プロローグ
ゆるゆるまったり書いていくのでよろしくお願いいたします
4月
まだ入学したての新入生達に「なんだか合わない制服」の初々しさが残る季節
そんな新入生達を窓から見つめる2人の少女
1人は背が低く1人は背が高い
背の低い方が口を開いた
「ねぇ、私達の後輩。何人入部すると思う?」
すると背の高い方が
「すっっっっっごくたくさん!」
身長と精神年齢は比例しなかったようだ
背低「あなたそれじゃ人数になってないじゃない・・・」
背高「えー、じゃあねー・・・100人ぐらい!」
背低「多すぎよ・・・。でも、それだけ入部してくれたらきっと・・・」
少しだけ桜の花びらが舞う空を、どこか悲しくも決意に満ちた目で見上げる背の低い方
背高「んー、どしたの?」
背低「ううん何でもないわ。さ、部活勧誘の準備しないと他の部活に後輩達取られちゃうわよ?」
背高「そんなんヤダー!」
新入生達に叫びは聞こえてしまった
新入生達「なんだ?」「あっちの棟からだよね?聞こえたの」
周りがざわつく中1人声がした方をぼーっと見つめる1人の少女
その少女は感じていた
その声の方向に「必然」と「偶然」が混ざった「運命」を
静かに、そして盛大に入学式は幕を閉じた
新入生がこれから1年世話になる教室に入ると、入学後初めてのホームルームが始まった
先生の自己紹介、生徒たちの自己紹介、簡単な親睦会を行い明日の予定について担任が口を開いた
「明日は〜、部活動紹介がある。部活は強制ではないが将来自分の目標や夢、就職に役立つものがある。もう一度言うが強制ではない。しかし入っておいて損はないぞ?ちなみに私はPC部だ。君たちの入部待ってるぜ✩」
と、決めポーズ
乾いた笑いが教室に響いた
???「部活・・・かぁ。」