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不穏な気配

プロローグの前日譚から物語が始まります。

某有名なVRMMOデスゲームモノの視点違いととらえていただければと。


 ゲームを愛する少年、絹井貴愛(きぬいきいと)は高校時代からゲーム会社就職を志望していた。

 そのため在学中より《株式会社ブレインヴィジョン》のアルバイトとして入社した。

 後に最先端のゲームを開発するその企業に入ったばかりの頃はゲーム開発実績が殆どなかった。新興企業に目をつけたのは貴愛(きいと)が慧眼だったからではなく、そこしか高校生バイトを雇ってくれなかったからだった。しかし結果オーライである。


 貴愛(きいと)は後に世界的なゲームとなる『Legend(レジェンド)Partners(パートナーズ)Online(オンライン)』のデバッガーとしてゲームに触れることができたのだ。ゲームをプレイして給料も出るというのは役得である。

 高校卒業後も彼は平社員として正式採用されることとなり、『Legend(レジェンド)Partners(パートナーズ)Online(オンライン)』の運営権限を持つアバターとして出勤後すぐにログインする生活を送ることとなった。

 そして出勤と言ってもテレワークが基本だ。実際は家からゲームに入るだけでいい。


「ああ、夢の仮想世界! 勤務時間中にログインしているだけで給料がもらえるなんて! これは最早ネオニートといっても過言ではないのでは!?」


 『BrainPass』を被り搭載されたマイクに「アクセスコード」を唱えるだけで仮想世界に入ることができる。現実の自分は目を閉じて寝転がっている状態なので視力低下の危険もない。仮想世界に入った貴愛(きいと)は視界に広がる中世ヨーロッパ的な町並みに大興奮する。

 もう何度もログインしているものの、この感動は消えることはない。

 NPCも精巧にできており、一般プレイヤーと変わらない。頬を撫でる風の感覚、飲食店の美味しい香りも全て再現できている。本当に異世界に来たのかと錯覚すら覚えるのだ。


「この時代に生まれて良かったぁ! バイトに応募して良かったぁ! 神様、ありがとうございます!」


 独り言を呟く貴愛(きいと)の声は甲高く愛らしいものだった。

 彼のアバターは実際の性別とは違い女の子である。緑色のメイド服を纏った白い長髪の少女という外見で目元には紅い化粧があしらわれている。そんな愛らしい少女のアバター名は『シルク』と表示されていた。


 最初はこれもアルバイト時におけるテストの一環であった。実際の性別とは反対の姿でログインして脳に悪影響がないかを検証していたのである。

 複数の社員が試した結果、実生活に多少影響が出ることが証明されることになり、性別を選択できる仕様を見直してプレイヤーの脳波から直接本人に適合した性別を読み取る形式に変更したのである。


しかし、貴愛(きいと)はアバターを作り直しても女の子として判定されてしまった。昔から心理テストで女性脳判定を受けることが多かったからかもしれない。脳の仕組みが完全に解明できていないのも手伝って脳波の読み取りを上手くできていないのではないかというのが開発チームの見解だった。幸い性転換が生じたのはテストプレイヤーの中でも貴愛(きいと)だけだったので彼の脳波の分析を兼ねて女性アバターでのプレイを続行するという決断が成されたのだった。「異常を感じたら即刻ログアウトして報告するように」との厳命を受けたものの、貴愛(きいと)は特に問題を感じなかった。寧ろ仮想世界の醍醐味と割り切っていた。


 町を駆けて行くと、プレイヤー名が羅列された電光掲示板が見える。

LPO内ではレベルやモンスター討伐数、ボス討伐において活躍したプレイヤーなどがランキング形式で掲示板に記されるのだ。『ゼノン』『Mr.ヌード』『プレデターX』、『クロトア』等見知った名前が並んでいる。彼らは皆シルクと同じ運営会社所属のアバターである。


「先輩たち凄いな。ランキング上位独占じゃないか。というか目立ちすぎじゃないかな。ボクは自重して第十一位なのに……」


シルクのような運営社員が操るプレイヤーは身分を隠して活動している。普段は一般のプレイヤーに感づかれないように振舞っているのだ。だからこそランキング上位を独占する先輩社員達は悪目立ちしすぎていると不満に頬を膨らませた。


「やぁ! シルクちゃん。飲みに行かない? 今日も驕っちゃうからさぁ」


「はい、喜んで☆」


 声をかけられたシルクはすぐに営業スマイルを作った。

 シルクとして活動する貴愛(きいと)には男性プレイヤーからのお誘いが多い。

 脳波読み取り仕様から基本的に実際の性別に即してアバターを作ることになるため、シルクを本物の女の子として接してくる者達が多いのだ。


 ゲームは一般人に浸透したとはいえ未だにプレイ人口の性別比は7:3から6:4くらいの割合で男性人口が多い。女性キャラというのはそれだけ持て囃されるのだ。

 オタサーの姫的に大事に扱われるのは悪くはない。このゲームではハラスメント行為はアカウント削除対象であるため、プレイヤーも避けている。一回目は厳重注意、二回目はアカウント停止処分、三回目は問答無用で削除処分である。悪質なプレイヤーは見せしめも兼ねてリリース初日で即効削除されていた。


 よって女として男の飲み会に誘われてもお持ち帰りされることはない。仮に相手が強行手段に出てもシルクは管理者権限で即時対応することができるのだ。


「聞いてよ~シルクちゃん。この間解放されたダンジョンのモンスター配置が鬼畜仕様でさぁ。リポップまでの感覚も短いし、俺じゃなきゃやられてたねっ!」


「なるほど。それは大変でしたね。攻略中で他に気になったことはあります?」


「そうだなぁ、あそこ難易度高い割りに宝箱の中身がしょぼいんだよ。俺、激強アイテムとか期待してたんだけど、普通に町で売ってる武器だったんで拍子抜けしちまったよ」


(これは配置仕様の見直しが必要かもなぁ。やっぱり仮想世界に慣れてないプレイヤーからするとまだ難易度高いのかも……。次回アップデートで修正案件かな)


 シルクは他プレイヤーから聞いた意見をメモに残していく。

 一般プレイヤーに混じって他人の所感をリサーチし、運営チームに報告するのも平社員である彼の仕事の一つだ。様々なフィードバックを得られるために飲み会は良い交流の場だった。彼の意見を一通り聞き終えたシルクは席から立ち上がる。


「それでは、私はこれで失礼します」


「えーもういっちゃうの? この後一緒に狩りとかしようよー!」


「すみません、先約がありますので。また誘ってください」


 戦闘メイド・シルクの仕事はリサーチだけではない。運営として最も重要視される仕事が残っている。それは初心者の指導である。酒場から抜けて彼女が向かったのはチュートリアルフィールドだった。町の外にあり、初心者の相手に相応しい弱いモンスターが緩慢な動きで徘徊している。実に歯ごたえのない敵しかいないため上級者は無視して先に進んでいる。だが初心者はここから戦い方を学ぶのだ。

 まだ『BrainPass』の追加発注は追いついていないが、ファーストリリース後試験や仕事などの現実の用事で遊べていなかった後発組が遅れてやってきている。

 彼らの手解きがシルクのようなログイン組運営社員の仕事の一つだ。

 NPCやテキストメッセージを使ったチュートリアルは勿論行っているが、それで全てを理解できるのはゲーム廃人や予め公募テストに参加していたベータテスターだけである。

 この初心者向けのフィールドで明らかに操作に手間取っている新参者がいれば、運営社員が一般プレイヤーを装って指導することになっていた。


「今日は……女の子が一人か。珍しいな」


 視線の先にはメニュー画面の操作に難航している新規プレイヤーがいた。

 黒髪の美少女は物凄い形相で虚空に表示されたウィンドウと睨めっこしている。


「あの、お困りでしょうか?」


「うわっ!」


 背後から声を掛けただけで跳び上がった少女は抜刀して剣先を向けてきた。

 操作は初心者でも抜き身の刀に等しい殺気だけは本物のようだ。彼女は自分が声を掛けてきたのはメイド服の女の子だと知ると肩の力を抜いて刀を納める。


「ごめんなさい。お兄ちゃ……ゴホン。兄から声を掛けてくる他のプレイヤーは全員セクハラ野郎だから注意しろと忠告を受けてまして」


「随分個性的なお兄様ですね。大丈夫ですよ、このゲームはセクハラ行為は厳罰対象です。触ることは元より卑猥なワードも通報対象です。ほら、メニューにブザーマークがあるでしょう?」


「あ、本当だ。これを押したら痴漢に対処できるってことね。お兄ちゃん、何も教えてくれないんだから!」


「お兄さん? ご一緒ではないのですか?」


「あ、うん。元々『BrainPass』を買ったのは兄だけで、LPOも兄がプレイしてたの。私、ちょっとリアルで落ち込むことがあって、見かねた兄が気晴らしにって貸してくれて……」


 兄妹でゲームの貸し借りとは微笑ましい限りである。

 脳波を読みとる故に妹のキャラを別アバターとして新規制作することになったのだろう。


「成程。では僭越ながら私、シルクがご指導させていただきます。こう見えて初日からログインしてる古参勢なので。あ、敬語は結構ですよ」


「ありがとう! 私は〝ミチル〟。よろしくね、シルクちゃん!」


「はい。ところでミチルさんはこのゲームの知識をどこまで把握してますか?」


「……兄からは自分の思い通りに仮想世界を冒険できるRPGとだけ聞いたわ」


(大雑把だなーお兄さん。まぁ初心者にMMO知識を一気に教えても混乱するだけか)


 咳払いしたシルクは根本的なMMORPGの知識から説明することにした。

 まずアバターにはステータスが存在することからだ。

体力を示すHP、魔法使用する値であるMP、筋力を数値化したSTR、バイタリティ/耐久性を意味するVIT、器用さに該当するDEX、俊敏さを表すAGI、知性を概念化したINT。

それら七つのステータス値はレベルアップ等により獲得するステータスポイントで加算することが可能であり、この配分が重要であることを説いていく。


「そのポイントで加算したステータス値は後でリセットはできるの?」


「基本的にはできません。なので値を変更する際は熟考してください」


 本当は追加実装予定の課金アイテムでリセットすることが可能になるのだがそんな情報を一般人に与えるわけにはいかなかった。シルクは今の環境で説明することを徹底する。


「このLPOには五つのクラスが存在しますので、ステータス値を変更する際は自分の選択したクラスにあったものに配分することをお勧めします」


「クラスって何?」 


「職種のようなものです。LPOでは、前衛で守りに特化した守護者(ディフェンダー)、前衛アタッカーの騎士(ナイト)拳闘士(ファイター)、遠距離後衛タイプの魔術師(マジシャン)、後衛かつ隠密に特化した狩人(ハンター)の五クラスあり、アバター制作時に選択します。ちなみに私は守護者(ディフェンダー)です」


 シルクは背中に背負った盾を構えた。背負っていた時も充分大きかったが前に構えると展開してさらに面積が広くなる。この大きな盾で守られると安心感が凄い。シルクが守護者(ディフェンダー)を選んだのは業務の一環だった。攻撃の派手さや敏捷性がないため運営も不人気になりそうなクラスだと分かっていたのだ。ただ盾役はMMORPGに必須のため不足した時用のサクラを用意していたのである。


「ミチルさんは装備から察するに騎士(ナイト)を選択されたみたいですね」


 改めて説明されたことでミチルも思い出したようだ。


「そういえばアバター制作時に聞かれたわ。シルクちゃん、騎士(ナイト)に適したステータスって分かる?」


「AGIとSTRは必須でしょうね。後は人によります。タフさを欲してVIT値を上げるプレイヤーもいれば魔法剣士を目指してMPを底上げする人もいます。正解はありません」


「正解がないっていうのが一番悩むのよね~」


「自分で戦ってみて確かめてください。自分に合ったスタイルが自ずと見えてくるはずです。試しにバディを組みましょうか」


 シルクは慣れた手つきでパーティ申請する。

 自分の前にポップアップした申請書をミチルが受諾することで即席パーティの完成である。草原に蔓延る低級モンスターを相手にミチルの戦闘レッスンが始まった。


「この仮想世界では基本的には現実世界と同じように体を動かして戦えます。一つ違うのは戦闘中、発動条件を満たすとオートでバトルスキルが発動します」


「バトルスキル? 奥義的なヤツ?」


「ええ、まぁ。戦闘中に手ごたえを感じると思いますのでそのまま身を任せてください」


 最初こそ説明に時間を要したが慣れてくるとミチルは非常に筋がよく、基本的な戦闘手段とスキル発動を身に付けていった。一つ覚えたらすぐに次のステップに進むのでその場にいた弱小モンスターは狩りつくされてしまった。

 彼女の兄は筋金入りのゲーマーらしいが妹にもその血脈は継がれているようだ。


「バトルスキルは特定の挙動に入ればオートで発動するようにデフォルトで設定されていますが、オートを解除することもできます。お勧めはしませんが……」


「なるほど。これは便利ね! 仮想世界の剣術ってのもいいわね!」


 それからは便利なアイテムの種類や初心者にお勧めの経験値取得ポイントなどをこまめに教えるなど彼女のビギナーズライフをサポートした。貴愛(きいと)がアルバイトとしてLPOをプレイした時は操作方法を熟知するまで一週間掛かったがミチルはたった数時間で身に付けてしまったのだ。才能というのは恐ろしいものである。


(僕が教えることはもうなさそうだ……。こりゃ数か月後には抜かされるかもなぁ)


「シルクちゃん。フレンド登録しない?」


「喜んで。何か聞きたいことがありましたらメッセージ送ってください」


「うん! 今日はありがと。私はこの後ソロで少し狩ったらログアウトするよ。基本的にお兄ちゃ……兄がログインすることが多いと思うからあんまり会えないかもだけど」


「ええ。再会を楽しみにしていますよ」


 狩りを楽しむミチルを背にシルクは町に続く道を戻り始める。

 その最中、物陰から一人の人物が行く手を阻んできた。

 堅の良い筋肉質の男性プレイヤーである。目を見張るのは装備だった。腕には業物の手甲が輝いているが、着ている服はピンクのブリーフ一枚。サングラスで目元を隠しているがもっと隠すべきものがあるのではないかと突っ込みたくなる。

 そんな巨漢は露出魔のハラスメントプレイヤーではなく、(れっき)とした運営社員の一人だ。アバター名を『Mr.ヌード』というその巨漢は、貴愛(きいと)の先輩社員の岸辺元之助(きしべもとのすけ)だった。


「いい加減まともな服着てくださいよ、先輩」


「大事な部分は隠してるだろ。それに一般プレイヤーが見つけやすいように俺達社員組は目立つ恰好でログインするというルールじゃないか」


 彼ら運営社員アバターは他のプレイヤーの注意を引き、彼らが困っている時は古参としてアドバイスに乗るようにという会社からのお達しがある。

 シルクがメイド衣装を纏っているのも業務の一環だった。


「確かに先輩のアバターは目立ちますけど、そんなんじゃ誰も話しかけてくれないじゃないんですか?」


「フン、俺は今日既に十人のプレイヤーを導いてきたぞ」


「ぐっ、僕よりも多い……!」


「これでもお前より業界歴もLPOプレイ歴も長いんだ。まだまだ敗けんよ。第一お前は一人のサポートに時間かけすぎだ。ある程度教えたら適当に撒け」


「はい……すみません」


 やはり先輩社員だけあってゲームプレイのセンスも指導能力も時間の使い方も上手い。

 厳しくも優しい彼から学ぶべきことは沢山ある。口では多少きついことを言っても面倒見の良い先輩なのだ。

 だが露出の多いオヤジがメイドの少女に叱咤する姿は傍目にシュールだった。


「……今日はもう上がっていい。後三分で残業になっちまうだろ。ログアウトして日報出しな」


「え? 残業くらいなんともないですよ?」


「心意気は買うが時代はホワイトなんだよ。帰ってリアルに時間使え」


「……先輩! ありがとうございます!」


 案内人シルクはあくまでゲームの中の姿だ。アバターの殻を脱げばゲーマーの貴愛(きいと)に戻る。彼は現実に彼女がいるとか友人と遊ぶ予定があるわけではない。会社から帰ってやることはもっぱらゲームである。それでも早めに帰宅できるのは喜ばしいことだった。

 手早くLPOからログアウトしようと手を翳して虚空にメニュー画面を展開する。そして意気揚々と『ログアウト』のボタンを選択してタップした。――が何も起こらない。


「んー? あれ? おかしいな」


 選択が認識されないことや処理が遅れることはどんなゲームでも起こりうる。

 シルクはもう一度選択してしばらく待ってみた。

 だが結果は同じだった。


「あんれぇええ?」


「どうした?」


「先輩、僕のアバターログアウト処理がされないみたいです」


「そいつは穏やかじゃねーな。――って俺も駄目だ」


 Mr.ヌードも同じくログアウト処理が働かないようで困惑している。

 二人共ゲームからログアウトできないということは運営の中で何らかのバグが起きている可能性が高い。まだ他のプレイヤー達に混乱は見られないのが幸いだった。

 今の内に社内の人間に不具合を知らせようと通達を送信する。


「メッセージも送れないみてぇだ」


「えぇー!? そんな同時多発的にバグが発生しますかね!?」


「システムのデバッグは十分行ったはずだが……まぁ、こういうこともあるだろ。そう慌てなさんな。時間が経てば会社の人間も流石に気づくはずだ。取りあえず管理者権限で強制ログアウトさせるか、最悪ゲームのサーバー落とせば解決だぜ」


 経験豊富なためかMr.ヌードは冷静だった。フルダイブ型MMORPGでは初めての事態であるが、複合的にバグが発生すること、致命的な不具合発覚によりメンテナンスに移行することはゲーム業界では珍しくない。何十回、何百回とデバッグを繰り返しても特定の条件を見つけられずユーザーが初めてバグを踏んでしまうということもありうるのだ。


「じゃあしばらく待ちですね」


一般プレイヤーの生の声を聴き、ゲームに反映するよう開発チームに打診するのがシルクの仕事です。

その他、攻略に困っている初心者勢が匙を投げない様に導く役目もあります。


ログアウトができないことがプレイヤーに発覚していきます。

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