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白景色

作者: Irene

しんしんと雪が降る

美しき花の結晶達

嘗て娘を奪われた母の涙の結晶

それらは音もなく降り積もる



今宵もまた、雪が降る

静かに、煌めきながら落ちる雪

月の光に照らされ

まるで小さな火種のよう


大地に積もる光り輝く雪

それは総てを覆い隠すように

あらゆる穢れを隠し

美しき銀世界を形どる


反射される月の光

シロに拒絶されて辺りに彷徨う

夜の静寂の仲

光が(もたら)す僅かな暖かさもきえてゆく


しんしんと、雪が降る

それを掌に乗せ愛でる私

ふ、と落ちた一片(ひとひら)の花びら

どこから来たのかと周りを見る


少し離れたところを見る

そこに在ったのは白き桜の花

そして守るように回りに咲いていたのは

雪の様に透き通った白を持つスノードロップだった__

夢で見た景色です


何でこんな夢見たんでしょうね?

感想お待ちしております(ペコリ)

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― 新着の感想 ―
[一言] 雪一つをとっても様々な顔を見せる。 一つのテーマでこれだけの表現があるんだなとしみじみ感じて読んでいました。 以前から感じていましたが、多彩な表現力が素晴らしいです^^
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