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第一話 和楽の国

登場人物と重要なセリフはあとがきに書いておきます。

▪️

「ここは?私は確か。」

「お?目が覚めたか、よかった。これ飲めるか?」

目が覚めたら見知らぬところで見知らぬ男が声をかけてきた。

「あなたは誰?どうして私はこんな所に?」

「まあまあ、落ち着け。俺は帰り道の森で道に倒れてるお前さんを家まで運んであげたんだ。別に怪しいものじゃないよ。」

男はここまでの経緯を説明してくれた。

「あ、そうだ自己紹介がまだだったなw俺の名はニール。この世界でハンターをしているものだ。」

「私は時雨。よろしく、ニール。

一つ質問、ハンターをしてるってどうゆうこと?」

ニールはハンターだという。なんの事だか時雨にはさっぱりだった。

「ハンターを知らない?時雨、お前この世界の住人じゃないな?どこから来た?なんであんな所で倒れてたんだ?とりあえずあんたの質問に答えようか。」

ニールも色々と聞きたいことはあるようだが、ハンターについて説明を始めてくれた。

「俺たちハンターっていうのは自身の魔力を駆使して様々な依頼をこなし生活する人達のことだ。試験を受け、ハンターとしての資格を持ったものはギルドに所属し、そのギルドと契約をするとこでようやく正式なハンターとして認められる。ちなみに俺はこの近くの街「カイガ」というところのギルドに所属している。まぁ、団員は俺と幼馴染の2人だけなんだけどなw」

「なるほど、つまりこの世界で生きていくためにはハンターになってギルドに所属しなきゃ行けないわけか。」

「そゆことだな。じゃあ俺からの質問、どこから来たか教えてくれ。」

ニールは時雨についての質問をなげかけた。

「それがね、思い出せないの。自分の名前以外、でも私の故郷はここじゃないのは分かる。」

時雨は記憶を失っていた。ここに来る際自分の名前以外の記憶を忘れてしまったみたいだった。

「そうか、じゃあ行く宛てもないな、俺の家でいいならここに暮らすか?ちょうど空き部屋があるからよ、そこを時雨の部屋にするといい。」

「いいの?」

「もちろん、それにここで暮らすにはハンターにならなきゃ行けない。俺が色々教えてハンターにしてやるよ。」

こうして時雨とルークはお互いのことを話し合いあって、仲間になった。

「そうだ、ここなんて言うところなの?」

「ここは『和楽の国』。大5国のひとつだ。そんなこと言ってもここは小さな国なんだけどな。」

『和楽の国』、大5国、色々と知らない言葉に時雨は困惑していたが、昔から本を読むことが好きだった時雨は。

「ルーク街に図書館ってある?」

「ああ、あるぜ。どうしてだ?」

「明日そこに行きたい。色々知りたいことがあるから。」

「わかった、明日は案内がてらに図書館に行こうか。」

「ありがとう」

その日はルークの手作り料理を食べ、ルークの話を聞いていた、すると。

ガチャ

扉の開く音がして、その方を向くと1人の女性が入ってきた。

「ただいま、ルーク。いい匂いがしたと思ったらもう料理できてたのか。ところでその子は?」

「お、帰ってきたか、アイラ。」

(綺麗な人、この人がルークと同じギルドの幼馴染かな?)

アイラと呼ばれるその女性は、ルークから説明を受け、直ぐに時雨を歓迎してくれた。

「初めまして時雨。私はアイラ。ルークの幼馴染で「カイガ」でルークと同じギルドのハンターよ。よろしくね」

「よろしくお願いします。」

アイラは時雨のことを疑うこともせず、その後夕食を共にし、その日は眠りについた。

「部屋はここだ、ベットもあるから今日から自由に使ってくれ、じゃあおやすみ。」

「おやすみ、ルーク」

(和楽の国、ここが私が今日から生きていく場所。)


ここから時雨の記憶と大切なものを探す物語が始まる。

登場人物、単語解説

『時雨』 主人公。記憶を失い、その記憶を思い出すために旅に出る。18歳。


『ルーク』 時雨を助けてくれた男性。年齢は20歳。『カイガ』のハンターとして生活している。


『アイラ』 ルークの幼馴染であり、ルークと同じく『カイガ』でハンターとして生活している。


『和楽の国』 時雨、ルーク、アイラが暮らす大5国の一つだが、1番小さく、人口も少ないが『カイガ』は和楽の国の中で最も大きく人口の多くがそこで暮らしている。


『カイガ』 ルーク、アイラが拠点とする街。和楽の国でのハンター試験はこの街で行われる。


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