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第1話: 「最弱スキルで異世界転生!?俺の冒険はお弁当から始まる」

お弁当から始まる物語


「……ここ、どこ?」


目を覚ました瞬間、ユウはまずその違和感に気付いた。周りを見回すと、目に入ったのはどこかの森の中。見たこともない木々や、鳥の鳴き声が聞こえてくる。


「え、これって夢……じゃないよね?」


ユウは自分の頬を軽くつねってみる。


「痛い……やっぱり夢じゃないのかよ!」


なんでこんな場所にいるのかさっぱり分からない。たしか、アパートのベッドで寝ていたはずなのに、起きたらここ。しかも、見慣れない風景。これってまさか……。


「転生ってやつか!?いやいや、さすがにそんなことあるわけないだろ……」


そんなことをブツブツ言っていると、突然、頭の中に「ピコン!」と電子音が鳴り響いた。


「なんだ!?いきなり頭の中で音が……」


次の瞬間、目の前にまるでホログラムのような画面が浮かび上がった。


########################################


ユウのステータス

名前: 天城ユウ

レベル: 1

スキル:

- お弁当作りLv1

- 靴紐を結ぶLv1

- ゴミ捨てLv1

- ひとりごとLvMAX


########################################


「はぁ!?何このしょぼいスキルのラインナップ!?」


ユウは画面を見て思わず叫んだ。転生したとか、異世界に来たとか、そんなことよりも、まずこのステータスがひどすぎる。戦闘に使えそうなスキルは皆無。どれも日常生活にしか役立たないものばかりだ。


「お弁当作りって……戦う相手にお弁当でも渡せばいいのかよ!?」


頭を抱えながらも、とりあえず冷静になろうとするユウ。異世界に来たら何かしらの強力なスキルが与えられる、という夢のような展開を期待していたが、現実は厳しい。


「これ、どうすりゃいいんだ?」


そう呟いた瞬間、突然また「ピコン!」と音が鳴り、画面に新たなメッセージが表示された。


チュートリアル開始: お弁当作りLv1を実行してください


「……まじかよ。チュートリアルがお弁当作りってどういうことだ?」


文句を言いながらも、ユウはとりあえず「お弁当作りLv1」を試してみることにした。目をつぶって集中すると、手元に突然何かが出現した。


「えっ、なにこれ?」


ユウが目を開けると、そこにはお弁当箱が。そして中には、ご飯とおかずがちゃんと入っている。


「おお!これは思ってた以上にちゃんとしたお弁当だな。いや、でもこれ、どう使えってんだよ!?」


戦闘向きとは到底言えないが、食料は確保できたらしい。ユウは少し安心しながら、お弁当を手に取り一口食べた。


「……う、うまい!?ちょっと待って、これ普通にめちゃくちゃ美味しいぞ!」


自分で作ったはずの弁当があまりにも美味しいことに驚くユウ。しかし、すぐに冷静さを取り戻し、再び現実に目を向ける。


「いや、でも結局これじゃ戦えないんだよな……」


その時だった。突然、ユウの前に現れたのは一匹のモンスター。小さな狼のような生き物が、ユウをじっと見つめている。


「えっ!?マジで、いきなりモンスター!?どうすりゃいいんだよ!」


慌てるユウだったが、手元にはお弁当しかない。


「しょうがない!とりあえずこれだ!」


ユウはとっさにお弁当をモンスターに投げつけた。すると……。


「……な、なんでこうなる!?」


モンスターはお弁当を一瞬で平らげ、なんとユウに懐いてしまった。


「ちょっと待てよ、これってどういう展開!?お弁当でモンスターを手懐けるって……予想外すぎるだろ!」


こうして、ユウの異世界での冒険は、お弁当作りとともにスタートしたのだった。戦闘スキルもチート能力もなく、最初はしょぼいスキルしか持たない彼だったが、少しずつ成長し、やがてこの世界で予想もつかない力を手に入れることになる――。

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