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PK集団との共闘

シルクたちと共にボスエリアに入った《B(ブラッディ).B(ブラック)

彼らが生き残るにはシルクたちに協力するしかありません。


 当然納得はできない《B(ブラッディ).B(ブラック)》団員達だが自分達の命が懸っているとなると話は別だ。一緒にボスエリアに入ってしまった幹部級の血濡れた(ブラッディ・キャット)と血濡れた(ブラッディ・ドッグ)の判断を仰ごうと二人に視線が集まる。


「アンタ達どうする? シルクの盾も長くは持たない。早めに結論出しな。もっとも……今更アタシと手を繋ぎたくないってんなら囮として使うだけだけど?」


「相変わらずだなイーグル。そうやっていつの間にかアンタの作戦通りに事が運ぶんだ」


 騎士の血濡れた(ブラッディ・ドッグ)は剣を納めてカリナの手を握った。

 相方の行動を血濡れた(ブラッディ・キャット)は激しく非難する。


「血迷ったか! ドッグ! そいつらのいうことを聞くなんて! 血濡れた俺達が今更カタギに戻れるとでも!?」


「たしかにな。けど死んじまったらどうにもならねぇ。PKギルドだろうと部下の命を守る必要があるんじゃねーのか? 言い訳は後でもできる」


「……くっ!」


 不服そうな者達もいるようだが、血濡れた(ブラッディ・ドッグ)の意見の方が優勢だった。皆自分の命は惜しいのだ。それまで敵意を向けていた者達は殊勝にな態度になり、シルク達の指揮下に入る。余りの代わり様にシルクも面食らったが、カリナだけは腑に落ちたようだった。


「ドッグ。思えばアンタは人一倍責任感が強かった。だから本当に人を殺しちまったことで自暴自棄になっちまったんだろ?」


「……昔話は後だ。イーグル。それよりアイツを倒すんだろ? 俺達は何をすればいい?」

「僕達に作戦があります!」


 シルクの作戦は第八層の『ボーンジャイアント』戦を踏襲したものだった。

 後衛職は前衛のメンバーの回復や援護射撃を行い、前衛は隙を見て相手に攻撃を仕掛けて、ヘイトを分散させるというものだ。レッサードラゴンのHPゲージを減らすのはもっぱらシルク達の役目である。しかし前衛職のPK達は怖気づいていた。


「やっぱり俺達捨て駒として使われるんだ」


「あんなおっかねぇドラゴンに突撃なんててきねーよ!」


 縮み上がる彼らを安心させるようにシルクはカウンター技でドラゴンを吹っ飛ばしてみせる。


「ご安心ください! 皆さんはボクが守ります! ボク達の味方である限り!」


 力強いシルクの言葉で先程守ってくれたことを思い出したのか彼らの恐怖心が少し和らいだ。そして起き上がってきたドラゴンの咆哮を合図に討伐作戦は決行された。

 固い外皮を持つ龍種には弱小攻撃は弾かれてしまう。必然的に強攻撃を強制されるが、スタミナや魔力の消費が強要される。


「駄目だ!」「硬すぎる!」「全然HPが減らねー!」


 《B(ブラッディ).B(ブラック)》下っ端の攻撃ではHPゲージは全然目減りしない。ただ敵の注意を引いてしまうのだ。攻撃の挙動も早く前兆が見えた段階ですぐに後退しなければ一撃でHPをごっそり削られてしまう。

戦闘経験の豊富なシルク達は問題なく回避できていたが、対人戦ばかりでモンスター相手の戦い方が疎かになっていた下っ端たちは回避の判断が遅い。特に前衛メンバーは少しでも体力を削ろうとして引き際を見誤っていた。当然レッサードラゴンも鈍い彼らを見逃すはずがない。精錬されたAIは屠るべき対象を無慈悲に選出し牙をむく。


「ガァアアア!!」


「わぁあああ!!」


 そんな彼らもシルクは見捨てず助けに入る。かなり離れていた場所からもユニークスキル〈ディヴァイン・コマンド〉を発動して駆け付けてくる。回復薬のリソースは決まっているはずなのにHPを削ってまで足手まといを助けに向かうのだ。大きな盾に守られる《B(ブラッディ).B(ブラック)》団員たちは途端に安堵感に包まれる。


「早く退いて体力回復に努めてください!」


「あ、ああ! すまない!」


 かつては殺し合った相手、命を狙った相手なのに救いに来てくれるシルクの存在が《B(ブラッディ).B(ブラック)》の士気を上げる。逃げ遅れてもメイドさんが守ってくれるという安堵感から攻撃に消極的だった前衛職のプレイヤーも次第に仕掛けていった。

 しかし良いことばかりではない。ユニークスキルを乱発したことでシルクの回復アイテムは激減していた。にも拘らず、レッサードラゴンのHPは三分の一も減らせていない。


「シルク、無茶しないで! 貴女の身体がもたないわ!」


「いえ、誰一人死なせません! 全員守らなければ彼らの信頼を失います! 約束は守らなければ……!」


 シルクは交渉時の約束を律儀に守っていた。一人でも犠牲者が出れば《B(ブラッディ).B(ブラック)》は士気を大きく下げると見越してのことだ。有言実行こそ彼女の長所である。

 ならば彼女が力尽きる前に皆で支えなければならない。そう決意した仲間達はシルクをあまり動かさないようにレッサードラゴンの注意を自分達に向けるように動く。

 ミチルは積極的に斬りこんでユニークスキル〈エクステンション〉を起動させる。一つの動作を続ける限りその能力値が拡張されるというものだ。


 敵の攻撃を回避して一撃入れるごとにその威力を格段に上げていく。そして彼女の剣技も第十層攻略で十分に仕上がっていた。ソードスキル〈サウザンドブレード〉という千の剣閃を放ち、レッサードラゴンのHPゲージを大きく削る。

 敵の反撃を受けてミチルの〈エクステンション〉は中断してしまったが、シルクばかりに無理をさせることは回避できた。さらに彼女が作った隙を活かしてリンネがユニークスキル〈イービルアイ〉を発動させ、幻術でドラゴンを精神攻撃していく。


「ククク、我が魔眼からは逃れられん! 我が下僕共! 続けて攻めろ!」


「「誰が下僕だ!!」」


 反論するが、彼らの怒りと敵意は無防備なモンスターに向けられた。

 相手が攻撃できなければその優位性を生かしてどんどん攻め立てていく。彼らが対人戦で磨いてきた卑怯な攻撃戦法が活きた瞬間だった。だが、その無秩序な攻撃がレッサードラゴンの〝逆鱗〟を破壊してしまう。逆鱗は龍種全員にある破壊可能な部位だ。壊せば大ダメージを叩きこめる代わりに敵の防御力・攻撃力が爆発的に上昇してしまうものだった。

 相手がバーサーカーモードに移行したことを察したMr.ヌードが叫ぶ。


「全員退避! 範囲破壊攻撃が来るぞ!!」


 彼の忠告から数秒後、レッサードラゴンは炎を纏、フィールド全体を攻撃してきた。凄まじい熱風がプレイヤー達に襲い来る。付近のプレイヤーに大ダメージを与え、遠方のプレイヤー全てに火傷状態を付与する厄介な攻撃だ。Mr.ヌードの忠告が間に合い、全員がドラゴンから離れていたが、熱風全てをシルクが防ぎきることはできず、過半数が火傷状態に陥った。


「皆さん、落ち着いて状態異常を治してください!」


「でもレッサードラゴンが進化しちまったぞ!」


「大丈夫! 火傷状態でも戦える男が一人います!」


 そう、皆を退避させたMr.ヌードこそ状態異常を付与されても動じないプレイヤーだった。彼はリンネを退避させるため敢えて至近距離からダメージを受け、火傷状態を被った上でレッサードラゴンに仕掛けていく。


「なんだ、あのブリーフ野郎! 自殺行為だぞ!」


「いえ、彼のユニークスキル〈ペインコンバージョン〉が発動中です。今の先輩はここにいる誰よりも強い」


 HPを削られるごとに能力値が上昇するMr.ヌードのユニークスキルは状態異常を付与されることで更に効果を上げている。

 たった一人で先程全員で攻撃した時よりもHPゲージを大きく削っている。

 押してはいるものの、長期戦は想定していない戦い方である。すかさずカリナ、リンネ、ミチルが追撃に動く。


「ハンタースキル〈ヴェノムショット〉!!」


「ソードスキル・〈ジャイアントスラッシュ〉!!」


「マジシャンスキル・〈フリージングエリア〉!!」


 カリナの矢は麻痺毒を付与させて動きを鈍くし、ミチルは巨大な斬撃を繰り出して相手の注意を引く。さらに寒さに弱い属性的弱点をついたリンネの攻撃魔法にレッサードラゴンは僅かに怯む。その隙にもう一撃入れたかったMr.ヌードだったが、流石に体力の限界を察知して火傷を治療した。だがHPを回復しきる前にレッサードラゴンの〈ヘイトブラスト〉が放たれ、彼の背後に赤黒い炎が迫る。


「くっ!! 万事休すか!?」


「ディフェンダースキル〈ライオットシールド〉!!」


 自身の盾の面積を広げて炎を捌ききるシルク。火の粉で火傷は免れなかったが、攻撃そのものは防ぐことができた。後衛の《B(ブラッディ).B(ブラック)》団員達はハイレベルの戦いに息を呑む。


「すげぇ!」「コレなら勝てるかもしれねぇ!」


「感心してる場合じゃねぇぞお前ら! 《B(ブラッディ).B(ブラック)》も参加したからには武功を立てろ!」


 檄を飛ばすのは騎士(ナイト)の血濡れた(ブラッディ・ドッグ)だ。

 彼は自ら手本を示すべく剣を抜き、レッサードラゴンへと立ち向かっていく。シルクら運営プレイヤーには及ばないものの天然の古参プレイヤーだけあってその太刀筋は見事である。ユニークスキルと抜群の才覚で成長を遂げたミチルに匹敵する剣技だった。


「ドッグ! 後ろに飛べ!」


 その様子を見守っていたカリナがユニークスキル〈セカンドサイト〉の未来視でサポートする。彼女のスキルも知っていた血濡れた(ブラッディ・ドッグ)は助言に従い回避行動をとった。その直後にカウンター技を決める。


「ギャァアアア!!」


 流石にHPを残り三分の一まで減らされたレッサードラゴンは苦悶の表情を浮かべて翼や尾で防御態勢を取り始めた。血濡れた犬(ブラッディ・ドッグ)が剣技で敵の防御を崩そうとするが、その前に遠方から二つの狙撃が双翼の盾を弾いて見せた。狙撃手はカリナと血濡れた猫(ブラッディ・キャット)だった。


「ふん、狙撃の腕は落ちてないみたいだな、キャット」


「旧世代の上官に出しゃばられては俺達の立つ瀬がないからな。前衛で戦っているのがドッグではなくお前なら迷わず射殺してやったんだが」


「言ってろよ、陰険野郎」


 憎まれ口を叩きつつも抜群のコンビネーションで前衛の血濡れた犬(ブラッディ・ドッグ)を補助し、彼の進むべき道を開いていく。初代《B(ブラッディ).B(ブラック)》の面子だけあって狩の腕は随一だ。満身創痍とはいえ巨躯の龍種を野兎の如く追い詰めていく。そして先輩たちの活躍を見た後輩《B(ブラッディ).B(ブラック)》達も加勢してレッサードラゴンへの猛攻は激しくなっていく。彼らが闘ってくれているおかげでシルク達はHP回復などに努めて英気を養うことができた。


「ハァハァ……『血濡れた(ベア)』と『血濡れた(アント)』がいればもっと楽なんだが」


 膝をつく血濡れた犬(ブラッディ・ドッグ)はかつて一緒に冒険し、デスゲーム化が原因で命を落とした戦友達を想い起こす。拳闘士(ファイター)血濡れた熊(ブラッディ・ベア)守護者(ディフェンダー)血濡れた蟻(ブラッディ・アント)。二人がいればもっと幅広い戦術を駆使して戦うことができただろう。


「安心してください。その代役――」


「――俺達がやってやる」


「お前ら……」


 シルクとMr.ヌードの背中にかつての親友たちの面影を見た血濡れた(ブラッディ・ドッグ)の目に再び闘志が宿る。彼は仲間達のサポートを受けてドラゴン目掛けて突っ走っていく。


「長らく忘れていたぜ。仲間と一緒に闘う頼もしさ、冒険の楽しさ、そして強敵に挑む緊張感を――!!」


 最後の一撃を入れようとソードスキルを発動させるが、大口を開けたレッサードラゴンが高火力技〈ヘルフレイム・ブレス〉を放つ方がやや早かった。


「ボクが守ります!」


 大盾を構えたシルクに守護された血濡れた犬(ブラッディ・ドッグ)はそのままソードスキル〈ドロースラッシュ〉を発動させてその首を狙う。――が尾に邪魔をされて威力が削がれたためトドメの一撃にはならなかった。


「クソッ、レベル不足か!」


「大丈夫! 私が決めるわ!」


 ユニークスキル〈エクステンション〉で加速力を上げていたミチルが他のメンバーの隙間を縫うように現れてレッサードラゴンの首を見事に横断した。

 同時にレッサードラゴンのHPゲージが0を示し、その巨体がポリゴンとなって消滅していく。その後ややあって虚空に『MISSION CLEAR』の文字が記された。


「「「わあああぁああ!!」」」


 恐怖のPKとして名を馳せた《B(ブラッディ).B(ブラック)》のメンバー達は自分達の身分を忘れて勝利に沸き立つ。ドラゴンに攻撃した回数を自慢して競い合う者。仲間のアシストに感謝する者など、彼らの振る舞いは一般プレイヤーと同じものになっていた。

 そんな中で血濡れた犬(ブラッディ・ドッグ)は一抹の悔しさを覚えていた。自分が成し遂げられなかったことを新人の女の子がやってのけたのだ。もう少しレベルがあったなら、モンスターとの戦闘経験を積んでいたならという気持ちが沸き上がり、気が付くと自分の心境を吐露していた。


「……俺が倒したかったな」


「次の機会はきっとあるわよ。貴方が攻略に動けばだけど」


 にっこりと微笑みかけるミチルの手をとって立ち上がる血濡れた犬(ブラッディ・ドッグ)

 その背後から懐かしい団長の声がかけられた。


「昔みたいに対モンスター戦を想定して努力してれば違っただろうさ。……しかし見事な剣技だったぞ、ドッグ。久しく忘れていた達成感を思い出したんじゃないか?」


「イーグル……。確かにな。俺も現実と向き直ってもう一度戦いたいと思った」


「ドッグならやり直せるさ。……でアンタはどうする気だ? キャット」


 カリナに後ろ手を結ばれている血濡れた猫(ブラッディ・キャット)は気まずい表情を浮かべていた。

 彼の心の中にも僅かに達成感もある。だがPKとして多くの命を手に掛けてきた彼は未だ悪としての立場を維持しようという考えもあった。二つの想いは拮抗し彼自身を葛藤させるが、相反する想いを抱えていても一つの結論だけは出ていた。


「一先ずPK活動は無期限停止だ。部下達の心をお前達に奪われた今、分が悪すぎる」


「良い答えだ。保身だけには頭が回るな~キャット。またアタシの生徒を狙いやがったらぶち殺すが」


 揶揄うようなカリナの言葉に舌打ちを返す血濡れた猫(ブラッディ・キャット)。今や多くの団員たちは攻略に参加し勝利した喜びに沸き立っている。PKのことなんて考えていないだろう。

 元々第二世代の《B(ブラッディ).B(ブラック)》は現実世界と仮想世界問わず挫折を味わって悲観した人間の集まりだった。それが仮想世界の虜囚となりデスゲームを強要されたことで壊れてしまったのである。だからこそ、ゲーム攻略の一端を担い成功体験を積んだことで彼らの心境が変化し始めていた。何より命懸けで自分達を守ってくれたシルク達に恩義を感じていたのである。そんな部下達の心情を読みとって血濡れた猫(ブラッディ・キャット)は保身に動いたのだ。


「――ふざけるな!!」


 歓喜の声は一人の男の怒声によってかき消された。

 声の主は今までボスエリア外に放置されていたゼノンだった。目を吊り上げて敵意を隠そうともせずシルクとMr.ヌードを睨み付けている。


「第十層をクリアして、いがみ合っていたPK集団とも和解して満足か!? 何故諦めない!? 何故絶望しない!? 鎖された未来の中で何故希望を見出せるんだ!?」


「――最初は運営社員としての責任感からでした。でも今は守りたいからです。仲間を守りたい。ユーザーの笑顔を守りたい。そして生きて帰りたいという皆の希望を守りたいんです」


「……ふざけるなよシルク! オレが守りたかったクロトアは死んでしまったんだ!! 守ってきたはずの奴らに追い詰められてな! 守るというなら何故お前はクロトアを守ってくれなかったんだ!!」


「――それは……」


「ゼノン!! 自分が守れなかったからってシルクに八つ当たりしてんじゃねぇ!! 大人げねぇ! 恋人を守るのはお前の仕事だろ!! 」


 酷なことを言っているのはMr.ヌードも分かっていた。ゼノンは皆のために攻略に動いていたのだ。クロトアを守りたくてもそばにいられない事情があった。

 それでも後輩に八つ当たりすることは看過できなかった。

 痛いところを突かれたゼノンは唇を咬み、悲痛な表情に変わる。


「うわぁあああああ!!」


 乱心した彼は近くの部下を斬りつける。慌ててシルクは彼らを庇うように割って入った。


「シルク、俺はお前が憎い! 何の犠牲も伴わずに全てを守り続けられるお前が憎い! 俺は全てを失ったのに何故お前は平気な顔で攻略を続けられるんだぁああ!!」


 ゼノンの攻撃は殺意に満ちていた。下手に飛び込めば斬り殺されてしまうだろう。いつの間にか彼の近くに残っていた《B(ブラッディ).B(ブラック)》の団員達もミチル達の下に身を寄せ降伏していた。彼らもまたシルク達の戦闘に魅せられ、ゼノンの狂気に愛想を尽かせたのだろう。

 ゼノンの攻撃を受けきったシルクは彼が落ち着くのを待った。


「ハァハァ……相変わらず硬いな、シルク」


「ゼノンさん、提案があります」


「提案だと?」


「ボクと決闘してください」


 その言葉に全員が息を呑んだ。


「ゼノンさんが勝てば僕を殺した後好きにしてください。復讐に走るもよしです」


「シルク、あなた何を言って――」


「その代わりボクが勝てば武装を解除し投降してください」


「いいだろう!! 乗ってやる!!」

B(ブラッディ).B(ブラック)》と共闘して見事エリアボスを討伐しました。

おかげで彼らとシルクら一行に奇妙な絆が芽生えました。

そうなると《B(ブラッディ).B(ブラック)》の頭目ゼノンは面白くありません。


シルクとゼノンの決闘で白黒つけることになりました。

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