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蒼炎のカチュア  作者: 黒桐 涼風
第二章 英雄の力
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2ー後日談 エドナサイド

 ロプ村の依頼から一週間後。


 カチュアさんは今まで、ボロボロの男物の服を着ていたんだよ。でも。


「カチュアさん、お似合いです!」


 今日からカチュアさんは新しい服というよりかドレスに近いのかな? を着ているんだよ。


 カチュアさんの髪と瞳の色と同じ、蒼いドレス。ただ……胸元が広く開いているんだよ。


 此間の依頼の報酬で、ルナちゃんに紹介してもらった服屋で、カチュアさんの新しい服を作ってもらったんだよ。


「ルナちゃんには感謝ね~」


 よく見ると、カチュアさんの靴も新しくしている見たいだけど、他の靴と比べると靴底がかなり厚いみたい。


「ねえ、カチュアさん。その靴、かなり変わっているような……」

「ルナちゃんが武器屋のおじさんに頼んで特注で作ってくれたの」

「ハルトさんと? ってことは、それ武器なの?」

「うん、ハルトさんから使い方教えてもらったわ~」


 う~ん、確かにカチュアさんは剣を使うよりも足を使うから。きっと、蹴ると岩が簡単に砕けるんだね。でも、カチュアさんの場合はそれがなくっても、蹴りだけで、鉄の塊を真っ二つにできそうな気がする。


「でも、このドレスも特注でかなりの金額になっちゃたらしいの〜。此間の報酬分、殆ど残っていないのよ〜」

「え? なんで?」

「ルナちゃんが言うには、わたしが今まで会った女性の中では、物凄く大きいから店に並んでいる服では、収まらないらしく特注してもらったらしいの〜」


 カチュアさんも苦労しているんだね。


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