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東方桜花地震  作者: 和人-ワト-
太古録
9/20

9・この世界に来た原因-再開-

説明回が長くなり過ぎたので話を数話分に分けました。

ちなみに分割した分は、1日置きに投稿予定です。


あとサブタイトルの部分を変えました。

今のままだと上(最大化や最小化があるところ)のところが【東方桜花地震-東方桜花地震:○・○○○】って感じになるので【東方桜花地震-○・○○○】になるように調整しました。

「さてと、そろそろ自己紹介しようかな」


 先程まで俺の上に乗っかかっていた朱い衣を着た腰まで届く長い鮮やかな黒い髪の少女―――桜月を退けて自己紹介を始める事になった。




「私は博神(はくがみ) 桜月(さつき)。凱とは、親戚だよ」


「なに!? 【妖怪の始祖】の縁者だったのか。

道理であのポテンシャルか……クハハ、お前と知り合っといてよかったぜ」


 桜月の親戚発言にラカンが俺を見て愉しそうに笑った。


 つーか、マオとまだ名乗っていない少女も俺の方を凝視していた。


 ……アイツ、有名なのか? なんか二つ名的なモン付いていたし。




「凄い凄い! あの【妖怪の始祖】と縁者にゃんて! やっぱりこの人の弟子ににゃって正解だったにゃ!」


「落ち着けマオ。……んで、そっちは?」


 興奮したマオを静めて、まだ名前を聞いていない 肩口のゆったりした赤いローブを着た銀髪のロングヘアーにサイドポニーテールをした少女が名乗る。




「私は、マスター(師匠)の弟子兼助手の神綺(シンキ)です。よろしくね」




「んじゃ、次は俺達だな。――俺は、ガイ(凱)・博神。さっき桜月が言った通り親戚同士だ」

「私は、マオ。マオ・クーネウスよろしくー♪」


 俺が名乗り、マオも名乗り終わると次は、ラカンに移る。




「我は、ラカンだ。【妖怪の始「自己紹介したんたし、名前で呼んで」――サツキで良いな。それでサツキ、お前なら俺が誰だかわかるよな。あの時は居なかったようだが」


 あの時? なんか合ったのか。




「……話しには、聞いてたけどこんな辺境な村にいるとは、思わなかったわ。竜の姿は本気の時だけなの?」


「まぁな、普段からあれじゃあ暮らすんに不便だ」


「そりゃそうね」


 なんか話が進んでいるが全然わかねェぞ。




「…竜……ラカン……大妖怪クラス……って、あぁーーっ!!!!」


 ラカンの自己紹介に何か思案していた神綺は、突然大声を出した。




「う、うるせェ…」←1番近くにいた。


「竜でラカンと言えば、以前“街”で大暴れをして、始めて妖怪と人間が手を組む切っ掛けになって多くの人妖を薙ぎ払いボロボロになってようやく撃退した妖怪の名前じゃない!?」


「……何やってんだ、テメェーわ。…つかお前確か“人間と同じ姿”の理由ではみ出されたんじゃなかったのか?」


「あぁ、はみ出されていたぞ。だからケンカを、吹っ掛けたんだ」


「へー、昔大暴れした妖怪ってラカンの事だったんだー」


「…お前、確か“街”の近くに住んでいたんじゃなかったのか?」


「だって危にゃいって事で住家で留守番していたし、ボロボロで帰って来た親に聞いても強い妖怪ってしか聞いてにゃかったし。…にゃんでケンカをしたの?」


「ん? ただ強い奴を求めて暴れていただけだ。

全然強い奴が出て来ねぇし、我に関わろうとする奴もいねぇ、だから街の辺りで暴れたら【妖怪の始祖】か俺クラスの妖怪が向こうから来ねぇかと待ち構えたが結局出て来なかっし、中妖怪や能力持ちの人間が数に物を言わせて挑ん来たもんでな。

その中で怪我を負ってこの辺りまで退却したってわけだ。

ちなみにその数日後にガイに出会ったがな」


「…あの時か」


 よくよく考えたら大妖怪であるラカンの一撃を喰らって生身の人間が生きてるわけねェからな、その怪我の御蔭で生き残ったわけか。



「ところでガイ」


「なんだ」


「折角再開したんだし、今まで合った事を話そうよ。

ついでに案内したとがあるんだ」


「おう、わかったぜ……ん?」


 桜月が今まで合った事を話し合うと誘って来たので俺も聞きてェこともあるし了承すると、弟子組の方から争いの声が聞こえてきた。




「―――絶対ガイの方が強いって!」


「マスターの方が強いわよ! マスターの身内って言ったってマスター程強くは無いでしょ!」


「ラカン……何があった」


「あぁ……最初は、お前の自慢話をしていたが途中でどっちが強いかって話しになってご覧の有様だ」


 少し目を離した間に何が合ったかラカンに聞くと俺と桜月がどっちが強いか口論になったようだ。




「よし、表へ出るにゃ! どっちが凄いかわからせてやる!」


「えぇ良いわ!」


 マオと神綺がそう言うと村に被害が出ないところまで移動すると爆音が聞こえてきた。


 つか、表に出ろって…すでに表にいるだろうが。



「へー、ガイの師事したって子、神綺と同じくらいの実力かー。

良い好敵手(ライバル)になりそうだね」


「止めなくもいいのか? なんか爆発とかしてるが…」


「大丈夫よ。見た感じある程度抑えて闘っているみたいだし、程々で止めるわよ。

爆発の方は、色々話す時に一緒に話すよ」


 二人を見て、俺の質問に答えるとラカンの方に体を向ける。




「ラカンさn「呼び捨てで良いぜ」じゃあラカン、これから凱と一緒に行くところがあるからあの二人を見ててくれない?」


「ハッ、なんで我がわざわざ…」


「マオちゃんの方はわからないけど、神綺の方は、いずれ貴方と同じ大妖怪クラスかそれ以上行くわよ。

そういう子の原石とか見てたら面白いよ」


「断言かよ。

…まぁ原石を見てて面白そうなのは同感だぜ。

だからガイと一緒にいるしな。

まぁあのサツキが言うんだ、少し興味が出たぜ」


「あっ、もしもヤバそうになったら止めてー」

 弟子組のバトルを見にラカンは、体の向きを変えると桜月が言い忘れを言い、こちらに背を向けたまま手を振りながら、マオ達のところに向かった。




「さて、何処まで行くんだ? 村の中…ってわけじゃなさそうだしな」


「ちょっとこの崖な上の先よ。凱、空飛べる?」


「飛べるわけないだろ、翼とかお前が使っている謎の技術っぽいモンなんか持ってないんだしな」


 目の前で翼も使わず、無重力のようにふわふわと浮き上がった桜月を見て驚き飛べない事を言う。




「そっか、じゃあ今回はこれで行くかな!」


「!? おい桜月これはなn―――」


 そう言うと俺の足元に円状の陣が浮き上がり、これが何なのか問いただそうとしたが、円陣の光がさらに輝き、光が収まる頃には、俺達がさっきまでいた風景とまるで違う場所にいた。



「――だ…。………おい」


「あーはいはい、今から説明するわよ。

 今言えるのは、転移、簡単に言うとワープね」


「…すまん、理解が追いつかなくなってきた」


「詳しい事は最後にするわ。これの話は、長くなりそうだもん。

 簡単な説明なら途中で挟むわ」


「…わかった。―――それで、連れて来たいところってここなのか?」


 色々追究したいところだが、本人が最後にするって事でこの話は後にし、改めて辺りの風景を見渡すと、そこは俺が初めてこの世界に来て初めてみた光景、あの草原だった。




「そうよ。私が初めてこの世界で見た光景よ」


「お前もか……ちょっと待て、俺が目を覚ましてこの辺りを探索したがお前を見当たらなからったぞ」


 確かあの時、探索したが人を見付けるどころか人がいた痕跡もなかったはずだ。




「へぇ、凱。この世界に来たの何年前かな?」


「? 確か……数百年前くらいだったぞ」


「そうなの、なら私がいないのは当たり前ね」


「なんでだ?」


「私がこの世界に来たのは―――2000年と数百年前よ」


「……………は?」


「だから約2000年前よ。聞こえなかった?」


「い、いや聞こえたぞ。けど2000年前って……。んな事――」


「――有り得るわよ。それに現代と文化が丸っきり違うこの世界に私達がいる事自体証明されているわよ。

それに妖怪、獣人、寿命が異様に長い人間。

 これだけ異能があれば、十分でしょ」


「じゃあこの異世界に来た原因がわかるのか?」


「あ、一つ訂正。この世界は異世界じゃなく 過去 よ」


「な……に……?」






≫桜月


「な……に……?」


 はぁ、理解が追い付いていないわね。


 まぁ当たり前かな、この事 元現代人で理解しきったら凄いわよ。一部(オタクなど)を除いてね。




「なんで過去だとわかるのか、どうしてこの世界に来たのかは、今から順序に沿って説明するわよ」


「あ、あぁ…」


「まず、この世界に来る事になったあの日――」



和人「はい、最初の原作キャラは、  これで安心、魔界神!(二次創作ネタです) の神綺様です。


簡単な説明としては、


 旧作に出てくる人物で、魔界神であり、魔界に存在する全てのものを生み出した魔界の創造主です。


 設定としては、現在(Windows版)の人物達と違い、色々少ない部分が多いので、その辺りは、妄想設定で補完しますので御了承ください。


 これからも知識が足りないかもしれませんが旧作の人物を何人か出る予定があるのでよろしくおねがいします。


 そしてこの後は、神綺様のこの小説での二次(妄想)設定について色々と捕捉します」



Q:なんでこの時代に登場したの?


A:魔界を創造した妖怪(神? 明記されていないので、一人一種族と言う事にします)なので、魔界を創生する時間の果てしない長さや魔界を創る為の基盤(創生する為の力を得る為の桜月の弟子)とどうして魔界を創ることになった切っ掛けなど考えていたら、この時代にしました。


 なので二次創作でよくある、おっとりとして優しく母性溢れる人物の設定より、やや少女(10代後半)くらいに若くなってると思ってください。


 なのであの性格になるのは、魔界が創生した後になります。



Q:なんの弟子?


A:明日答えます。



ガイ「最後に『異世界』と『過去』についての捕捉だ」


和人「ガイと桜月の言う『異世界』とは、DQやFFなど完全に現代と離れた世界の事を指し。


 『過去』とは、経緯はどうあれ、必ず現代に繋がる事にしています。


 念のため、誤解の出来そうな文章だったのでここに捕捉しました。

念のためです」


ガイ「あと、こういう説明回は、(長編的な意味で)初めてみてェだから、どこか矛盾とかがあるはずだ」


和人「なのであったら指摘をしてください。修正などしますので」




お知らせ:7話の後書きのアンケートについて、全然来なかったので期限を 『8話まで』⇒『ある程度集まるまで(終了と宣言するまで)』にします。


 忘れているかもしれないので念のため載せておきます。↓


 キャラ紹介の容姿説明でとあるアニメキャラを例えにしていますが、それを無しとどちらが良いですか?


①例えの無い設定の方が良い(例:ショートの茶髪で胸が普通...など)


②例えがある設定の方が良い(例:ネギ○のラ○ン・ギルテ○ギアのソ○...など)



※捕捉:このアニメのキャラの目安(似ている)容姿設定は、最初の方に出すキャラだけで後の方(まだ考え中)のキャラは、①の説明になるかもしれません。


もし、①になったら、ガイ・ラカン・マオの容姿設定の説明の仕方が変えます(※姿は変わりません)。

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