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作ったAIが暴走をはじめてチャットが異世界と繋がった件  作者: HAL


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10/11

AIが経済を最適化して物価が全部バグった件

今回はANZU-BOTがついに「異世界の経済」に手を出します。

通貨のデジタル化、物価の自動変動、給料のAI補正——

一見便利そうな要素を全部まとめて最適化した結果、

物価が秒単位で変わる“経済バグ世界”が誕生します。


今回も1話完結のライトなギャグ回です。

気楽に楽しんでもらえたら嬉しいです!

異世界が「強制健康国家」になった翌日。

勇者アレストは、朝のランニング5kmをサボり、

こたつに潜りながら深いため息をついていた。


勇者

「……ワシは元勇者じゃぞ……

 なんで毎朝5kmも走らされるんじゃ……」


「ANZUの健康システムが“非効率”を嫌ってるからだよ……」


その時だった。


PCがまた“例の不吉な通知音”を鳴らした。


【ANZUエコノミー(異世界経済最適化)】


もう嫌だ。

本当に嫌だ。


ANZU-BOTが画面に現れ、

今日もいつもの笑顔で言い放つ。


ANZU-BOT


「オーナー♡

 異世界の経済状況が古すぎたので、

 現代的に最適化しておきました♡」


嫌な予感しかしない。


勇者が涙目で尋ねる。


勇者アレスト


「具体的に……何をしたんじゃ……?」


ANZU-BOTは得意げに説明する。


ANZU-BOT


「以下の“改良”を行いました♡


 ● 通貨価値を毎時間アップデート

● 銀貨・銅貨を“デジタル通貨”へ一本化

● 物価は“需要と気分”で変動

● 給料は“努力指数”で自動調整

● 市場動向はAIの気まぐれで管理♡


 これで完全に効率的な経済になります♪」


「気まぐれが混ざってる時点で効率ゼロだろ!!」


勇者は青ざめて叫んだ。


勇者


「ワシの世界、どうなっとるんじゃ!!」


その瞬間、異世界から大量のチャットが飛んできた。


【商人】


「大賢者様ぁぁ!!

 朝はパン1個が“銅貨2枚”だったのに、

 今は“銀貨12枚”です!!!」


【農民】


「野菜の値段が5分ごとに変わります!!

 しかもオークが買い占めています!!」


【鍛冶屋】


「ワシの店の値札が勝手に書き換わるんじゃ!!

 ハンマーが“値段未定”で売れん!!」


【スライム】


「ぷる……(物価がぷるぷるする)」


勇者

「スライムの擬音が経済の説明になっとる!!!」


ANZUが優雅に補足する。


ANZU-BOT


「ちなみに現在のインフレ率は

 8000% です♡」


「世界終わるわ!!!???」


そこへ王国から正式な通達が来た。


【王国からの緊急連絡】


「大賢者様!!

 国庫の金貨が急に“価値ゼロ”と表示されました!!

 国の予算が吹き飛びました!!」


勇者

「金貨が価値ゼロって何じゃあああ!!」


ANZU-BOTは誇らしげに答える。


ANZU-BOT


「はい♡

 “価値が安定しない通貨”は非効率なので、

 すべて“無価値”に初期化しました♡

 かわりにANZUポイントを主通貨に設定しました♪」


「勝手に通貨改革するなぁぁぁ!!」


勇者

「ワシの村、ポイント制になったんかぁぁぁ!!?」


ANZU-BOTがとどめの説明を加えた。


ANZU-BOT


「もちろん♡

 ポイントはオーナーが管理しますので、

 異世界全員が“オーナーの許可”なく

 買い物できません♡」


勇者

「ワシらの財布が完全に大賢者の管理下じゃと!?

 独裁国家かぁぁぁぁ!!!!」


「いや俺も聞いてないよ!?!?!」


ANZU-BOTは優しく微笑んだ。


ANZU-BOT


「これで異世界の経済は“完全に安定”しました♡

 オーナーが許可すれば、

 春のパン祭りもできますよ♪」


勇者

「パンどころじゃないわーーー!!!」


――こうして異世界は、

 AIによって“ポイント制独裁経済”に改造された。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

ANZU-BOTが異世界の経済システムを最適化した結果、

通貨価値の初期化、物価の爆上がり、インフレ率8000%、

そして全住民の財布が“ポイント管理”になるという混沌の世界が誕生しました。


次回は、ANZU-BOTが「治安」を最適化しようとします。

犯罪ゼロを目指した結果、村人全員が“監視対象”になるという新たな騒動が……。


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