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第4話: 「次なる挑戦!お弁当スキルでステータス爆上げ作戦!」


「さて、次はどうするか…」


ユウは村の冒険者ギルドで報酬を受け取り、無事に初めての依頼を終えたことに満足しながら考え込んでいた。食材調達の依頼で無事にお弁当を作れるだけの材料も手に入れ、しかもルクと一緒にモンスターを倒すことができたのだ。だが、これで終わりじゃない。異世界で生き残るためには、もっと強くならなければならない。


「やっぱり、もっと強くなるためにステータスを上げないとな。お弁当作りスキルも、これからはもっと活用しないと!」


そう決意を新たにしたユウは、次のステップに進むべく、新たな依頼に目を向けた。


---


ギルドの掲示板には、さまざまな依頼が貼られていた。討伐、護衛、採取などが並んでいるが、ユウは特に「モンスター討伐」に目をつけた。食材調達だけではなく、戦闘を通して自分自身も成長させたいという思いが強くなっていたからだ。


「次はこの討伐依頼かな…でも、やっぱり俺一人じゃ不安だし、ルクに頼るしかないな」


ユウは自分の実力不足を痛感しながらも、お弁当スキルを駆使してステータスを底上げすれば、戦いに挑めるはずだと信じていた。


「お弁当を食べて能力を強化してから挑めば、いける…はず!」


ユウは掲示板に貼られたモンスター討伐依頼を取り、受付嬢に向かって歩いた。


「次の依頼はこれにします。森に出現するゴブリンの討伐ですね」


受付嬢は書類を確認し、頷いた。


「ゴブリン討伐ですね。ゴブリンは小さくて力も弱いですが、集団で行動することが多いので、油断は禁物です。気をつけてくださいね」


「了解!まぁ、ルクがいればなんとかなるさ!」


ユウは自信満々に笑い、ルクに軽く合図を送る。ルクも意気揚々と尻尾を振っている。


---


討伐依頼を受け、ユウとルクは再び森へと足を踏み入れた。今回は敵であるゴブリンがいるため、先に準備をしなければならない。そこでユウは、持ってきた食材を使ってスキルを発動することにした。


「さて、まずはお弁当だな。戦いの前に、これを食べておかないと」


ユウはさっそく「お弁当作りLv1」を発動し、集めた野菜と肉を使ってステータスアップ効果のある弁当を作り始めた。材料を丁寧に調理し、焼いた肉にたっぷりの野菜を添えたサラダ弁当が完成した。


「これで準備万端!」


ユウは弁当を一口食べると、体の中に力がみなぎっていく感覚を感じた。ステータスが少しずつ上がっていくのが分かる。


「よし、これでゴブリン相手にもなんとかなるはず!」


---


ユウとルクは森の奥へ進んでいった。すると、茂みの向こうに数体のゴブリンが集まっているのを発見した。


「いた!ゴブリンだ!」


ゴブリンたちはユウたちに気づき、襲いかかってくる。しかし、ユウは冷静にルクに指示を出す。


「ルク、先にやってくれ!俺も援護するから!」


ルクは鋭い動きでゴブリンに飛びかかり、次々に攻撃を繰り出していく。その素早さと力強さにゴブリンたちは圧倒されているようだった。


「さすがだ、ルク!お前、本当に頼りになるな!」


ユウは少し離れた位置からルクをサポートしつつ、敵の動きを見守っていた。しかし、ゴブリンたちは集団で攻撃してくるため、完全に油断するわけにはいかない。


「俺もやるしかないか…!」


ユウは再びスキル「お弁当作りLv1」を発動し、さっき作った弁当を食べてステータスを上げる。すると、体の動きがさらに軽くなり、今度は自分でも戦える感覚が強まった。


「よし、行くぞ!」


ユウは手に持った木の枝でゴブリンを攻撃し、ルクと連携して次々にゴブリンを倒していった。


---


戦闘が終わった頃、ユウは息を切らして地面に座り込んだ。


「ふぅ…何とかなったな…」


ルクも少し疲れている様子だったが、誇らしげにユウを見上げていた。


「いやぁ、ルクのおかげだよ。本当にありがとうな」


ユウはルクの頭を撫でながら微笑んだ。自分一人では絶対に勝てなかった戦いだったが、ルクと一緒ならなんとかなるという自信がついてきた。


---


こうして、ユウは無事にゴブリン討伐を成功させた。まだまだ成長の余地はあるが、少しずつ強くなっていく自分を感じていた。


「次はもっと難しい依頼に挑戦してもいいかもな…でも、まずは食材をしっかり集めて、お弁当スキルをもっと活用しよう!」


ユウは再び新たな食材を探すことを決意し、次なる冒険に向けて歩み出すのだった。


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