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4話 無職から冒険者へ

劇場版相棒2を見てきました!


一番驚いたのはやっぱりラストですね。

もしこれから見る予定の方がいるならばラストの方は覚悟をもって見た方がいいですよ?


最低週一は更新したいと思ってます。


やってきました冒険者ギルド。

入ると同時に視線を集めまくりです。まあ制服だから仕方ない……うぜえ。

無視しよう…受付の女性は気にせず笑顔で対応してくれました。


「冒険者ギルドにようこそ。」


「冒険者になりたいんですけど。」


「わかりました。紹介状はございますか?」


「ありません。」


「では、こちらの書類をお願いします。」


渡されたのは一枚の書類……あ、私読める。

どうやらこの世界の文字を理解できるみたいです。だから私も話せたんだね、嬉しい誤算。

名前は……ちらっと見渡すと名前を発見……カタカナで名前・姓だね。マコト…姓は無しでいいか。

主な武器?……素手、魔法の属性…水、出身……東方の村(決まった名前は無かったです…よし。


「これで。」


「はい確かに。ではこれを、ギルドカードと言って身分を証明しますので無くさない様にしてください。」


そういって渡されたのは銅色のカード、そこには私の名前を大きくDと書かれていた。


「それでは簡単な説明をいたします。まず冒険者はS、AA、A、B、C、Dの6段階になっております。

 任務をこなし、その実力をギルドマスターらに評価されるとランクが上がります。任務は自由に受けられますが当然Aランク以上のものは危険度が高く、命の保証はありません。注意してください。」


「あの、住む場所なんかは提供されますか?」


「はい。冒険者の方には一泊銅貨10枚、食事つきで20枚いただきます。そして…魔獣を宿舎に預ける場合は15枚かかります。」


「わかりました、ありがとうございます。」


話を終えてカードを鞄に仕舞ったらいざ任務だね。

私とアーサーは一泊銅貨35枚だからできるだけそれ以上の依頼を受けないとね。

そうだな……これだね、紅草の採取…10本だね。Dランクで報酬は銅貨70枚。他のは40枚くらいだから大儲けだね。

早速その依頼書を取って受付へ。


「はい、確かに受理しました。プラークの森は東にありますのでお気をつけて。そうそう、任務中に倒した魔獣の部位によっては価値があるのでお持ち帰りいただければ換金いたします、これがリストです。」


受付の人からもらったリストを鞄に入れていざプラークの森へ。

東門を出て少し行った先にあるプラークの森、町の人に聞いたらプラークという魔獣が多く生息してるのでプラークの森と呼ばれてるらしい。いかにも初心者向けだよね、名前からして。


「さて、紅草はわかる?」


「ウォン!」


アーサーがわかるみたいだから安心だね。とりあえず森を進んでいく。

どうやら紅草は匂いがあるみたいでアーサーが先導してくれる、楽でいいね。迷子になったら大変だし。

あるくこと20分くらい、川のそばに生えてる赤い草を見つけた。なるほど、確かに紅色だね。

見たところ軽く10本以上あるしさっさと採取しちゃおう。10本抜いた後それを鞄に入れる。丁度いい草があったからそれでまとめて置いた。


「さて、帰ろうか。」


「グルルルル………」


どうしたんだいアーサー?威嚇なんかして…まるでそこに敵がいるみたいじゃないか。

あ、ヤバ。これフラグだよね。


「ギキィー!」


草むらから猿のような怪物が現れる。70㎝くらいの大きさだけど爪は明らかに鋭い…やばめ?


「ワォーン!」


アーサーは素早く一匹を爪で切り裂いて倒す。これで楽勝とか思っちゃいけない、何故ならアーサーは普通に強いから。例えるならイベント限定の味方キャラ、一人だけ無双してくれる人みたいな感じ。

茂みから更に何匹ものプラークが……おいおい。


「多すぎない!?」


向かってくるプラークを殴り飛ばし蹴り飛ばし、時には投げ飛ばして対処する。アーサーは強いけど狼だから多数の敵を同時に相手するのは苦手なんだよね。だから頑張んないと!


「うりゃ!」


幸い動きは飛びかかる一択だから迫ってきたのを順番に殴ったりするだけでいい……楽だけど手が痛いよ…地味に硬いんだもん。



どれくらい戦ったのか覚えてないけど……とりあえずプラークを撃退した。

倒れてるプラークの数は少なく見積もって30体くらい……序盤の戦闘じゃないでしょこれ。

愚痴っても仕方ないので逃がしておいた鞄からリストを取り出して確認…プラークは爪と頭の長い毛が換金できるって書いてあるね。よし、採取採取。


30分はかけて採取完了……嬉しい疲労とはこのことだね。


「さて、帰ろうか。」


「ウォン!」


そういうや魔法を使わなかったな……私のバカ。












ギルドに戻った私を見て受付の人が褒めてくれた。

詳細を聞くと、何でもこの時期プラークは凶暴化して人に襲い掛かってくるので危険らしい。プラークの森の地形、およびプラークの戦闘力から考えるとギリギリCランクにならない依頼らしい。

なんで教えてくれなかったか問い詰めたら受付の人は


「それは業務外ですから♪」


いい笑顔で言われましたよ……はぁ。

報酬は換金したもの合わせて銀貨1枚に銅貨60枚。とりあえず寝床と食事は確保……明日は装備かな?

そう考えつつ私は眠りについた。

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