今度こそぼのぼの終了?
前のサブタイトルをぼのぼの終了としたが
あれは嘘だ
海都ノストレアス
漁業により発展を遂げた皇国でも有数の産業都市
結構キレイなところでもあり
また、魔法学園があることで有名
夏は暑いが冬はそこまで寒くないためそこそこ人気でもある
隣のお姉ちゃんなんてもう目をキラキラさせながら海に釘付けだね
可愛いなぁ
「そろそろ着きますので降りる準備をお願いします」
「「はーい♪」」
おや、早いなぁ
出発から2日か
まぁ、良い馬車だったよ
「あれがノストレアス魔法学園の寮でございますよ」
ふむ、良いではないか
まぁ、ノストレアス魔法学園は入るのに大金がいるので平民ではなかなか入れない
更にそこそこ良い貴族様も多いため失礼の無いように豪華かつ広く作られている
「ではセラリス様はこちら1クラス用の寮へ、アラリア様はこちら2クラス用の寮へご案内します」
ふむ、こればかりは仕方がない
あれ?何で?って言いたいみたいだね
これには深い事情があるんだよ
不快な事にね……
_二日前
「えええええぇぇぇっ!?何でぇぇぇぇ!?」
「そうですよ、お父上。私とアラリアが別々なんて……」
そう、この日発覚したのが、私とお姉ちゃんで通うクラスが違うのだ
これは由々しき問題である
ノストレアス魔法学園は大雑把に言うとクラスごとに校舎が用意されている
つまりクラスが違うと校舎も違うのである!
おぉい
まぁ、皇立って事は皇国が管理してるって訳だから大きく見せたいのはわかるけどさぁ
クラスは1~7まである
簡単に言うと1は格外魔法
2は火属性
3は水属性
4は土属性
5は風属性
6は闇属性
7は聖属性
こんな感じである
お姉ちゃんは勿論1クラス
だが、問題の私は2である
何故?
答えは簡単だ
使い方が不明、効果が不明、使用魔力も不明
ハイ、以上
まぁ、後ろの二つは少し知ってるけど
問題は使い方ね
それに、《時》と《概念》は忘れろってお姉ちゃん以外の神殿にいた全員に圧を掛けられた
めっちゃ怖かった
だから忘れた
私しーらなーい
でも、問題は続く
私、何でも使えるんですぅ
そうです、二つの影に隠れてるけど全部使えるんですぅ
魔法は基本一人一つ適正がある
だからって使えない訳ではないけど著しく効果が低くなる
稀に、四属性適正というものがあるらしいけど
適正魔法とそれ以外の魔法の真ん中ぐらいの効果らしい
レアだけど
評価は低い
因みに私は6属性適正
えへっ
……と脱線した
つまり私は何処を入れるかが問題なのだ
それで、学園の人とか色々来て話し合った結果
2である
勿論反対したさ
でもね、大人の本気の圧を受けたら首が勝手に上下に動くのよ
と、まぁ色々あって納得させられたの
でも、休みの日は会いに行けるから……
不本意ながら私の学生生活はこうして始まるのであった
今回も終了しなかった
次回、ぼのぼの終了!?