表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/40

35. 閑話7 シルヴィ



 エレン達の魔物討伐部隊への参加情報は、あっという間に騎士団内に広がった。まあ、想定どおりだ。しかし、想定外の事も起きた。

 美人騎士4人の一斉転属に驚いた王国騎士団の少なからぬ騎士達が、エレン達と組むことになった魔導師のエリックやシンシアの情報を求め、宮廷魔導師団に照会を行った結果、逆に美人騎士4人がエリックのチームに合流する事が魔導師団内にまで知れ渡ってしまった。


 まあ、エリックに頼み込んでまでチーム入りしたい魔導師はいないだろう。

一応エリックは第二階梯魔導師でファミリーを率いている。規定では、後から来てエリックの上位になれるのは、第三階梯魔導師だけである。それ以外は全て、彼の指揮下に入る事になる。先任者の経験を考慮した合理的な規則と言えるだろう。

 しかし、エリックの下につく事を我慢出来る魔導師が、今の宮廷魔導師団にいるとはとても思えない。

 シンシアに続いて、第二王女殿下のパレードで一躍有名になった4人の美人騎士までもがエリックと行動を共にすると聞いて皆、かなり動揺しているらしい。


 一方、騎士団の方ではカトー護衛隊に参加したいと言う者がチラホラやって来るようになった。中には、仕切る気満々でやって来た阿呆貴族もいたのだが、そいつらには独自に魔導師を探した上で新チームを結成し、自由に活動してくれと言い渡してある。何せ、これは “魔導師護衛” 部隊だ。誰を護衛として指名するかは魔導師側に選択権があるのだ。そういう規則だと宣告し、問答無用で追い返している。


 それでも、そんな事は一切構わず押しかけてくる剛の者もいる。まあ、予想していた問題人物の一人だったのだが。


 女性騎士達の合流以降、連日騎士団の屋内訓練場の一つを借りて、彼女達向けに護衛隊で多用する陣形やハンドサインの練習を行っていた。本格的な訓練は王都を離れてからと説明しており、この場での訓練は基礎的なものばかりだ。


 遠征のための各種装備が出来上がるまでの日々を、せいぜい有効活用しようという訓練なので、自ずと限界はある。女性騎士達も騎士団員である以上、遠征のための装備は持っているのだが、カトー護衛隊が長年改良してきた魔の森に特化した装備は新たに揃える必要があった。とりわけ、シンシアは一から揃えるしかない。


 そうした訓練の場に遂に、問題の騎士がご登場だ。

そいつが訓練場に入って来た時、明らかにシルヴィの表情に影が差した。

エレンが、そいつとシルヴィの間に、さり気なく身体を入れたのが見て取れる。

大柄な体躯で30歳前後といった感じのその男は、二人の取り巻きを引き連れて現れると、いきなり宣言した。


「今日から、この護衛隊は私が指揮を執る!」


「ここの指揮権は、魔導師の私にあるはずですが?」


「ああ、そういう建前は良いんだ。実戦を想定して動くべきだろう。集団戦闘に、素人の魔導師がしゃしゃり出ても良い事は一つも無い。それに君は平民上がりだそうじゃないか。戦闘の事は、貴族で専門家の私に任せておけば良い。私が指示した時にだけ、魔法を放てば良いんだ。君に理解出来るかな?」


 うん、想像以上の人物だ。でも、同情の余地が無いから対処は気楽で良い。

ただ、言ってる事自体は何気に正しいんだよなあ。実際、部隊の運用はこの男が言っているとおりだし。まあ、指揮官がカトーとこいつでは、隊員の志気は雲泥の差だろうけど。それが、エリックの第一印象であった。


 ところで、横にいるシンシアがプルプル震えているんだが、どうやら自分のために怒ってくれているのだと思うと、エリックは不思議とこの男への怒りが収まり、冷静さを維持出来てしまうのだった。


 彼がそんな事を考えていると、その男は自分を睨み付けているシンシアに気づいたようで、舐め回す様に彼女を見ると、その美貌を認めホウ!と溜息を吐く。

そして、騎士の儀礼に従い、踵を打ち鳴らして大仰な敬礼をした。


「王国騎士団、第1連隊、第2中隊指揮官のデッカーだ。魔導師シンシア殿とお見受けする。今後は行動を共にする事となる。どうか、よしなに。」


「師匠! この人、気持ち悪いです!」


即座にそう叫ぶとシンシアはエリックのローブの袖を掴み、彼の背後に身を隠す。おっと、これは想定外。周辺にいる護衛隊や女性騎士の間から失笑が漏れる。


 このシンシアにだけ自己紹介をした失礼な奴、デッカーは頬を引きつらせながらカトー隊長の方を向くと、傲然と言い放った。


「カトー君、引き継ぎもあるから中隊本部へ同行願いたい。それとも、このまま私の指揮下に入って、従来どおり魔物退治を続けるかね?」


 シルヴィの表情が強張るのが見て取れた。そう、このデッカーという男は彼女がそれまでいた部隊の上官なのだ。彼女の事が大変お気に召しているらしい。

 かつて、配属早々の彼女に対して、二人きりの出張を無理矢理命じた事もあったという。この時は、困り果てたシルヴィから相談されたエレンが騎士団長に直訴して取りやめになったそうだ。

 しかし、その後も態度は変わる事なく、今年になってからは、


「君を落とすのに一年はかかるまい。その時には記念として、君がこれまで経験した事の無い豪華な祝宴を開いてあげよう!」


と言ったらしい。例の賭けの話を聞いた後では、語るに落ちる! である。

 騎士団長まで話が行っている以上、彼女の転属を止めるのは無理と考え、それならいっその事、この護衛隊自体を乗っ取ろうと考えた様だ。そして、王都から離れてしまえば最上位の指揮官となるから、後は何とでもなると。



 しかし、カトーに返答を求めるデッカーに横合いから声が掛かる。


「護衛隊は少人数ですから、指揮官と言えども魔物との闘いは避けられません。

あなたの近接戦闘の能力は問題無いのでしょうか? 何とも私は素人でしてね。」


 普通なら烈火の如く怒り狂うであろう無礼極まりない問いかけなのだが、デッカーは鼻を鳴らすと余裕の顔つきで、エリックにあっさりと言い放った。


「心配無用だ。魔導師殿。もし、お疑いなら、模擬戦でも披露しようか?」


「そうですね。ここは訓練場ですし、ちょうど良いでしょう。」


「分かった。相手は、、、そうだな。カトー君で良いかな?」


「いえいえ! 折角ですし、私自ら体験したいと思いますが、如何でしょう?」


流石にこの申し出には、デッカーの眉が跳ね上がる。女性騎士達も目を見開く。


「如何に訓練用の木剣とは言え、運が悪ければ只では済まないが本当に良いのか」


 デッカーはそう言った後に、はっとした顔をして、


「まさか、魔法か? いや、この場所では魔法を放つよりも剣の方が早いか。まあ、魔法はどうにでもなる。それよりも本気なのかね? 私と君とでは実力差は明らかなのだぞ!」


「ええ、構いませんよ。実力差があるという事は。それだけ余裕があるという事でしょうから、相手に怪我を負わせる事無く、勝負をつける事も可能でしょう?

寸止めでお願いしますよ。」


 エリックがそう言うと、デッカーは鼻を鳴らして、見るからに馬鹿にした態度で大仰に頷くと、訓練所の端にある木剣置き場へと向かった。

 エリックがそれを見守っていると、シルヴィがエリックの側に駆け寄って来た。大きく目を見開き必死の形相だ。


「あの男は、魔力持ちですよ! エリックさん! こんなの止めてください!」


 クールビューティらしからぬ取り乱したその姿は、彼女が決して心まで冷たい女性ではない事を如実に物語っていた。しかし、エリックはノンビリと返す。


「大丈夫さ。心配無い。」


 選んだ木剣を持って戻って来たデッカーが薄ら笑いを浮かべて言う。


「おやおや、シルヴィ! 君が応援すべきは私のはずだが。まあ、今回だけは許すとしよう。誰だって弱い方を応援したくなるもんだ。君は優しい娘だね。シルヴィ!ところで、魔導師殿、君は木剣を選ばないのかね?」


「いや、私は魔導師なんでね。使い慣れたこの魔導師の杖で臨みますよ。」


 流石にデッカーの眉根が再度跳ね上がったものの、エリックの事をすっかり舐めきっている様子で頷いて終わった。


「審判は、カトー君で良いだろう。言っとくが、始まれば魔導師殿の詠唱が終わるまで待つつもりは無いぞ。何故、魔導師に近接護衛が必要なのか、今日君は自分の身で改めて知る事になるだろう。それから如何に模擬戦とは言え、正規の武器以外を使用する場合、事故の可能性はある。そこは覚悟しておいてほしいものだ。」


 そう言うと、デッカーはカトーに向かって頷いた。カトーも頷き返し、訓練場の中央に向かう。立ち止まったカトーを間に挟み、10歩程の距離でエリックとデッカーの二人は対峙する。それは、魔力持ち剣士の距離と言われる間合いだった。


 デッカー、そして部屋の反対側にいる二人の取り巻きはニヤニヤ笑いだ。

護衛隊の面々は、無表情。4人の女性騎士は落ち着き無く二人を交互に見ている。シンシアは、何故か腕組みして泰然自若と言うか、平常運転に見えた。


 カトーは背後に2,3歩後退すると右手を振り下ろしながら鋭い一声を発した。


「始め!」


 直後にデッカーが途轍もない、ほとんど跳躍の様な突進でエリックに向かう。

そして、上段に構えていた木剣を一挙に振り下ろした。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 シルヴィは、この疫病神の様な上官が、強さだけは本物だと知っていた。少なくとも彼の率いる中隊100名ほどの中に、彼に勝てる者はいない。魔力持ちの剣士はそれだけ圧倒的なのだ。魔導師がデッカーに挑むなど信じられなかった。


 デッカーは自分に反抗的な部下に対して、時折、模擬戦での “事故” を起こす事で知られていた。もちろん、頻繁にではない。デッカーなりに、そこは調整しているらしく、年に1人か2人程度である。しかし、被害者に共通性がある事は中隊のメンバーなら誰でも知っていた。前回のそうした “事故” から、もう半年。


 十分に鍛えられた現役の騎士にすら重傷を負わせてしまう実力と容赦の無さが、この男の特徴なのだ。素人同然、いや本当に素人にしか見えないこの魔導師を相手にした場合、結果は見るまでもないだろう。しかも、怒らせてしまっている。

 間違い無く、打突練習のための人形扱いだろう。文字どおり瞬殺となるはずだ。


 この疫病神に祟られて毎日が本当に憂鬱だった。この魔物討伐隊への転属が実現して、ホッとする一方で、あの男がこの程度の事で自分を諦めるだろうかという、一抹の不安はあった。


 もし、この男が宣言したとおり、この部隊の指揮官となった場合、自分がどういう目に遭うかは明らかだ。カトーが助けに入ろうとしても、例によって訓練の名の下に排除されてしまうだろう。先ほどの口ぶりからも、この男は剣技においては絶対の自信を持っている。カトーなど歯牙にも掛けないほどに。


 やはり、自分は騎士団を去るべきなのだろうか。少なくとも、もうこれ以上仲間が犠牲となるのを見たくない。この魔導士のような犠牲者はもう沢山だ。

 しかし、無情にもカトーの合図が訓練場内に響き渡った。どうして、カトーは、この戦いを止めてくれなかったのかと、恨みがましい気持ちを覚えてしまう。


 開始と同時にデッカーは身体強化で一挙に踏み込み、木剣を振り下ろす。

その瞬間、シルヴィは思わず目を(つむ)(うつむ)いていた。その木剣の勢いは、どう見ても “寸止め” には、ほど遠いものである事は明らかだった。



「おいおい、寸止めはどうした?」

「まあ、身体強化としては、上、中、下の “下” が良いところでしょうかね」

「成体になりたての若い魔狼という感じですか? 参考にはなりませんね」

「ああ、何の工夫も無い。力任せの猪だな。全く以て、想定どおりだ」


 そんな会話が横合いから聞こえて来た。何とも場違いなノンビリとした口調。

目を開けて訓練場を見れば、驚いた事に、そこではまだ戦闘が続いていた。

 デッカーが突っ込むと、魔導師はヒョイと横に飛んでかわしている。何と言うか、達人の体捌きにはほど遠く、子供が地面に描いた悪戯書きの上をピョンピョン飛び回って遊んでいるかの様な、そんな迫力に乏しい飛び方に見える。

 それでもデッカーの剣は、この魔導師を捉えきれない。


「何回使った?」

「8回ですね。あのヘタレ具合から見て、あと2,3回というところでしょうか」


 カトー護衛隊の男達は、一体何を言っているのだろうか? シルヴィは混乱するばかり。しかし、それから3,4回剣を振り回した後、デッカーは床に崩れ落ちた。


「おっと、12回ですか。中々頑張った方じゃないですか?」

「そうだな、でも確かに魔力持ち剣士の予備動作というのは共通しているな」

「エリックの場合は魔力の高まりで、それがわかるんでしょう? 狡いですよ」

「まあ、剣士の魔力切れを拝めたのは貴重な経験だろ? 惨めなもんだがな」

「魔力持ち剣士が魔導師に魔力勝負を仕掛けられたら、こうなりますよね」


 本当に彼らは、何を言っているのか? シルヴィは最早、混乱の極みだ。


「俺たちみたいに剣技だけで攻めていれば、まだ勝てる見込みもあったろうに」

「しかし、エリックのあの飛び方! もう少しどうにかなりませんかねえ」

「まあ、そう言うな。あれでも身体強化による跳躍なんだよ。一応な」



 魔力が枯れ、両手、両膝を地に着いたまま、荒い息を吐き続けるデッカーの首筋にエリックは魔導師の杖を静かに押し当てた。誰もが勝負あったと思ったはずだ。


 この模擬戦の結果に、シルヴィは唖然とした。目の前の光景が信じられない。

結果だけ見れば、魔力持ちの騎士の完敗だ。しかし、あれを剣の闘いと呼んで良いものなのだろうか? 魔導師はデッカーの突撃を、ただヒョイヒョイとかわしていただけなのだ。一度も打ち合ってはいない。この様な闘い方がある事を目の前で示され、シルヴィは言葉も無い。

 そして、他の3人の女性騎士はと見れば皆ポカンとした、若い娘としては、どうかと思う様な間抜け面である。まあ、シルヴィも他人の事は言えないのだが。


 デッカーの取り巻き連中も呆然としている。しかし、エリックの護衛隊の面々は平常運転だ。何か、日常の鍛錬でも熟した後のような風情である。それは一体何を意味するのか? ひょっとして、この魔導師とその護衛隊の面々は、自分が想像していた “冴えない猟師集団” とは全く異質の存在なのだろうか? シルヴィの混乱した状態は、依然として続いたままである。

 眼前では魔導師が騎士に対して、穏やかな表情で敗北勧告を行っていた。


「これで勝負は着いたと思うけど、どうかな?」


 誰もがそう思うだろう。しかし、一度も打ち合う事無く無力化されたデッカーは到底納得出来なかったようだ。勝者の穏やかな態度に余計屈辱を覚えたのか、デッカーは歪んだ表情でエリックの杖を持つ手を睨み付けて吠え立てた。


「ああ! それが剣だったらな。だが、あんたは魔導師! そいつは剣じゃない!」


 護衛隊の面々から失笑が漏れた。エリックも苦笑しながら溜息だ。

しかし、そこで魔導師の表情が険しいものへと変わる。先ほどまでの温厚な魔導師とは全くの別人へと豹変する。


「おや? その言い訳が戦場で通用するとでも? あなたは確か戦闘の専門家だったはずだが? よろしい! ならば、ここからは魔導師の戦いをお見せしよう。」


 そう言うと彼はゆっくりと右手を持ち上げ、手首を返すと掌を上に向ける。

直後、その上方に火球が揺らめいた。人の頭より一回りほど小さい橙色の火球が。


「あなたは確か、寸止めルールの約束も破っていましたね。」


 四つん這い状態のデッカーが大きく目を見開く。その顔には明らかな恐怖が見て取れる。今の彼に、この火球を避ける術は無い。背後から切迫した声が響く。


「中隊長殿! そろそろ移動しなければ、次の会議が!」


 中々に上官思いの2人の取り巻きが駆け寄ると、それぞれデッカーの両脇を抱え上げ、そのまま立ち去ろうとする。そんな彼らにエリックが言葉を投げつける。


「魔導師に近接戦闘で敗れる護衛隊員など不要だ! 二度とその顔を見せるな。

それから、魔導師シンシアは私の魔導師ファミリーのメンバーであり、彼女の護衛部隊もカトー隊長の部隊同様、私の指揮下にある。今後、私の指揮下の者には二度と近づかぬ様にしてもらいたい。

 もし、彼らが不当な扱いを受けた場合、それは魔導師たる私への侮辱と見なし、宮廷魔導師団長を通じて国王陛下へ告発状を上奏する。分かったかね?」


 デッカーは、目を彷徨わせている。まさか、ここで国王陛下の名が出て来るなど想像もしていなかっただろう。エリックは、先ほどまでの穏やかな凡人とは全くの別人と化し、追及の手を緩める気は微塵も無いようだ。


「分かったかと訊いているんだ!」


 デッカーは呆然自失のまま頷き、了解したと告げると、2人の取り巻きに両肩を支えられながら訓練場を去って行った。エリックは火球を消す。


「流石は師匠! 無詠唱なんて凄すぎます!」


 シンシアによる、この状況では(いささ)か的外れなその呟きの意味するものを、この時のシルヴィは未だ理解してはいなかった。それよりも・・・


 ふと、シルヴィは訓練場内の光景が(にじ)んでいるのに気づいた。自分が涙を流しているのだとわかり軽くショックを受ける。俯く自分を誰かが、そっと抱きしめた。


 エレンだった。彼女は無言のまま、シルヴィの頭を撫でている。辺りは静かだ。

あのアイスドールが泣いている。訓練場にいる誰もが驚き、そして静かに見守る。


 しかし、訓練場内の沈黙を突き破る “勇者” がここにはいた。


「今夜も宴会! 行っちゃいます~?」


リンダの元気な叫び声に全員が頷き、その場は笑い声に包まれたのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ