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東方桜花地震  作者: 和人-ワト-
太古録
16/20

16・失った家族




≫桜月in異空間



「………ようやく落ち着いた?」


「……あぁ、すまん」


 やっと じいちゃんへの怒りをある程度発散していた凱は、落ち着きを取り戻し、私の前で胡座をかいて座り(浮かぶ?)、私は正座の体勢にする(やっぱり浮かびながら)。




「と言うかなんで凱はじいちゃんに邪険にするのかな?」


「当たり前だろォが! 骨折寸前までするような組み手ばかりやるからな。しかも玉に骨折するし」


「私はそんな所(骨折)までされた事ないけどなー」


「そこはちゃんと加減はしとる、って言ってたはずだ。………俺にも適用しろよ爺」


「そんなに嫌なら辞めるか、別の道場に行けばいいのに……」


「確か………爺のシゴキの所為で他がなまるくて鍛練した感じがしなかったから別の道場に行く気はなかったな。

 辞めるのも組み手 相手がいなくなるから却下したはずだ……あの時の俺は」


 ハッキリとしないなぁー、まぁ昔の事だし仕方ないか。




「よし」


「ん? 外に出るのか?」


「んーん、最後に見せておきたい物があるの」


「最後に………?」


 私は空間に操作し、凱の目の前にモニターを開く。




「これよ」


「……………っ!」


 モニターには、4人の大人と一人の少年が写っていた。




「………親父………母さん…………」


「私の記憶からだから私の視線だけど………見る?」


 現在モニターに映っているのは私の親と子供の頃の凱、そして凱のおじさん(親)だった。


 私が映ってないのは、あくまで私の記憶から保存した物なので現在映っている映像の視線は、子供の頃の私の視線だ。





「あぁ……」


 やっぱり、映像だけど凱のおじさん達を数百年振りに見た凱は、その映像を食い入るように、そして懐かしさに嬉しさ、そして少し悲しむ目で(かつ)ての凱とそれを見守る凱のおじさん達。




「じゃあ、これ」


 そう言って私は凱に手の平サイズの水晶玉を渡す。




「これは……?」


「それに妖力を込めたら私に信号が伝わるだけの魔法具よ。

 流石に記憶の浅い小学生以下やおじさん達が出ない場面を飛ばしてるとはいえ、数年分あるし、見るだけでも結構時間がかかるのよ。


 その間、私もここにいるわけにもいけないから、見終わったら それを使って、外にいる私がその信号を受けとって迎えに来るようにしているから。

 一応凱も妖怪だし、しばらく食事抜いてても大丈夫?」


「あぁ、大丈夫だ」


「それじゃあ、見終わった時か外に出たくなったら、それを使ってね」


 そう言うと私は、凱の姿を少しの間 見詰めた後、この空間から外の世界に転移していった。






「親父……母さん………」










≫(あの異空間の)外in桜月




 外に出た私は、まずここの村長に凱の不在と村の護衛の代わりとして今回連れて来たゴーレムを置いてく事を話し、ぐったりしている神綺を連れてゲートの開発を続けた。









「ふぅ………完成は、まだ何十年か先になりそうみたいね。……神綺~着いて来てる?」


「術式が複雑過ぎて全くわかりません」


「もうちょっと口調砕けないかな~?」


「すいません………」


 ゲートの出き具合を見て、かなりの時間が掛かりそうだけど、時間はいっぱいあるし、気楽に開発していこうと決め、開発過程に神綺が着いて来れているか聞いたけど、まだまだ難解の様子だった。


 けど、私が知っている姿だけに違和感が拭えないんだよね~。敬語で話す神綺って。




「まぁ、それらは時間を掛けてやるとして、そろそろ“街”に帰るよ」


「はい。……それにして、今回の開発している術はどういう仕組みですか? マスターが使っているのは空間に干渉するタイプでしたけど……」


「行き先の空間を正確に認識しない使えないから自分しか扱えないけどね。

 このゲートは地脈を利用したものだから空間を把握しなくても燃料になる力も地脈を使うから誰でも使える………予定なんだけどね」


「そんなに難しいのですか?」


「うん、半永久的に繋げっぱなしにするか、ON/OFF出来るようにするか、とか」


 半永久的だと、下手したら盗賊、妖怪の通り道になるし、ON/OFFだと起動方法がねぇ………地脈の力をゲートに繋げる供給回路(バイパス)もいるし、力の調整もしなくちゃ過剰供給でゲートが故障するし、大地の力だから慎重にしなくちゃいけないしねー。


 一応趣味の範囲だから精神的負担があんま無いからまだマシね。




「マスターなら簡単に出来そうだけど……」


「じゃあ、問題点を自分で考えて、レポートに書いて提出ね。問題点が少な過ぎたらやり直し」


「えー……」


「えー…じゃない、しっかり書いて理解する。

そこら辺を怠ったって、神綺自身が術式を創る、構築する時に致命的なミスしても知らないよ?」


「はぁーい…」


「じゃあ帰りますか」


 そう言って私と神綺は“街”の外部近辺に空間転移し、今日の所は そこで別れた。



 そして、神綺が自分の住み家に帰り、私は外敵から守る門を潜り、“街”の中に入る。







和人「遅くなってすいません」


桜月「お詫び……と言うより、予定してた話が想定より長すぎたので四分割にしました。

 なのでこの四分割にした部分は二日置きに投稿します。

 ひとつ未確定なのは四分割の最後の四つ目は現在書いてる途中なので予定通りになるかわかりませんので御了承ください」




凱「あと今回の補足は特に無いから、次の後書きは次回だ」


桜月「って事で、また二日後ね~♪」

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