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19話 名称って大事


 どうも!僕です!こんにちは!


 うふふふっ♪今 僕は絶賛ご機嫌中です!


 なぜかと言いますと、ついさっき念願の冒険者登録を終え冒険者ギルドのギルドカードを受け取る事ができたからです!


(ルンルン♪、これがギルドカードかー、少し魔力を帯びてるから魔道具なんだろうなぁ~、どんな構造なんだろ、気になる~!)


 オーリーの横で皆んなのギルドカードができるのを待つ僕は自分のギルドカードを眺めながらニヤニヤしていると。


サブマス「これで皆さん全員のギルドカードができましたね、それではこのギルドカードの使い方とギルドの仕組みを説明します」


「「「「「はい、お願いします。」」」」」


サブマス「はい、ではまず軽くギルドの仕組みを説明します・・・・・・・・・・」


 その後、サブマスの簡単な説明を真面目に聞いた僕達は周りの女性冒険者達から微笑ましい目で見られながらサブマスの実演付きでクエストの受領方法を教えて貰うことに。


サブマス「では、こちらを見て下さい、こちらには“クエストボード“と言う依頼書が貼られたボードが並んでいますが手前から奥に行くにつれ依頼の難易度が上がっています、手前は皆さんのランクと同じ“Fランク“その裏面が“E、Dランク“その奥のボードが“C~Sランク“の依頼が貼られたボードがあります、初めにご説明した通り 張り出されている依頼書はどなたにでも見ることはできますが受ける事ができるのはご自分のランクにあった依頼でないと受付で受理されることはありませんのでご理解下さい」


 サブマスに促されて“Fランククエストボード“を眺めているとFランクの依頼書は小さな子供でもできるお手伝い程度の物から城壁外の草原で薬草を採ってくるような少し危険な物もあった。


(おぉー、ここら辺はラノベとかで見た感じの依頼が多いな、やっぱ10歳前後の子供にもできる物だから簡単だよね、お、これは、“スライムの捕獲?“スライムの“討伐“じゃなくて?)


サブマス「この様に様々な依頼張り出されています、この中からご自分にあった依頼書を剥がし あちらの受付へお持ち下さい、その時にギルドカードをご提示して頂くことで依頼書の受付の手続きをいたします、その際には必ず受付で依頼内容の確認と説明を行いますのでしっかり聞いて分からない事がありましたらその都度ご質問ください」


「「「「「はい」」」」」


サブマス「今説明した物が通常の依頼の受付の方法ですが それとは別にこちら、…依頼書の上の方に見える線の色の違いが見えますか?」


へティ「はい、緑と赤です」


イネオス「色によって何か違うのですか?」


サブマス「はい、そうです、通常の白色の依頼書とは別に緑色と赤色の依頼書があります、これは色によって依頼の内容が少し違うのです、まずこの緑色の依頼書は常設依頼と言って常に同じ内容の依頼が張り出されているのです、

 この依頼書の場合 事前の依頼受付は必要ありません、依頼の内容をご自分で覚えて頂き依頼書に記入してある数の討伐部位や依頼品を直接 受付に提出する事で依頼達成とされます、

 次に赤色の依頼書は緊急性の高い依頼書です、例えばこちらの依頼書は薬師ギルドからの依頼で特定の薬草を早急に採取して来てほしいと言う依頼になります、こう言う依頼は総じて通常より依頼達成の報酬が高くなるのでいつもでしたらすぐに無くなる依頼ですが今回は依頼の発注がお昼頃にあった為この時間でもここに残っていた見たいですね」


「と、言う事はこの赤色の依頼書は早ければ早いほどいいと、言う目安なんですね?」


サブマス「そうです、この様な色付きの依頼書は他にも種類がありますがFランクのクエストボードに貼ってある依頼書はこの緑色と赤色の2種類がおもですね、ランクが上がって他の色の依頼書を見つけた場合はそのつど受付で説明を聞いて依頼を受けるかどうかを決めて下さいね」


(へぇ~、他にも色があるんだ~、どんな内容なのか気になるっ!)


「「「「「はい!」」」」」


サブマス「では、最後にランクの上がる仕組みを説明しますね、まず、先程簡単に説明した通り冒険者のランクは7つに分かれています、冒険者登録をして1番最初のランクは皆さんFランクから始まります、FランクからEランクに上がるにはFランクの依頼を最低でも50件はこなしていただかないと行けません、「「「50件⁉︎」」」はい、50件とは言いましたがこれは目安みたいな物です、50件の依頼をこなしたとしても実力が伴わないと判断された場合次のランクには上がる事はできません」


「50件、意外と少ないですね?まぁ、どなたがランクの適性を見るのかは知りませんが、ただ単に数だけをこなせば良いと言うわけでは無いのは安易にランクを上げて討伐依頼などの失敗で怪我人や死亡者を出さない様にと言うギルドの配慮からくる安全対策の一つなんだろうね、それなら犠牲が少なくて済むだろうからいい制度ですね」


ソル「まぁ、Fランクの依頼をギリギリのラインでこなしている人を数だけ判断してEランクに上げた途端 死なれてはギルドとしても損失が増えて仕事が回らなくなっては意味が無いでしょうからね、それにしても50件は少な過ぎかと思いますが…」


(うん、僕は100件以上すると思ってたよ、まぁそれじゃあ生活に困る人が出てくるから50件程度なんだろうけどね)


サブマス「そうですね、数十年前はもっと条件が厳しかったそうですがそれでは生活が立ち行かない、と、言う声が上がりまして今の条件に変わったと聞きましたね」


「まぁ、そうなりますよね、子供のお小遣い程度の報酬ではその日 食べて行くだけで手一杯になりそうですから」


サブマス「え、はい、そ、そ言う方のためにギルド職員がFランクの方々の日頃の仕事ぶりや人柄を見てEランクの依頼がこなせると判断したら昇格の申請書をギルマスに上げて許可が出れば昇格となります、この許可も申請書を出した職員以外から物言いが出たり悪い噂が無い限り却下される事はありません、ですから皆さんも焦らず確実に依頼をこなしていればすぐに昇格する事ができますから、頑張って下さいね」


「「「「「はいっ!」」」」」


 サブマスは僕が平民のお財布事情にまで気にかけるとは思っていなかったのだろう少し動揺はしたもののそのまま話を進めた。


サブマス「ではこれで、大体の説明は終わりましたが他に質問はありますか?」


 と、聞かれ僕達は互いに顔を見合わせ確認してみると。


「僕はこれと言ってないと思うけど皆んなはどう?」


イネオス「僕もこれと言ってないです」


ベイサン「僕も」


へティ「私も今はありません」


ソル「僕も今の所は思いつきませんね」


 と、意見が一致したので僕が代表で質問はないと答えると。


サブマス「あっ!そうでした、皆様はパーティーを組まれますか?パーティーを組まれるのでしたら こちらでそのまま申請できますがどうなさいますか?」


(あ、そういや聞くの忘れてた!)


 僕もそのことを今思い出してまた皆んなを見てみると。


(ど、どうするんだろう?)


「えっと、どうする?僕は最初1人で冒険者になろうとしてた訳だけど・・・」


ソル「僕はアトリー様とパーティーを組む気ではありましたよ?」


 ソルは僕についてくる気満々で答えたがイネオス達は決めかねている様だ。


(ソルはいつも通りぶれないな、まぁ、一緒に来てくれるのは嬉しいけど、無理してないかが気掛かりだよ)


「う、うん、それは良いんだけど・・・イネオス達はどうしたい?」


 3人は互いに視線を交わし合い意を決した様にこちらを向きイネオスが口を開いた。


イネオス「アトリー様、アトリー様は僕達とパーティーを組んでも足手纏いにならないと思って頂けるまで僕達だけでパーティーを組んで活動したいと思います」


「え・・・」


 イネオス達の答えを聞いて驚いた、僕はてっきり僕とパーティーを組みたいと言うと思っていたからだ。


「え?ん?足手纏い?な、なんで?」


イネオス「はい、僕達はアトリー様やソルに知識や実力 全てにおいて追い付いてないのは最初から分かっているんです、なのでこのままアトリー様のパーティーに入ってしまうといずれ僕達が足手纏いになってアトリー様の自由な冒険者生活の邪魔になりたくないんです」


「じゃ、邪魔なんてそんなこと思わないよ?」


(え?な、何?自由な冒険生活の邪魔って何の事?え、これは遠回しに距離を置いての絶交宣言なの?)


 プチパニックな僕。


ベイサン「アトリー様がお優しくそう思わないのは僕達も分かっています、ですがその優しさに甘えてアトリー様の思い描いている冒険者生活を邪魔したくはないのです、何よりそんな甘えを自分自身が許せません、なので僕達はこの3人でパーティーを組んで様々な事を体験し、アトリー様やソル様達について行けるぐらいまで実力をつけて胸を張ってアトリー様達のパーティーに入れて貰いたいのです」


へティ「ですから、アトリー様達は私達を気にせず自由に冒険なさって下さい、いつか追い付いて参りますのでそれまで待って頂けると嬉しいですわ、それに私達は卒業するまでにそれぞれの両親から課題が出されていますので、アトリー様方にその課題で煩わせる事はできませんもの」


「そう…、良かった、僕の事嫌いになっちゃったのかと思った…、でも違うんだね…」


へティ「そんなっ、アトリー様を嫌うなんて事はないです!」


 へティが慌てて否定してくれた。


(ほっ、マジ嫌われたらどうしようかって思ったよ、3ヶ月は引き篭もる所だったよ)


夜月『微妙に長いな…』


(それ程ショックって事なのっ、それ以上長引かない事を褒めてよね!3ヶ月で割り切るんだから!)


夜月『それはそれでどうなのだ?』


 ホッと胸を撫で下ろしている僕に夜月のツッコミが入るがそれでもまだ少し腑に落ちない僕。


「有り難うへティ、でもそんなに遠慮しなくても良いのに僕は皆んなと冒険したいよ」


イネオス「いいえ、遠慮はしていません、僕達は自分達の実力をちゃんと分かってます、だからアトリー様が色んな国に赴き色んな景色が見たい仰っていた夢に追いつく為に今は別のパーティーとして実践で実力を付けてから後にアトリー様達に合流したいと思ってますので遠慮はしていません」


 イネオスの言葉に他2人も強く頷いた。


(これは…、凄いね皆んな、たった10歳でここまで強い意志を持って自分達の将来に真剣になって考えられるなんて凄すぎるよ…)


 イネオス達の強い意志に脱帽した僕は前世での自分の10歳の頃は何してたかな?なんて思った。


(10歳の頃の僕なんて友達と公園で遊びまわってたり、習い事の日本舞踊の先生や生徒のおばちゃん達にめちゃんこ甘やかされて可愛がられていたよ)


 しみじみ僕の友達はしっかりしてるなぁ、と思った。


「うん、分かった、今はパーティーは別にして皆んなが納得したその時は一緒に冒険しようね」


「「「はいっ!」」」


「でも、Eランクに上がるまでは一緒に依頼を受けよう?駄目かな?」「いいえっ、駄目じゃないですっ!Eランクまでの依頼は冒険者の基礎になると聞いたことがありますから一緒に学びましょう!」


イネオス&ベイサン「「えぇっ⁉︎」」


 僕が眉根を下げて悲しそうな顔で聞くとヘティが物凄い速さで承諾してくれた、イネオス達は驚いた顔でへティを見ていた。


「本当⁉︎有り難うへティ!一緒に依頼を受けようね♪」


ソル「アトリー様・・・はぁ」


天華『ふふっ、いつも通りになってしまいましたね』


夜月『アトリーのいつものやり口だな』


ジュール『皆んないつも一緒だね♪』


(良いじゃないさ、心配なの、Eランクになるまでの間 見守っていたいだけなのっ!)


サブマス「ふふふっ、ではデューキス様とソンブラ様のお二方のパーティーとヴィカウタ様、ダンロン様、バロネッカ様のお三方のパーティーのお2つを登録致しますね」


「はい、よろしくお願いします♪」


サブマス「はい、ではパーティー名はお決まりでしょうか?」


(あ、そう言えばそんなのがあったね~)


「う~ん、どうしよう全然考えてなかったよ、ソルどうする?」


ソル「う~ん僕も考えていませんでした」


イネオス「僕達も全然考えていませんでした」


 僕達はパーティー名を付けなければならないのを頭の中からスッポリ忘れていたので土壇場で考えなければいけなくなってしまい、その場で皆んな唸り始めていると。


サブマス「ふふっ、いますぐにお決めにならなくても大丈夫ですが、私から参考までにですがパーティーを組む大体の方がリーダーになる方の得意な属性魔法や武器から名付けたり、他にはそのリーダーの外見的特徴からとったりしてますよ、もしくはパーティーの目標なども参考にされてますよ」


 と、助言を頂きたいそれぞれ考え始めた。


「リーダー・・・」


 サブマスのリーダーと言う発言から僕はチラッとソルを見ると。


ソル「リーダーはアトリー様ですからね僕はあくまでパーティーメンバーの1人ですから」


(くっ、先回りで断られてしまった!)


夜月『それはそうだろう、アトリーがしたい事をする冒険者パーティーなんだからな』


(うっ、分かってるけど、たまには他の人の意見で物事を進めて見たいって思っただけだもん!ちょっと楽してみたいって思っただけだもん!)


夜月『分かった、分かった、でも最終的にはアトリーが決めるんだからあまり意味はないと思うぞ』


(う~、でも僕の特徴から取ったりするとすぐ僕の事バレちゃうよね~)


ジュール『それじゃ駄目なの?』


(う~ん、駄目じゃないけどすぐに身バレするのは色々面倒臭いんだよね~)


「う~、ソル何か良い案ない?」


ソル「えっ、そうですねぇ、・・・“白銀“とかはいかがですか?」


「それはもろに僕の髪から取ったでしょ…」


ソル「うっ、そうですが…僕には他に思いつきません・・・」


「う~、外見以外で何かないかなぁ~、・・・目標?ってそれらしい目標は無いんだよなぁ~目的はあるけど…」


ソル「・・・目的はやはり、世界の景色を見る事ですか?」


「うん、そう、皆んなと色んな所を旅しながら綺麗な景色を見てみたいんだ・・・・・、旅か・・・ん~それに景色・・・」


(旅、旅行、観光・・・うーんしっくり来ないな、景色、風景、絶景、光景、情景・・・、情景、人の心を強く動かす景色、記憶に残る場面って意味だったはず・・・うん、いいね、“情景“!)


ジュール『でも“情景“だけだと寂しくない?それにパーティー名っぽくないよ?』


(う、う~ん確かに、でも他に思いつかないしなぁ~う~ん)


天華『そうですねぇ・・・、シンプルに“情景の旅人“なんてどうです?』


(“情景の旅人“・・・心に残る景色を求める旅人・・・、うんっいいね!それ!それで行こう!“情景の旅人“!)


「決まった!“情景の旅人(じょうけいのたびびと)“なんてどう?」


ソル「“情景の旅人“・・・、いいですねっ!アトリー様の目的にあったパーティー名かと思います!」


ベイサン「いいですねっ、なんか かっこいいです!“情景の旅人“」


へティ「素敵です!とても情緒があってアトリー様にピッタリです!」


イネオス「わぁ、凄いです!アトリー様!僕達の方はまだ何も思いつきません、はぁ」


「ふふっ、褒めてくれて有り難う皆んな、じゃあソル僕達のパーティー名は“情景の旅人“でいいかな?」


ソル「はい、それがいいです!」


「うん、ではサブマスさん僕達のパーティー名は“情景の旅人(じょうけいのたびびと)“でお願いします♪」


サブマス「はい、承りました、パーティー名“情景の旅人(じょうけいのたびびと)“でリーダーはデューキス様で宜しいですね?」


アトリー&ソル「「はいっ」」


 返事を聞いたサブマスはニッコリ微笑み受付嬢の1人に話しかけテキパキと手続きを行なってくれた。


サブマス「はい、これでお二人のパーティーの登録は完了しました、お疲れ様です」


「やった!ソル これから冒険者仲間としても宜しくね!」


ソル「はい!よろしくお願いします」


 僕達はニッコニコで今後の冒険者としての活動に期待を膨らませながら挨拶を交わした。


ジュール『パーティー結成おめでとー♪』


夜月『良かったな、パーティー名が決まって』


(うん、有り難う2人とも、それに天華、有り難う!いいパーティー名を考えてくれて♪)


天華『良かったのですか?私の案で…』


(いいの!僕のしたい事がすぐに分かるいい名前だもん!天華天才!)


天華『ふふっ、そんなに褒めていただけるとは、こちらも嬉しくなりますね』「キュキュウ~」


 僕の腕の中で照れるように言った天華が可愛くて すかさず撫で回した 僕。


(天華!可愛い!可愛すぎかよ!)


なでなでっなでなでっ


 そんな感じで和んでいると。


イネオス「う~ん、どうしよう、決まらない・・・」


(ありゃりゃ、煮詰まってる…、う~んここは一つ助言でもできると良いのだけれど・・・、ん?イネオス達は色んな事をしてみたいからこのパーティーを作るんだよね?う~~ん)


夜月『どうした?アトリー?』


(う?あ、今ね、イネオス達のパーティー名に良いのがないかなって考えていたんだけど、3人は色んな事がして見たくてパーティーを作ろうってしてたから、希望あふれる そんな感じのいい言葉はないかなって)


夜月『ふむ、様々な事を試し体験するのだろう?ならば“挑戦や挑戦者“なんてどうだろう?』


(挑戦、挑戦者・・・、おぉカッコいいかも!相談に乗ってくれて有り難う夜月!)


イネオスのパーティー名に良い案がないか考えていた僕の相談に乗ってくれた夜月を撫で回した後イネオスにその言葉を言うと目を輝かせて


イネオス「!…挑戦!、確かに色んな事に挑戦するつもりでした!良い言葉を教えて頂き有り難うございますアトリー様!」


「ううん、気にしないで、その言葉は夜月が思い付いてくれたんだ、お礼を言うなら夜月にお願い」


イネオス「え!そうなんですか⁉︎わぁ、有り難うございます!ヤヅキ様!」


 僕の言葉を素直に受け止め 夜月にお礼を言うイネオス、イネオスにお礼を言われた夜月は照れたように小さく頷いた。


(ふふっ、2人とも可愛い!)


ジュール『う~私も何かお手伝いしたかった~!』


(あらら、ジュールはいつも色々お手伝いしてくれるじゃない、だから今回は天華達のお手伝いを褒めてあげて?)


 自分の何か手伝いたかったと言って僕の足に頭を擦り付けてくるジュールの頭を撫でながら宥めた僕。


ジュール『う~ん、分かった~、じゃあいつもお手伝い頑張ってる私もいっぱい撫でて~』


 どうやら自分だけが撫でて貰えなかったのが不満だったらしいジュールを多めに撫でると機嫌を直した。


(ふふっ、こんな所は僕達の中で1番子供らしい反応するジュールが可愛いよね♪ふふっ)


 と、密かに思っている僕だった、


(しかし、良いパーティー名がつけれて良かった、下手すると黒歴史になりかねない案件だったよ・・・)


その後 夜月からの助言もありパーティー名を“未知への挑戦(みちへのちょうせん)“と名づけたイネオス達の登録手続きも終わりサブマスにお礼を言い 今日は屋敷に帰る事に馬車が入り口に来るまでの間に今後の冒険者活動でどの依頼をするかなどの相談をFランクのクエストボード前で依頼を見ながらしていると。


?「どけよ!邪魔だろ!貴族のボンボン!」












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