3話 ふわふわふやす
やっぱり暇!
リリタースも来ないし!
暇〜暇〜。
でも確かに、僕の不在の間にちょっと元気なくなったかも?あいつら。
数が減ってる気がする。
里奈のいる星のやつらは、もっと色とりどりでキラキラしてるよな。
いっぱいいるし。
それと、なんかお腹すいた感じがする。食べてもお腹いっぱいにならない。なんでだろ。
「そりゃそうだろ」
『あ!リリタース!遅いよ!』
「なんだよ。俺に会いたかったか?」
『会いたかったよ!』
「そ、そうか?」
暇なんだもん。
『かまって、かまって〜。』
「わ、バカ!お前今ネコじゃないんだぞ」
リリタースでかいから、抱きついてグリグリするとお腹のところに顔がつく。
全力でグリグリしてたらなんか疲れた。あれ?
「腹減ってるんだろ」
口移しで甘いのもらった。
お〜うまい。なんか元気でた!
「俺たちはさ、星の生き物から生きる力を得るんだよ。生き物の数が減ったら消えちゃうの」
わかった?
小さい子どもに言うみたいに、目線を合わせてくる。
「あと、『僕』って言うのやめて。君には『私』の方が合ってるよ」
私?ん、わかった。なんかリリタース怖いから、言う通りにするよ。
で、数が増えるようにすればいいんだね。
「パワーとか魔力とか言われてるけど、こうして星を満たすんだよ」
あたたかいなんかがリリタースから出てきて、星に染み込んでいく。
「ほれ、お前もやってみ?」
ん〜、こうかな?
『身体がポカポカしてきたよ』
「ああ、やっぱりいい色だね」
うっとり顔のリリタース、なんか怖っ。
で、ちょっと私のふわふわを食べた。
「思った通り美味しいね。けど食べ尽くしちゃうわけにはいかないし、早く数を増やさないとね」
って撫でくりしてくる。
全身の毛が逆立ってなんか何かの危険を感じてる。
な、なんだろ。
え〜と、力を制限したら星に降りることはできるんだよね?
私、今から行ってくる!
『じゃあね。バイバイ、リリタース!』