしてくださいましたらぁ、味見などせず他に移る必要ないのになぁ」



腕を組み、胸を強調させてはチラッと横目で見てくるレヴィ。

そっちの趣味はないと、そう否定すればいいだけなのに……俺はどこまでいっても男で、女の子に、ましてやこんな絶世の美女に誘惑されて心が揺らいでしまっている。

わかっている、レヴィはただ冗談でやっているだけだ。

ここは俺もノリよく返してやったりする場面で、ええと……うわぁ、腰をくねらせてレヴィあざとい。もう無理だ。

視線を逸らしてしまう、こんな反応するからいけないのはわかっているが、どうしても女性のそういった¨女¨を感じる姿には耐えられない。

普通、同じ女で同性だったらそんな反応はしない。だからこんなえっちな女の人と暮らしていていつまでも性への耐性ないという言い訳は少し苦しい。



「うふっ、イル様たらぁ……まぁ〜たぁ顔をそんなに可愛くなされまして!もうったまらなぁい」



ぎゅっと抱き着いてくる。

頬にキスされ、柔らかいソレが密着してくるおっぱいが、主張が激しすぎる。



「もう!魔法解くよ」

「ん〜、しょうがありません。またミニマムボディの可愛いマスコットキャラに戻りますよ、ふふ」



レヴィが小さくなってから魔法を解いて、しばらくじっと動き出す佐伯先生の様子を見る。

家ではよく使っているが、学校でこの魔法を使ったのは初めてだからちょっと緊張する。

とりあえず闇魔法を使っても察知されることはまずないらしいが、家にいる魔法使いといっても老いた父や家庭教師、また病気の兄しかいない為、現役の魔法使いにはどんな影響があるかはわからない。

とはいっても悪魔特有の魔力は人間は気付くわけもなく、残香ですらわからないから多分大丈夫だと思うが、何か不都合があったら不味い。



「えと、魔石は問題なく使えたね。今日はそれを確認したかったから……あれ?時計がくるってるのかな?そんなに時間経ってない……?」



腕時計を確認した佐伯先生は止まっている針に気付く。

ヤバい!時計の事忘れてた!

この部屋にあるものは一緒に時間が止まっていたはずだから、書き換えた記憶と外、部屋の中にあった時計との時間に多少差がある。

時刻情報を受信するスマホや電波時計などはいいが、佐伯先生している腕時計は古いタイプのアナログ式。

佐伯先生の記憶では魔石云々で時間が数分〜数十分くらいかかっていたはずなのに、確認した時より全く時間が進んでいない。植え付けた記憶によって少し可笑しいという認識を与えてしまった。


だから時と場合によって物の時間は止めたり止めなかったり、外との時間のズレなどの意識操作も家では気をつけていたのに、つい気が緩んでしまっていた。

小さなミスが命取りになる。次は油断しないように気をつけなければ。



「古いヤツだし、そろそろ替え時かな?まぁ、いいや〜。目的の魔石には触れたし、エル君そろそろ帰り支度して帰っても大丈夫だよ〜」

「わかりました。今日もご指導ありがとうございました」

「今日もお疲れ様〜」



佐伯先生が見えなくなった後、レヴィが目の前にフワフワと飛んできて耳打ちしてくる。



『イル様〜今からでも記憶消しておきますぅ?』

「……大丈夫」

『うふふ。了解ですぅ〜』



些細な疑心も積み重ねればいつか疑いは確信に変わるかもしれない。

だが、逆に全く何もないっていうのも怪しいものだと思うし、それにレヴィに頼りきりになるのもいけない。


何かあったら、意識操作や記憶を改竄するという便利な力を持つレヴィがいる。

その意識が油断を生むのだ。今回のように。


精神操作は万能ではない。

記憶があやふやになる欠点もあり、少し考えれば決まってアイツと会うとそうなるという事に気付かれる。精神に作用する魔法が使っている事がバレてしまうのだ。

暗示をかけたところで、第三者の介入があればそれも容易に解けてしまうだろう。


だから何度も同じ人間に使うべきではない。


佐伯先生にも必要最低限にした方がいいだろう。



小鳥遊家の人間は、外界と接触を避けてる節があるし、多少は大丈夫だと思う。

小鳥遊家は閉鎖的で滅多に客も来なければ、逆に出向く事も少ない。エルや(イル)の事もあるからだ。病人だと悟られるわけにはいかないし、俺の存在がバレるわけにはいかない。

つまりは闇魔法の実験場に学校よりは最適なのだ。




「あ!エル君、今日はクッキーね」

「可愛いですね」



佐伯先生が戻ってくると、レースのリボンといい可愛い包みでラッピングされたクッキーを手渡される。

中身のクッキーは愛くるしい姿のデフォルメされた動物達で、確かアイシングクッキーとやらだ。

カラフルな色で女の子なんか好きそうだな。いや、今や自分も女なんだが。



「今度はサキュバスちゃんの分も作ってきますねぇ〜」

『ワタクシはべ、べつにぃ〜人間の食物なんてどうでもいいですけどぉ〜!供物なら仕方ないです!ふんっ』



それはツンデレなのか。



「いつもありがとうございます。この間のミルフィーユも美味しかったです。何かお返しできればと思うんですが……」

「じゃあ、今度一つ頼まれ事をしてくれない?」

「はい?」



お金も持ってない俺は何か買う事はできないし、バイトするにも無理がある。

それでも何かお返しできればと思っていたが、重労働になるようだと病弱なエルのイメージが崩れるし、なんだろうか。



「勿論、身体に負担のかかる作業をさせるとかじゃなくて」

「そうですね、できる範囲なら」

「エル君も最初の頃よりは饒舌になったし」

「それが何か関係あるのでしょうか?」




佐伯先生はこほん、とわざとらしい咳をして




「友達になって欲しい子がいるんだ……」













・特に見なくても大丈夫な報告(後で消します)

全体的に誤字修正と内容は変えず少し表現だけ変えていきます(ストーリーや設定などに変更はありません)

作者名をツナ缶から頭蓋に変えました

次の更新は未定ですが書き上がり次第、2話ずつ投稿しようと思っております(気力と書く時間が続く限り)



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