第4話『絶望の夜…だぽ』
こんにちわ。あいぽです。
時間がかかりましたが、やっと第4話を掲載する事が出来ました。
このお話は、あくまでもフィクションです。
皆様はネットマナーを守り、快適なネットライフをお過ごしください。
今日は朝から雨だった…
もしも、雨が神様の涙なら神様も悲しい事があるのかな
もしも、雨が神様のイタズラなら、それはきっと通り雨だよね
私の心の中に雨が降ったなら
私の心の中にも、キレイな虹はできるかな…
**お知らせ**
♂ヤマー 入室
♂ヤマー:…おっ!!誰もいないΣ(´艸`*o)
♂ヤマー:うるち米!!(*´艸`)ノシ
♂ヤマー:ウルチマイ!!\(´艸`*)
♂ヤマー:う〜ん。我ながらどちらもいい響きだYO(´艸`人)
♂ヤマー:初うるち!(*´艸`)ノシ
♂ヤマー:うるちオチ…ヾ(´艸`*)
♂ヤマー:おおっ!!これはきっと使えるYO!
**お知らせ**
あこ 入室
あこ:( ̄▽ ̄)
あこ:・・・
♂ヤマー:おおぉ〜あこ殿、ブリうるち!
(*´艸`)ノシ
あこ:オメ…さっきから何やんだヨ( ̄▽ ̄)
あこ:独りで、「うるち」「うるち」ってぶつぶつ…(;¬_¬)
♂ヤマー:不不不…( ̄艸+ ̄)
♂ヤマー:あこ殿、最近チャットで、語尾に
「ぽ」をつけるぽ様の言葉がはやってるんで、ボクも流行語をつくってるんだYO!\(´艸`)/*゜
♂ヤマー:語尾に「うるち」をつける「うるち」語だぽ!(´艸`人)
あこ:馬鹿・・・( ̄― ̄)
あこ:流行るか!! んな言葉!笑( ̄ω ̄)
**お知らせ**
ダイズ 入室
ダイズ:壁]▽・)
♂ヤマー:あっつ!イズ、ブリうるち(*´艸`)ノシ
ダイズ:うるち!(o^-^o)ノシ
あこ:ダイズさっそく使ってるし・・・( ̄▽ ̄)笑
あこ:ってかさぁ、さっき哲平のホムペで、ぽの写真見たけどアイツほんとに♀だったんだ!笑
ダイズ:見た☆見た☆やっぱ、ぽちゃまカワユィぽ♪カワユィぽ♪(*'∀'◎)★
♂ヤマー:シュージキ、ボクもびびったYO!( ̄□ ̄ノ)ノ!!
♂ヤマー:ホントにレディーだったとは…ワラ
ダイズ:ぽちゃまに早く逢いたい〜(*'∀'◎)
あこ:あれ!?そーいやぁ、珍しくこの時間に、ぽがいねーじゃん。
あこ:哲平も来てねーな・・・
♂ヤマー:ぽ様は、なんか今日はパパ様の会社のパーチーに行くとか言って出てったYO
あこ:パンティ!?・・・( ̄▽ ̄)笑
♂ヤマー:あこ殿のパンティーくれるぽか!?(*´Д`)
あこ:はいっ!やまー('▽')pTq
♂ヤマー:Tバック…??? Σ(´艸`ノ)ノ!!ブヒッ
ダイズ:いいなぁ〜パーティーかぁ。(^-^*)
ダイズ:ぽちゃまドレスとか着てるのかなぁ!見てみたいぽ
♂ヤマー:ボクはパーティーの美味しい食事を食べたい…ワラ
あこ:ってか、マジでお嬢なの!?(;^_^A
♂ヤマー:…ぽ様は、15歳であの日がおこずかい日の偉大なセレブだぽ (*o´艸`)*゜ワラ
あこ:哲平は!?
♂ヤマー:なんか、今日は愛しのシトとデートだってはしゃいでたYO
ダイズ:青春してるね、哲平は!
あこ:なんか、超惚れてるらしいもんな・・・笑
♂ヤマー:ボクもパーチー行ったり、デートしてみたいYO!!(ノ´艸`)ノ
ダイズ:でも哲平の好きな人彼氏いるんでしょ。あこ:うまくいって欲しいな・・・
あこ:アイツいいヤツだし
♂ヤマー:んだな…哲サンには幸せになって欲しいな…涙
ダイズ:そうだね。みんなで応援したら大丈夫ぽ!
**お知らせ**
(YTY)P 入室
(YTY)P:みなさんこんばんわ!
(YTY)P:初ヨロです!
♂ヤマー:あっつ!チミは、こないだ哲サンたちと話してた恋する少年!?
あこ:初ヨロ〜!顔さん
ダイズ:恋する少年!?
(YTY)P:ヤットンって言います。ヨロシク
(YTY)P:今日は、ぽは来てないの?
♂ヤマー:ぽ様はパーテーだぽ
(YTY)P:そっか…
あこ:なに!?ぽに用事でもあった!?
(YTY)P:実は伝えたい事が…
♂ヤマー:ナニ?ナニ?聞くYO(´艸`*)
(YTY)P:…
**お知らせ**
(YTY)P 退出
ダイズ:ぽちゃまのファンかな
♂ヤマー:またウルチ〜(*´艸`)ノシ
あこ:変なヤツ!?
**お知らせ**
哲平 入室
哲平:ただいま・・・
♂ヤマー:おおっ!哲サンうるち!(*´艸`)ノシ 待ってたYO!
あこ:哲平おかえりっ!
ダイズ:哲平☆☆(≧▽≦)ゞ
哲平:・・・ふられた・・・
♂ヤマー:マジ…Σ(´艸`ノ)ノ
あこ:哲平・・・
ダイズ:(x_x;)
♂ヤマー:…
哲平:・・・もうダメだ・・・オレ・・・
あこ:哲平元気出せよ!らしくない!
ダイズ:・・・涙
♂ヤマー:…んだ!哲サン…(*´艸`)b
♂ヤマー:結果はどうあれ、哲サンは頑張ってたよ。へたれなオレとは比べ者にならねぇくらいカッコ良かったYO!* ̄0 ̄)b
ダイズ:元気だして・・・哲平 (ρο`*)o
あこ:そうだぜ!ウチらは、哲平のいいとこいっぱい知ってる。そう落ち込むなって!元気出していこうぜ!ウチらがついてるじゃん。v(^皿^*)=3
ダイズ:うん。私たち、哲平が大好きだよ!(´∇`pq)
♂ヤマー:三度のメシより哲サンが大好きだYO!(´艸`人)…ワラ
哲平:・・・ぅぜーょ・・・・
あこ:!?
ダイズ:(/_;)
♂ヤマー:ん!?…ハラても痛いのか哲サン…ワラ
哲平:うぜーんだよ!!お前らっ!
哲平:ナニが元気だせだよ!こんな時に元気だせるかっつーんだ!!んでなんだぁ!?あこ、お前がオレの事いっぱい知ってる!?ふざけんじゃねーよ。お前にオレのナニが分かるってんだよ!!んでナニ!?お前らがついてるって!?ばっかじゃねーの!?しょせんチャットだろ!?
哲平:お前らがついてるからって、何になんだよ!
♂ヤマー:…哲サン…どうしたんだよ。らしくない。┐(´〜`;)┌
♂ヤマー:辛い気持ちは分かるけど…言い過ぎだよ… みんな、哲サンの帰り楽しみに待ってたんだよ。哲サンが大好きだから…
♂ヤマー:なぁ…哲サン…
♂ヤマー:…頼むからみんなに謝ってくれ。(*o´艸`)o
ダイズ:哲平・・・(pT.T*)q
哲平:謝る・・・!?
哲平:なんでだよ。事実を言ったまでだ。
あこ:哲平、しょせんチャットって・・・オメ・・・そんな付き合いだったのウチら。
ダイズ:(ρдT)o
♂ヤマー:…哲サン
哲平:そーだろ。しょせんチャットだろ。それ以上にナニがある!?
哲平:お前ら、顔も見えねぇ、チャットだから、言いたい事言えんだよ。しょせん全てキレイ事だろ・・・。ここでは、別にそれぞれのリアルに責任なんか持たなくていいから、何でも言いたい事言えるだけ!!それ以上にナニがあるっつーんだよ!?
哲平:・・・ハイ。これ正論!笑
あこ:哲平が、ウチらの事その程度にしか思ってなかったとは、失望だぜ。哲平は、ウチらの仲間のリーダーだとおもってた・・・
あこ:哲平は困ったヤツをほっとけなくって、いつも励まして、楽しませてくれて・・・
あこ:それなのに・・・哲平・・・
♂ヤマー:…んだ、…哲サンは、いつもボクらをまとめて支えてくれてたじゃないか
哲平:だから、バーチャルだからだろ!ホント、お前らバカだなぁ
哲平:困ったヤツ見ても責任なんかねーから、いくらでもキレイ事なんて言えるよ。ただのキズのなめあいに過ぎねーんだ。
哲平:しょせん、こんなとこに来るヤツなんて、リアルから弾き飛ばされたヤツらのあつまりなんだよ!!
哲平:・・・ハイ!これも正論!笑
哲平:だから、これを最後にここに来るのオレ辞めます。笑
哲平:今回の失恋で気づいたよ。オレ、こんなとこで生きてきたって、馬鹿だったなぁって!これからは、もっとちゃんと、リアルで生きてゆきます!
あこ:哲平・・・オメ、見損なったよ。(`∀´)彡
あこ:こんなヤツの言う事に、ひとつひとつ感動してた、ウチこそ馬鹿だったよ!もう、お前の顔なんか、見たくねぇ!!
ダイズ:哲平、サイテー(ρд<)o
♂ヤマー:哲サン…オメ…
**お知らせ**
ぽ 入室
♀ぽ:ふぁ〜んぽ!!o(T□T)o
♀ぽ:てっぺー、やまぁ〜、ダイズ、あこおばちゃぁ〜んε=(ノT▽T)ノ
♀ぽ:(T^T)
♂ヤマー:ぽ様。お帰りウルチ!(*´艸`)ノシ
ダイズ:ぽちゃぁ〜ん(ρд`*)o
あこ:・・・
哲平:・・・
ダイズ:ど〜したの?ぽちゃま。なんで泣いてるぽ?
♀ぽ:(;O;)!!
♀ぽ:ん!?なんで、ダイズも泣いてるぽ?(/_;)
ダイズ:えっ!?・・・ぁっあぁ・・・ごめんなさい。私の事はいいからヽ(*´ー`)ノ・・・笑
ダイズ:どぅしたの?パーティーだったんでしょ。楽しかった!?
♀ぽ:(;_;)
♀ぽ:(T_T)
♀ぽ:o(T□T)o 最悪らったぽ〜!!
♀ぽ:また、パパが女の人といちゃいちゃしてて、また浮気してたぽ〜!!o(T□T)o
♀ぽ:もぅ、イヤだぽ!イヤだぽ!あんなお家、絶対飛出してやるぽ〜!!(o`∀´o)
♂ヤマー:ぽ様…
ダイズ:そんな事あったんだぁ・・・でも、元気出してね!ぽちゃま。私たちがついてるよ
あこ:おお。ウチらはみんな、ぽの友達だからな!
ダイズ:うん。うん。私たちが、ぽちゃまのパパとママになるんで、う〜んと甘えていいぽよ☆チュッ♪(*´з(〃´▽`〃)
♀ぽ:きゃはっぽ!ダイズ、あこおばちゃんありがとーぽ!大好きらぽ!\(^O^)/
哲平:ははっ・・・またキレイ事じゃん!!ダイズ
♂ヤマー:哲サン…オメ…!!(*`▽´)
あこ:哲平!!止めろ!!
♀ぽ:キレイ事!?止める!?何の話らぽ?
哲平:ダイズ、お前そんな事言って、コイツの面倒ずっと見れるのかよ。
ダイズ:・・・
♀ぽ:ダイズはいつも、ぽの面倒見てくれてるぽよ(^O^) いつも、いい子、いい子してくれるんらぽ〜\(^O^)/
♀ぽ:ど〜したんらぽ、てっぺー。何の話みんらでしてたんらぽ!?(?д?)
哲平:ホント、やっぱ、お前バカだよなぁ〜!
哲平:そんな事だから、お前リアルで友達いねーんだよ!!
あこ:おい!!哲平!!(`Д´)彡
♂ヤマー:哲サン、いいかげんにしろ!!ぽ様に謝れ!!(`艸´)
♀ぽ:o(T□T)o
♀ぽ:てっぺーが意地悪言うぽ〜(T^T)
ダイズ:ぽちゃ〜ん!(*u_u)ノ(T.T)よちよち☆てっぺー、もう止めて!!
ダイズ:私たちは、私たちで、チャット楽しむから、哲平はリアルの世界だけで生きていったらいいじゃん!!私たちの事はほっといて!!
**お知らせ**
(YTY)P 入室
(YTY)P:そうだ!哲平サンの言う事は正しい!!みんな、キレイ事ばかり!!特にぽ!お前!
♀ぽ:・・・ヤットン ヤットンまで、ぽをイジメルぽか!?(/_;)
♂ヤマー:顔サン…!?どーした!?
あこ:そーいやぁ、ぽに伝えたい事があるって・・・!?
あこ:意地悪言いにきたのか?オメ・・・もしそうなら、許さねぇぜ!
(YTY)P:イジワルじゃないよ。事実だよ。
(YTY)P:オレ、ぽにのせられて、ネットワークの恋に真剣になったのが、バカだった。相手にこっぴどくバカにされたよ。
(YTY)P:ぽが言う事はしょせん、キレイ事!そして、ここは、単なるチャットの世界!
哲平:ははっ!ヤットンもフラレたのか!?だよなぁ、オレら、しょせんチャットの中でバーチャルにしか生きれない人間だったんだよ。これからは、もっとリアルの世界を生きようぜ!!
(YTY)P:うん、うん、哲平サン。バーチャルに恋したオレがバカだったよ・・・ワラワラ
♂ヤマー:哲サン、顔サン、オマイら…
あこ:サイテー!気分悪くなった!ウチもうオチるね!!哲平、オメーとは二度と話さねー!!
**お知らせ**
あこ 退室
哲平:言われなくたって、二度と来ねーよ!!こんなとこ!!
**お知らせ**
哲平 退室
**お知らせ**
(YTY)P 退室
♂ヤマー:なんだ…なんだYO!オマイら…!(´艸`*)
♂ヤマー:みんなで、勝手な事ばっか言うなよ!なんでえぇ、今まで仲良くやってきたじゃねーか!!(p´艸`)q
♀ぽ:てっぺー!ヤットンー!o(T□T)o
♀ぽ:バーチャル、バーチャルってねぇ、バカにするぽけど、例えキレイ事でも、ここでてっぺーに励まされて『勇気』もらった人はきっとたくさんいるんらぽよ!!
♀ぽ:らから、てっぺー帰ってきてぽ・・・(ToT)
ダイズ:ぽちゃま・・・あんな事言う哲平なんてもういいじゃん。
♀ぽ:ダイズ!だめらよ。てっぺーは、ぽの心の恩人らぽよ。きっと、繊細な人らから、失恋のショックで頭の中がこんがらがってるだけらよ(T^T)
♂ヤマー:ぽ様…チミってヤツは…
♀ぽ:れも、ごめんね、ぽももう寝ますぽね。
なんかね、なんかね・・・すっごく寂しぽよ。もっともっと、みんらでお話したいのに、涙が落ちて画面が見えないぽ・・・
♀ぽ:なんで、涙ってでちゃうぽかな?
涙は心の雨なら、ちゃんとぽの心にも虹ができるかな・・・きゃはっぽ!(*T∇T*)ケータイがね、ケータイがね、びしょびしょになってきちゃったぽ・・・
ダイズ:ぽちゃまぁ〜(*//Д`*)/私も、なんか、ここにいたらは辛くなってきた・・・
**お知らせ**
♀ぽ 退室
**お知らせ**
ダイズ 退室
♂ヤマー:オィ!!ぽ様、イズ〜!!オマイらまで!!
♂ヤマー:なんなんだYO!!
♂ヤマー:みんな、みんな帰って来いYO!!なんで仲良くできねぇんだ…
♂ヤマー:ボクら…ボクら…仲間じゃねーかぁー!!(ノ´Д`)ノ
その夜、ワタシは全然寝れなかった。繰り返されるパパの浮気と、唯一心の支えのチャットのみんなとの今日の出来事は、拭っても拭いきれない悲しみになり、ワタシの心に覆いかぶさった。
ワタシの心の支えはもうないのかな。
明日への扉を開く勇気さえもうないよ。
窓からそっと差し込む朝焼けの光は、まるでワタシの心が悲しみの色に塗り替えられていくように、薄暗かった夜空を少しづつ赤く染めていった。




