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蒼炎のカチュア  作者: 黒桐 涼風
第三章 翼を持つ者
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3-後日談② ルナサイド

 ルナは今ピンチです。今、この能天気ムダニデカイチチコンビに潰されています。


 正確には、エドナさんがカチュアさんを抱き枕のようにして抱いて寝ています。ルナはその間にいるのです。


「むにゃ、むにゃ、ダメですよ……あたしはまだミルクは出ないですよ」


 どんな夢を見ているんですか?


 何だか、エドナさんは、さらに力一杯に抱き着いてきたのか、さらにルナが潰されています。抱き着くのが、カチュアさんじゃないのが、せめての救い。カチュアさんだったら、ルナはこの世にはいなくなっていたでしょう。


「そんな、力一杯に揉まないでください。そんなに揉んでもミルクは出ないんだよ」


 ああ……。揉まれているんだ。ホント何度も言いますが、どんな夢を見ているんだか。


 寝相と寝言が一致していなですよ。ルナはエドナさんの胸に潰されています。


「というか、起きてください!! もう朝ですよ!! お二人さん」


 カーテンで閉まった窓からは、旭日が入ってきています。そう、実はこの状況。二人が熟睡してから、ずっとだったのです。ルナは、目を開けた時には、この状況だった。


 大声で叫んでも、二人は起きなかった。


 この時誓った。もう、二人と一緒に寝るのはやめよう。このままだと、いづれかは窒息死してしまうかもしれないから。


 大きい胸と寝相の悪さは最凶の組み合わせだったのです。



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