表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

互いの譲歩

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

色々、お譲りして下さったと思ってますよ。

九曜様のモデルとなった方のお話。

「細身で目付きが鋭い感じで……」

「……」

私がそう申し上げた事が事の発端であった。周りの空気が段々と冷たくなり、御方おんかたが不機嫌に思われている事は、顏を拝見しなくともすぐに分かった。

「……もう少し筋肉質な男性像に致しまする……」

「あぁ、その様に」

理想像を静静と胸元へ引き下げて頭を垂れると、御方は低い声で了承をなさった。同じ轍を踏む訳にはいかない。私は静かに頭を垂れると、慰める様に髪にお触れになる。

厳しい方ではある。けれども話をお聞きにならない訳でもない。機会はまだある。悲観してはいけない。ただ筋肉……筋肉……。今まで好みの人物にその様な者が該当しない故、イマイチピンと来ることはなく……。

そう思って踵を返そうとした時だった。御方からお声がかかる。

「……お前の好みそうな者を見繕ってやる。参考にすると良い」

そう仰られたのが、凡そ一ヶ月前。宣言通りに、私が好みそうな男性像がやたらと目に付いた。物静かで、理知的で、ともすれば突き放すかの様な男性像。けれども思った事がただ一つ。想像していた以上に肉の付き方が控え目だった。これくらいで……良いのだろうか……? 今少し盛った方が……。

そんな思いを胸に抱いて、再度御方の元へ訪れた。御方は心做し上機嫌で私を見下ろすと、スルスルと頬を撫でて下さる。

「どうだ? 俺の目に狂いはないであろう?」

「いや、あの、その!! 確かに私の好みの真ん中なのですけど、筋肉の付き方、控え目かと存じます。今少し盛り上げた方が……」

お会いして早数年。神様の視点からすれば瞬き間。それでも事細かに私の好みを把握し、素早く縁をお結びになられる。

「お前の申す通り、今少盛った方が今の俺に近い。だが、余りに過ぎるとお前が恐れるであろう?」

いやいやそんな事は御座いませぬ。と軽口を叩いて返すつもりだった。つもりではあった。が、一番最初に見た画像検索。長身で強面で筋肉質な男性が成人女性に迫る画像。それを見た時に私の精神が拒絶した。『怖い』と『逃げたい』と。それ以降、流れる画像は皆総じて紳士だった。

「……仰せの通りに。そうして有難う存じます」

「良い」

梅香の君の、話が、書きたいです!!

ただ良い感じの話が浮かばず、断片ばかりなので、( ・᷄-・᷅ )な顔して考えてます。


梅香の君の時は、

『好きに書いていいよ〜。困った時は来てね。相談乗るから』

という感じだでした。

十中八九、思いきり想像通り。です。


九曜様の場合は、何度か改変してます。

『細身で書きたいのですが……。筋肉の書き方が分からないのですが……』と申し上げた後、


九曜様のモデルとなった方の特別展開催。

全て筋肉質な男性像。

画像検索すると、特別展で拝見した程ではないけれど、筋肉質な男性像の漫画、イラストが目に止まる。等々


『俺はそこまでヤワではない。故、書ける様、資料を用意した。好きに見て学べ』

と仰られている気がしました。


でもこれでも、想像の六割くらいの筋肉なので、かなり譲歩して戴いたと思っております。

ほんとうはもっと筋肉質です。


優しいですよ。

怒らせると怖いですが、本当に怒る前に、何かしらの宣告はならさる方なので、全然お優しい。


有難う存じます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ