アラリア ピンチからのヒント
西野カナさんの歌って朝聞くと良い感じじゃないですか?
例えばhave a nice dayとか?
真夜中のマカロンでした……
何?……勉強……だと?
待て待て、勉強?何か拒否反応が起こるんですけど?
きっと世界を破滅させる危険な代物に違いない……
冗談だけど
「あれ?アラリアは魔法のお勉強が好きでしたよね?」
「えっ?……あー、うん」
「じゃあ、早速お勉強しましょうか♪」
え、何でそんな楽しそうなの?
魔法?何それ
美味しくなさそう
「ぁ、えっとぉ、そういえば用事が……あったような?なかったような?」
「ふふっ♪逃がしませんよ?(ニッコリ)」
ぎゃああああああああ
「ハイ、じゃあ魔法についてお勉強をするとしますか♪」
「…………ハイ」
軽々持ち上げられてお姉ちゃんの部屋に連行された……
「そもそも魔法とは何かを勉強しましょうか」
「魔法?」
何か古そうな本を開いて
「コホン、魔法と言うのは古くから伝わって来たものであって……」
魔法ねぇ
そういえば魔法あるんだっけ
何て、上の空で思考に耽っていたら
『カテゴリー《魔法》の情報を公開します。』
っ!?
『魔法とは古くは7500年前から始まり、自分自身または自然に宿る魔力を用いて発現させる奇跡。ただし奇跡には代償が必要。魔法とは本来奇跡を起こす物ではなく、世界を騙し理を書き換える性質を持つ。大きな奇跡の代償には使用者の命を奪い取る。普段使われる魔法では命は消費されない。大きな奇跡を発動させる事が出来るのは限られた人のみであり、多くの人はその本来の性質を知らない。本当の奇跡と呼ばれるレベルの魔法は原則一人一つしか使えない。』
《アナタガ求めルモのはキッと奇跡ノ先にアル》
求めるもの?
!?そうだ、確かヒントは開示されていくんだった!
今のは魔法の情報?
頭に直接入り込んできた……
奇跡……か
魔の法
人の命を奪い取る法
「アラリア?聞いてますか?」
「え?ああ、うん……」
「それじゃあ早速使ってみましょう♪」
「早速!?私使った事ないよ?」
「大丈夫です♪子供でも使えますから♪」
子供でも……奇跡軽っ!
まぁでも、奇跡にはほど遠いか
「それじゃあ、早速この本を浮かせてみてください♪」
……え
「お姉ちゃん?私、今魔法知ったばかりなのですけど?」
「え?」
「え?」
「出来ないのですか?」
「出来ません!」
お姉ちゃんは魔法に関しては天才でした……
できないよ……普通
思い出した様にねじ込みます
ははは
無理矢理とか言わないで