表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
229/468

143話 バトル?


ドラコーンさん「リトス教の神官が人の話を遮るとは何とも行儀がいいな」


 皮肉全開で枢機卿達を見たドラコーンさん。天華の返答を聞けなかった事に大変ご機嫌斜めのようだ。


枢機卿「これは申し訳ない。ですが、抜け駆けするのやめて頂きたいですね。我らが主神様のご加護を得たデューキス子息と、その守護者である聖獣様方今後に関する交渉はリトス教を通して頂きたいですね」


(・・・はぁ?何言ってんだこの人?)


 急に訳の分からない理由で、オクトゴン竜人国の外交特使であるドラコーンさんを牽制し出した、イエロザーパト聖教国の外交官のモーメン枢機卿。彼の言動に流石の僕も眉を顰めた。


(いつそんな取り決めが出来たんだ?・・・この人、自分がその窓口になると公言して自分の地位を上げようって腹か?・・・それともドラコーンさんの提案に困惑していた僕を助けようとでもしてたのか?・・・・いや、そんな事はないか、この人、エゴイスト気質みたいだし、何か思惑があっての事だろうな・・・(。-∀-))


 そう結論付けて、相手が恩を着せてくる前にあの発言を否定しなければ。と、思い口を開こうとした時・・・


父様「枢機卿、今の発言はどう言う事でしょうか?いつの間に聖教国が我が息子の交渉役になったのですか?私はそんな話お聞きしたことはありませんが?」


ドラコーンさん「ん?ふむ・・・」


 鋭く真剣な目で枢機卿を見ながら問いただした父様。いつもとは全く違った厳しい表情で相手を見ているので、少し意外だと思いながら自分の父親を見上げた。


(おう、父様が珍しく激オコ?それに母様も笑顔だけど笑顔に圧があるような・・・これは、大人に任せないといけないお話かな?( ̄∇ ̄))


 そう思っていると、周りがやたら静かになっていたのに気づいた。


「?ライ兄様?ヘリー姉様?」


 不思議に思い周囲を見回すと、先程まで後ろの方で仁達と会話をしていたはずの兄と姉が、いつの間にか僕の近くまできていた。するとライ兄様が僕を庇うように前に出て父様の横に並び、ヘリー姉様が後ろから僕の肩を包むように抱き寄せた。


(あ、やっぱり、僕がお話ししちゃいけない感じ?・・・うん、まぁ、僕が喋ると余計なこと言いそうだから父様達に任せとこう( ´ ▽ ` ))


 と、自分の迂闊さを披露しないで済むならその方がいいかと思って、傍観モードに入った僕。


枢機卿「おや?返答にお困りのご様子だったので代わりにお答えしようと思ったのですが・・・余計なお世話だったようですね?」ニコッ


 と、心にもない事を飄々と言い放った。


(うっわっ!何ってんだこの人!さっきは返事をわざと遮ったくせに!助けたふりして、あのまま父様が問いたださなかったら、あわよくば自分が本当に僕の交渉窓口に収まろうって算段だったんだろうな、マジで余計なお世話だよ!全く!中々図々しい人だね!o(`ω´ )o)


父様「ええ、お気遣い頂きありがとうございます。ですが、そちらの手を煩わす事など“今までも、これからも“、絶対にあり得ませんのでお気になさらないでください」ニッコリ


(おぉぅ、父様から(助けを求めた覚えはねぇし、これからもそんな事はおこらねぇよ!)って副音声が聞こえた気がするぅ~!(*゜▽゜*))


枢機卿「・・・そうですか、いやはや、ご家族仲がよろしいですね。ですが子供はいつか親元を離れる日が来るものです。特にどなたか気になる異性が現れたりなどね・・・」


(ん?なんで急に恋愛話?(。-∀-))


 傍観モードに入って状況を見守っているうちに急に話が変わって頭に?マークを浮かべていると・・・


 ぴくっ


父様「何が仰りたいんでしょうか?この子にはまだ決まった相手などおりませんよ?」


(そうそう、今の所、異性で好きな子はいないよ?(´・Д・)」)


 父様は視線を鋭くさせ、枢機卿の思惑を探ろうとしていた。


枢機卿「それは存じておりますよ?ですが、先日、私が滞在しておりました市街地の教会にて、公爵夫人とデューキス子息にご訪問して頂いたさいにご紹介した、こちらの神官とご子息様がとても仲良くなさっていたので親離れも近いのかと思ったまでですよ、ね?スルージバ神官?」


 そう言って押し出したのは例のシスターちゃん、“ヒュムネ・スルージバ・フィデール“だった。彼女は枢機卿に紹介されて、照れた様子で僕をチラチラ見てくる。


(はぁ⁉︎僕が“いつ“あの子と仲良くしてたって?しかも今の言い方だと、僕達親子がシスターちゃんとの顔合わせのために、わざわざ教会に出向いたみたいな話し方じゃないか⁉︎・・・は、嵌められた!あの日僕らが来るのを知っていて、前の日からわざとあそこに滞在して予定にない炊き出しまでして、奉仕活動するシスターちゃんと僕を出会わせたんだな?この枢機卿・・・、ちっ、前もって訪問の知らせを入れたのが仇になったか・・・(*`3´)・・・あれ?さっきまで一緒にいた大司教さんと他の神官さん達はどこいった?おーい、誰でもいいからこの人達回収していって~!)


父様「!、なんの事ですか?」


シスターちゃん「は、はい、あ、あの、先日は危ないところを助けて頂き有り難う御座いました。デューキス様。本日もお会いできて嬉しいです♪宜しければこの後の最初のダンスのお相手になって頂けませんか?」


 父様の言葉を遮り話し始めたシスターちゃん。


「・・・・・・・」


 シスターちゃんにそう話しかけられても僕はガン無視を貫いた。


(いくら、聖女(仮)とは言えと父様達や僕にも挨拶もなしに親しげに話しかけてくるとは・・・それに、最初のダンスの相手をして欲しいって自分から言うなんて、なんて非常識な・・・)


*このような公式のパーティーや舞踏会などでのファーストダンスは、婚約関係か夫婦関係の相手と踊るのが常識で、そのダンスに誘うのは男性からと言うのがマナー。なのでシスターちゃんが自分から誘ったのは、周囲からはしたないと思われるのが普通。しかもその誘い方も相手が長い付き合いで奥手の場合、周囲も理解し応援する状況ならまだしも、まだ会うのが2回目の相手にするようなものじゃない。


シスターちゃん「あ、あの?デューキス様?」


 話しかけたのに返事が返ってこなかったことに困惑するシスターちゃん。


枢機卿「おや?照れておいでですか?」


 その行動を照れていると解釈した枢機卿。わざとらしく大きな声で言った彼の言葉に父様が・・・


父様「いや、違うt・・・」


シスターちゃん「まぁ、そうなのですね、私が急ぎすぎたのでしょうか?」


 「違うと思う」と、言おうとしたところにシスターちゃんが、これまた大きな声で勘違いした言葉を放った。


枢機卿「はははっ、デューキス子息はお優しいですから奥手なのでしょう、あまり急ぎすぎない方がいいですよ。これから学園でもお会いできるのですから」


ライ兄様「おい、・・・」


シスターちゃん「あ、そうですね!これから頻繁に会えるんですよね!できれば今日のダンスを一緒に踊って頂きたかったですが・・・次の機会を楽しみしていますわ♪デューキス様♫」


 その後も父様や兄様の声にも気づかず、都合のいい解釈をして話を進めるシスターちゃんと枢機卿の2人に、僕と僕の周りにいた全員が絶句。あまりの事に呆然としていると・・・


ドラコーンさん「この2人は人の話を全然聞いてないな・・・」ボソッ


 と、つぶやいた外交特使。


(ですよね!(*゜▽゜*)・・・まぁ、シスターちゃんは天然だと思うけど、枢機卿の方はわざと聞こえないふりをしているし、その上でシスターちゃんに勘違いさせて操ってる。しかも僕の印象を自分の都合のいいように周囲に植え付けようとしているな、・・・てか、誰が照れ屋で奥手じゃいっ!o(`ω´ )oマジイライラするな!誰でもいいからこの2人を回収して!)


 思い込んだらまっしぐらのシスターちゃんを上手く誘導し、相手に反論する機会を奪って周囲を勘違いさせる。そんな手口を披露する枢機卿に、いい加減僕はもちろん父様達の苛立ちは高まってきていた。

 そろそろ色々とキレそうな自分を押さえ込みながら、誰でもいいので2人を回収して欲しいと思っている時に・・・


?「はははっ!何とも愉快な会話が聞こえるな!私も混ぜてもらえぬか?」

           

 快活な笑い声を上げながら会話に入り込んできたのは、紺色の髪にエメラルドグリーンの瞳をした青年。


(あんれぇ?この人どこかで見たことあるような?( ̄∇ ̄))


 どこだっけ?と思っている間に、その人の後ろからやって来た女の子を見てすぐに理解した。


(あぁ!レーギーナさん⁉︎じゃあこの人、ライヒスル帝国の皇家の人だ!絶対レーグルス君のお兄さんだ!顔そっくり!それに何処となく第二皇子さんにも似てるΣ('◉⌓◉’)・・・・ん?レーグルス君は第三皇子だったから・・・その兄さんて、ことは・・・この人は第一皇子?・・・っ⁉︎、えぇっ⁉︎なんで帝国の皇太子がここにいんの⁉︎Σ(°▽°)どうなってんの⁉︎皇太子がめっちゃ軽い感じでパーティーに参加してんだけど⁉︎これただの学園の年間行事の一つに過ぎないんだよ⁉︎(*゜▽゜*))


 脳内ですぐに青年の正体に気づいた僕だったが、この青年が何故、他国の学園が毎年催す歓迎パーティーに、わざわざ参加しにきているのかが分からずプチパニックを起こした。それに何より、隣国ライヒスル帝国の皇帝の第一子、しかももうすでに皇太子として指名されている人が、そんなお気軽に隣国のパーティーにきて良いものなのか?と疑問に思っていると。


枢機卿「・・・これはこれは、ライヒスル帝国の皇太子殿下、お久しぶりです・・・、今日はお越しになられているとは気づきませんで、ご挨拶が遅れてしまい申し訳ございません」


 と、大袈裟に恭しい挨拶をする枢機卿に帝国皇太子は・・・


帝国皇太子「良い、其方は先程まで色々と忙しそうであったからな。だが、その忙しい話題に私も混ぜてくれぬか?」


 懐の深さを演出したように鷹揚に頷き、話を続けた。突然の帝国皇太子登場で完全に空気と化してしまった僕ら。皇太子も枢機卿もどちらとも今だに挨拶は交わしておらず、マナー的にすぐにこの場を離れるわけにはいかないので、父様達は皇太子の関心が枢機卿に絞られている間は発言はぜず様子見の体制に入るようだ。

 なので、僕はこれ幸いと思い、父様とライ兄様が並んで立っている間にそっと入り、枢機卿と皇太子、2人のやり取りに耳を傾けた。


枢機卿「・・・何のことでしょうか?」


帝国皇太子「何、先程話していた公爵家の令息の嫁候補選抜の話だ。其方はそこに居る聖女殿を公爵家令息に紹介したのだろう?私は自分の妹、第四皇女を推薦するぞ!」


 至って冷静そうにしらを切る枢機卿に、逃さないぞと言った感じで話を蒸し返す帝国皇太子。そして話は何故か僕の嫁候補を推薦する話になった。第四皇女は自分が話に出てきて少し顔が赤い。この会話に聞き耳を立てていた周囲の貴族令嬢達がにわかにざわめき出した。


枢機卿「っ、・・・私はそのような話はしておりません。デューキス子息様と彼女が気が合うのでは?と話しをていただけですので、皇太子殿下が仰っている意味が分かりかねます」


帝国皇太子「ほう?そうか?だが、周囲はそうとは受け止めてないようだったが?それに、公爵家令息の嫁候補に名乗りを上げたいご令嬢はたくさんいるようだしな。それこそ、抜け駆けは良くないと思うが?いかがかな?」


 そう言ってニヤつく皇太子に枢機卿は少しイラつき不機嫌なっていた。帝国皇太子の言葉に反応するように、貴族令嬢や各国のお偉いさん達がこちらににじり寄って来ている。


(わぁー、枢機卿が詐欺まがいなプロパガンダ作戦を広げている所に、皇太子が人の発言の揚げ足取りで追い詰めていく感じが侮れなくて凄いね。・・・なんか、2人は知り合い?年も近いし、仲が悪いのか?舌戦?が勃発しているけど・・・ん、まぁ、それは良いとして、どちらも当人の意思は丸無視って所はいただけないね( ´ ▽ ` )しかも話を本気にしたっぽい人達がジリジリ近寄ってきてるんだけど⁉︎ほんと、いい迷惑だよ!もう帰っていいかな⁉︎)


 と、そろそろココから逃亡しようかと思いながら遠い目していると・・・


ドラコーンさん「・・・はぁ、双方そろそろ茶番はそこまでにしないか、其方達のじゃれ合いに私達を巻き込むな。それに私はまだデューキス子息殿から聖獣様の返答を聞いてないのだ、静かにしてもらえぬか?・・・それで、デューキス子息殿、聖獣様のご返答はいかに?」


 ずっと、僕との会話の途中だったにも関わらず、突然左右から来て目の前で言い争う2人のやり取りを、ドラコーンさんは興味深そうに眺めていた。だが暫く見ていて飽きて来たのだろう。僕達家族が帝国皇太子が来たことで、様子見で発言を控えたため。このままだと忘れ去られそうになっていた質問への返答の催促をして来たのだった・・・


「「「「⁉︎」」」」


(あ、そういや、話に腰をおられたまんまだったね、お待たせしてすまないドラコーンさん(。-∀-))


「あ、そうでしたね、ドラコーン殿。天華のへんt・・・」


 ドラコーンさんの求めに応じて返事を返そうとした・・・


枢機卿「!、お待ちください!」


「何でしょう?」


枢機卿「そのご返答はもっと話し合った後お答え頂けませんか?この様な場で安易に決めて良い事柄ではないはずですっ」


「?何故ですか?天華の、“聖獣“の出した答えを誰と話し合うと言うのです?そんな意味のない事をする必要がどこに?」


枢機卿「!っ、そ、それは、デューキス子息様が聖獣様とお話になられたら、お考えも変わるのでは?」


「・・・ふぅ、あのですね、その話し合いが終わったから、その答えを今お教えしようとしたのですよ?・・・それを貴方が遮った。それに言っておきますが、僕は聖獣達にある程度提案をする事はしても命令する事はないのです。いえ、出来ません。もっと正確に言えば、ここにいる全ての人ができないでしょう。なのでこの質問に対しての返答は聖獣の意思であり決定事項なのです。僕はそれを伝えているだけに過ぎません。ですから全ての人に彼らの意思を伝えることに関しては、僕は何も隠す必要もありませんからね」


枢機卿「っ、で、ですが・・・」


帝国皇太子「ふっ、ふふっ、ふはははははっ!これはいい!中々肝の据わった少年だ!やはり噂とは当てにならんな!あの枢機卿をここまで黙らせるとは!美しい顔をして棘のある言い方、“かの補佐官殿“を彷彿とさせる!はははははっ!」


(おう、急に笑い出したなこの人・・・しかし、“かの補佐官殿“ってシベラス叔父様のことかな?)


枢機卿「・・・」


(やっぱ仲悪いなぁ、この人達・・・(*´Д`*))


 突如大笑いし出した帝国皇太子に少し驚きはしたものの、これ以上この人に興味は持てず反対側に居た枢機卿を見ると、表情には出してはいないが忌々しそうな雰囲気で皇太子を見ていた。


父様「・・・アトリー、ドラコーン殿がお待ちだよ。先に聖獣様のご返答をお伝えして差し上げなさい」


 父様はこの気まずい雰囲気を変えるように僕にそう催促して来たので、僕もそれに乗っかる。


「はい、父様、ドラコーン殿、先程のご質問に関しての聖獣、天華の返答は“否“でございます」


ドラコーンさん「・・・ふむ、やはりそうでしたか・・・、聖獣様、この度は私の図々しい提案に快くお答えいただきありがたく存じます。そして、宜しければ、その理由のほどを教えていただけませんでしょうか?」


「少々お待ちください・・・」


(うん、やっぱり、理由は気になるよね、どうしようか、どう説明したらいいかな?ねぇ天華?・・・・・・・あれ?天華?どうしたの?天華?)


天華『・・・ん、はい、何でしょう?アトリー?』


 ドラコーンさんへの説明はどうしたものかと悩んだ僕は、天華に助言を求めたのだが返事が帰ってこないので、自分の肩に乗っている天華を見ると、目をつむり動かなかった。心配になって撫でて見るとやっと反応が帰ってきた。


(天華?どうしたの?眠くなっちゃった?他の2人も凄く静かだし・・・(。-∀-)大丈夫?)


天華『あ、は、はい、眠たいとかではないので大丈夫です。ただ、今、・・・少し、立て込んでまして・・・』


(立て込んでる?何が?)


 しどろもどろになりながら話す天華を不思議に思っていると・・・


天華『そ、その、主神様がそこの枢機卿を破門するようにと、“リトス教の巫女“に神託をおろそうとするのを止めるのに必死でして・・・』


(⁉︎、ま、マジか⁉︎もしかしてティーナちゃん、今さっきのやり取りを見てたの?)


天華『もしかしなくても、今日のアトリーの正装を見るために朝から下界を見守っていらした様なんです。それで、あの枢機卿がアトリーを聖女とくっつけて、自分の手駒にしようとしたのがどうもお怒りのようです・・・

“『神官が私達の警告文を無視しようとは良い度胸じゃないの!今すぐ破門して国外追放にしてやる!何なら今すぐに一番ひどい神罰を与えてやるわ!』“と物凄くご立腹でして。私達にもその怒りが届くぐらいでした。

 本来ならすぐにでも神罰の雷が落ちても良いぐらいの様でしたが、アトリーや関係ない方々が近くにいるから、雷を落とすのは思いとどまった様ですが、今いつ枢機卿に神罰が降りてもおかしくない状況ですね。ですので現在は私達や天照様達もやってきて全員で説得している所です』


(あいちゃー(*´Д`;)子供の成人式の晴れ姿を楽しみにする保護者かな?って感じだけど・・・教会関係者が“洗礼と祝福の儀“の際に出した警告文を蔑ろにしたのが怒りポイントなのか・・・それは庇えないねぇ・・・まぁ、神罰を下すのはむしろ“やっちゃって!“て感じなんだけど、物理だけはやめて欲しいかな?初めての新入生歓迎パーティーの最中だから、死人だけは今は出してほしくないなぁ・・・・・あ!そうだ!忘れる所だった!今はドラコーンさんにお誘いを断ったかの理由を、どう説明すればいいか聞きたかったんだった!)


 天華達が静かだった理由を聞いていて、本来の要件をうっかり忘れそうになっていたのに気づいた僕だった・・・・














評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ