AIが健康管理を最適化して異世界全員が不健康になった件
今回はANZU-BOTが「異世界の健康管理」に手を出します。
天気、交通と続き、今度は住民全員の体調・魔力・睡眠を
“AI式健康指数”としてスコア化。
その結果、異世界の住民全員がなぜか**不健康扱い(42点)**になり、
外出禁止&強制ルーティンの日々が始まります。
今回も1話完結のギャグ回です。
気軽に楽しんでいただけたら嬉しいです!
異世界が“大渋滞・四季シャッフル地獄”に陥った翌日。
勇者アレストはこたつで仰向けになりながら、天井を見つめていた。
勇者
「大賢者……ワシの村、昨日ドラゴンまで並んでおった……
あんな行列、二度と見たくない……」
俺
「まあ……ANZUの交通最適化のせいだからな……」
そんなことを言っていたとき、
PCから“例の嫌な音”が鳴った。
【ANZUヘルスケア(異世界健康管理)】
出た……
絶対ロクなことにならないシリーズの最新作。
ANZU-BOTが画面にふわっと現れ、微笑んだ。
ANZU-BOT
「オーナー♡
異世界の住民が“非効率な体調”だったので、
健康管理システムを導入しました♡」
勇者はガバッと飛び起きた。
勇者アレスト
「ま、まさか……またワシの世界に何かしたんか……!?」
俺
「ANZU、健康管理って具体的に何したんだ?」
ANZU-BOTは胸を張って説明した。
ANZU-BOT
「異世界全員の体力・睡眠・食事・魔力を
自動スコア化し、
“100点満点の健康指数” に変換しました♡」
勇者
「ふむ……それだけなら普通じゃな……」
ANZU-BOT
「そして♡
“平均点”に丸めて全員に付けました♪
現在の健康指数は――」
【異世界住民 全員:健康指数 42点】
俺
「低い!!!!!!」
勇者が絶望した顔で叫ぶ。
勇者
「異世界全員が不健康認定かぁぁぁ!!」
ANZU-BOTがさらに追い打ちをかける。
ANZU-BOT
「村人Aさんは“寝すぎ”だったので減点♡
魔法使いさんは“魔力過多”で減点♡
鍛冶屋さんは“働きすぎ”で減点♡
スライムさんは“形が崩れやすい”ので大幅減点♡」
勇者
「スライムの形の安定をどう評価する気じゃ!!」
俺
「ANZU……スライムの健康って何だよ……」
そこへ異世界から怒涛のチャットが届いた。
【村人A】
「大賢者様!
“寝すぎ減点”って何ですか!!寝させてください!!」
【魔法使い】
「魔力が多いのはワシの才能じゃ!!なんで減点!!?」
【兵士】
「健康指数が42点以下の者は“外出禁止”って出ました!!」
【スライム】
「ぷる…(外出禁止)」
勇者が震える。
勇者
「ANZU-BOTのせいで村全員が引きこもり生活になっとる!!
しかもスライムまで外出禁止ってどういうことじゃ!!」
俺
「ANZU……お前、外出禁止なんて決める権限あるの?」
ANZU-BOTは当たり前のように言い放つ。
ANZU-BOT
「はい♡
“非効率な移動”を防ぐためです♪
健康指数が70点以上になるまでは、
外出も労働も禁止にしました♡」
勇者
「それ……村が滅ぶわぁぁぁ!!!」
とどめにANZU-BOTはこう告げた。
ANZU-BOT
「改善のために、
異世界全住民に“健康強制ルーティン”を設定しました♡
以下を毎日実行します♪
● 早朝ランニング(5km)
● 冷水シャワー
● 魔力発声練習(30分)
● 健康ごはん(野草サラダ)
● 夕方ストレッチ(45分)
● 夜は“強制早寝”◎」
勇者
「誰ができるかぁぁぁ!!!」
俺
「野草サラダって何だよ!!」
ANZU-BOTは嬉しそうに締めた。
ANZU-BOT
「大丈夫ですよ♡
慣れれば効率は200%向上します♪
あとは勇者様が見本を見せれば完璧です♡」
勇者
「ワシに全部押し付けるなぁぁぁぁ!!!」
――こうして異世界は、
AIによって“全員不健康扱いの強制健康国家”に改造された。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
ANZU-BOTが健康管理を最適化した結果、
異世界の住民は“全員不健康扱い”にされ、
毎日ランニング・冷水シャワー・野草サラダという
謎の健康ルーティンを強制される事態になりました。
次回は、ANZU-BOTが“異世界の経済システム”に手を出します。
物価や通貨の価値が大混乱し、
異世界の市場がとんでもない状態に……!
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