第1章:覚醒のノートと「希望の頂」結成
俺の名はカイル25歳
ファンケルの街で冒険者をやっている。
冒険者ランクはE
武器は短剣
魔法は使えない。
俊敏さを生かして敵の死角に入って一突き
これが俺の戦闘スタイルだった。
この日はファングリザード2匹に出くわした。
「やばい こいつらには勝てない」
俺は俺の持っている唯一のスキル「鑑定」で見てみた。俺はこのスキルでこれまで生き延びてきた。
「ファングリザード・・・防御力がとんでもない。短剣では刃が通らない」
まずい まずい こいつらには絶対勝てない逃げよう。
瞬間的に判断した俺は逃げようと後ろに下がった。 しかしファングリザードは尾で薙ぎ払ってきた。強烈な打撃で飛ばされてしまった。。
飛ばされた後意識を失った。
誰かの声が聞こえる。
「起きなさい,,,起きなさい,,,起きなさい!!」
目が覚めた俺の目の前には物凄く綺麗な女性がいた。
「我が名はセレス このノースサンクチュアリの女神じゃ。お主に魔法を作る力を授ける。」
その時セレスの前には光の玉があった。光の玉は俺の側に飛んできて俺の中に入った。
「これでお主は魔法を作れるようになった。 行け 世界の弱きものを救うのじゃ。」
目の前には文字盤が表示されている。
カイル 25歳 男 レベル3 HP30 MP25
スキル 鑑定 アイテムボックス 魔法生成
「なんかゲームのステータス表示みたいだ ん ゲームってなんだ?」
その時俺の意識の中に膨大な情報が流れてきた。ビル街 車 電車 ゲームの画面 俺はこの世界の住人じゃない 生まれ変わり 転生者だ。漠然とそう感じた。
だんだんと思い出してきた。 この文字盤はステータスだ。
俺は、転生者で女神にあった。役割は弱者救済。
完全に意識した俺は目が覚めた。
ファングリザード2匹ははしばらく先にいる。襲われることはなさそうだ。
「ステータスオープン」と唱えた。目の前に文字盤が現れる。
カイル 25歳 男 レベル3 HP30 MP25
スキル 鑑定 アイテムボックス 魔法生成
さっき女神のところで見た文字盤が表示される。
さらに 「レベルには上限がありません。永遠に成長することができます。レベルアップ時にはHPMPとも全回復します。魔法を生成しますか?」と表示されている。
「YES」と答えると「魔法名と概要を教えてください。」と表示された。
「魔法名はストーンバレット 土魔法 石弾を飛ばす。」と言うと「魔法 ストーンバレットが生成されました。」と表示された。ステータスには
カイル 25歳 男 レベル3 HP30 MP25
スキル 鑑定 アイテムボックス 魔法生成
土魔法 ストーンバレット 2
と表示されている。
魔法ができたみたいだ。
「試してみよう ストーンバレット」と叫ぶと 石弾が現れて 木に向かって飛んでいく。 木を貫通して次の木に当たって地面に落ちた。
「できたみたいだ。威力もそこそこあるみたいだ。」
これをファングリザードにぶつけてみよう
「ストーンバレット 標的ファングリザード2匹」
石弾が現れてファングリザードに向かって飛んでいく ファングリザードに命中して出血するが倒れない。
「ストーンバレット ストーンバレット ストーンバレット」3発の石弾が現れて飛んでいく 顔面に命中し ファングリザードの頭は爆散した。1匹は無力化できたがあともう1匹いる。
「ストーンバレット ストーンバレット ストーンバレット」さらに3発の石弾が現れて飛んでいく。顔面に命中し ファングリザードの頭は爆散した。もう1匹も無力化できた。
「うーん そこそこ破壊力があるけど連射ができないのはつらいな。何か考えよう。」
レベルが上がりました。頭の中に直接響く
カイル 25歳 男 レベル5 HP60 MP60
スキル 鑑定 アイテムボックス 魔法生成
土魔法 ストーンバレット 2
と表示される
ファングリザードのところへ行って回収する。「回収」と唱えるとファングリザードは目の前から消えた。
「ステータスオープン」ステータスを開いてアイテムボックスを見るとファングリザードx2となっている。
「便利だな。しばらく魔法で狩りだな。レベルアップと金をためよう」
カイルはファンケルの街へ帰っていった。
宿に戻ると汚れていることに気付く
「クリーンの魔法を作ろう 魔法生成 クリーン 全身を綺麗に清潔にする」
「ステータスオープン」
カイル 25歳 男 レベル5 HP60 MP60
スキル 鑑定 アイテムボックス 魔法生成
土魔法 ストーンバレット 2
生活魔法 クリーン 2
と表示される
「できた。 もっと生活魔法を作ろう 魔法生成 ライト 照明をつける。 魔法生成 メイク 物を作る。」
カイル 25歳 男 レベル5 HP60 MP60
スキル 鑑定 アイテムボックス 魔法生成
土魔法 ストーンバレット 2
生活魔法 クリーン 2 ライト 2 メイク 2
と表示される
「クリーン ライト メイク パン」体全体がきれいになった。服も 空中にLEDのような照明が現れた。部屋全体を照らす。 空中においしそうなパンが現れた。
パンを食べる。なかなかうまい。
「水も作ろう。後 作戦用の筆記用具も」カイルはテーブルに水瓶を置いた。「メイク 水 メイク ノート メイク 鉛筆」水瓶の上に水玉ができ、水瓶に注がれていく 水瓶の横に ノートと鉛筆が現れた。
「滅茶苦茶便利だな。」パンと水を飲みながら作戦を考える。
「まずは金をためよう 金が無いと何もできないからな。」ノートに金をためると書いていく
「使命は 弱者救済だったか。」使命 弱者救済と書く
「仲間を作ろう 訳アリな奴ら 商人 魔法使い 肉屋 仕立屋 剣士 神官 農民 料理人 薬師」思いついたとおりに書き込んでいく
「後は組織だな。 1人ではなにもできない 拠点を作ろう 辺境の土地を開拓して力を蓄えよう 弱者 貧乏人 娼婦 奴隷 鉱夫 亜人」
「バレットも破壊力増強と連射は必須だな。魔法生成でバレットの改良とかでできるか。試してみよう」
「魔法生成 バレットの改良」魔法生成の画面が現れた。「どのように改良しますか?」
「破壊力増強と連射だ」「承知しました。破壊力はどのくらい?」「ドラゴンの体を貫通するくらい。」「連射の方法はいくつかありますが2の乗数で連射するのが効率がいいです。」「2の乗数算?」「2の乗数事に連射ができます。2 4 8 16 32 64 128 256 と乗数事の連射が可能です。MPは単発分しか消費しません。」「なかなか良さげだな。 それで頼む」「承知しました。 魔法改良が完了しました。」驚くほどあっさりと改良が終わった。明日テストしてみるか?
結構長く考えていたのか夜中を過ぎていた。
翌日カイルは森に来ていた。ストーンバレットの威力を試そうと魔物を探していた。
「魔法生成 索敵魔法 サーチ 生物を索敵する。」
風魔法 索敵魔法 サーチ が開発された。
カイル 25歳 男 レベル5 HP60 MP60
スキル 鑑定 アイテムボックス 魔法生成
土魔法 ストーンバレット 2
生活魔法 クリーン 2 ライト 2 メイク 2
連射 2の乗数魔法 ストーンバレットの破壊力増強
風魔法 索敵魔法 サーチ 4
と表示される
「索敵魔法は 風魔法なのか。連射も 破壊力増強も追加されてる。」
「サーチ」頭の中で生物反応を感じる。200m先にビッグベアの群れだ 20匹くらい。
「魔法生成 身体強化 アクセル 速く走れる」
身体強化魔法 アクセルが開発された。ベースは風魔法なのか。
カイル 25歳 男 レベル5 HP60 MP60
スキル 鑑定 アイテムボックス 魔法生成
土魔法 ストーンバレット 2
生活魔法 クリーン 2 ライト 2 メイク 2
連射 2の乗数魔法 ストーンバレットの破壊力増強
風魔法 索敵魔法 サーチ 4
身体強化魔法 アクセル 4
と表示される
「アクセル」足に強化魔法が付与された。走る速度が驚異的に増強されるみたいだ。
すぐにビッグベアに向かって走り出した。
自足100km位出ているようだ。 物凄く速く走れる。すぐにビッグベアの群れを見つけた。
「ストーンバレット 2の5乗 32個」
32個の石弾が発射されていく 物凄い数だ 命中 複数のビッグベアの体に風穴を開けていく。この1発のストーンバレットでビッグベアの群れ 20匹 は全滅した。
すさまじい破壊力だ。強くしすぎたか?全部即死だ。
20匹のビッグベアをアイテムボックスに収納した。レベルが上がりました。
カイル 25歳 男 レベル6 HP90/90 MP90/90
スキル 鑑定 アイテムボックス 魔法生成
土魔法 ストーンバレット 2
生活魔法 クリーン 2 ライト 2 メイク 2
連射 2の乗数魔法 ストーンバレットの破壊力増強
風魔法 索敵魔法 サーチ 4
身体強化魔法 アクセル 4
と表示される
生命反応を感じた。 ファングリザードの群れだ 50匹だ。100m圏内だ。すぐに走り出す。
見つけた。ストーンパレット 2の6乗 64個 ファングリザードの堅い外被を突き破って風穴を開けていく。こちらも1発で全滅した。
50匹のファングリザードをアイテムボックスに収納した。レベルが上がりました
カイル 25歳 男 レベル9 HP180/180 MP200/200
スキル 鑑定 アイテムボックス 魔法生成
土魔法 ストーンバレット 2
生活魔法 クリーン 2 ライト 2 メイク 2
連射 2の乗数魔法 ストーンバレットの破壊力増強
風魔法 索敵魔法 サーチ 4
身体強化魔法 アクセル 4
「物凄い強力だな。レベルが3つも上がった。人間には使えないか。」この世界には盗賊という弱者を痛めつける犯罪者集団がいる。人間だが容赦はできない。
また生命反応を感じた。 アースドラゴンだ 3匹いる。すぐに走り出す。
見つけた。ストーンパレット 2の4乗 16個 アースドラゴンの堅い外被でも貫通する。
こちらも瞬殺であった。3匹のアースドラゴンをアイテムボックスに収納した。レベルが上がりました
カイル 25歳 男 レベル14 HP330/330 MP370/370
スキル 鑑定 アイテムボックス 魔法生成
土魔法 ストーンバレット 2
生活魔法 クリーン 2 ライト 2 メイク 2
連射 2の乗数魔法 ストーンバレットの破壊力増強
風魔法 索敵魔法 サーチ 4
身体強化魔法 アクセル 4
「アースドラゴンでも瞬殺か。レベルが5つも上がった。ドラゴンの皮膚を貫通するなんてどれだけ強力なんだこの3回の先頭でレベルが9上がった。とんでもないな。」
それからオークの群れ 30匹 オーガの群れ 30匹 ワイバーンの群れ 40匹 全て瞬殺で倒した。
カイル 25歳 男 レベル28 HP750/750 MP820/820
スキル 鑑定 アイテムボックス 魔法生成
土魔法 ストーンバレット 2
生活魔法 クリーン 2 ライト 2 メイク 2
連射 2の乗数魔法 ストーンバレットの破壊力増強
風魔法 索敵魔法 サーチ 4
身体強化魔法 アクセル 4
「今日だけでレベルが23も上がった。アイテムボックスも凄いことになってる。」
「狩りはもういいか。仲間を探そう」そう思いファンケルの街の冒険者ギルドへ向かった。
「素材の買取りをお願いしたい。」目立たないようにファングリザード 1匹だけを売る。
職員が驚く「これをカイルさんおひとりで,,,」鑑定によるとファングリザードは脅威度Cの魔物だ。金貨10枚以上はするだろう。「金貨12枚です。」トレイに乗っている金貨を受け取る。(まずいぞ。ファングリザードが後49匹もいるなんて悪目立ちしかしない。)
受付の職員にパーティーを組みたいんだがと相談をする。
あなたの声に、職員は顔を上げてにこやかに応じた。「パーティー結成のご相談ですね。承知いたしました。何かご希望の構成はございますか?」
あなたが「剣士、魔法使い、神官を探している」と伝えると、職員は手元の名簿を素早くめくり、ペンを走らせる。
職員が奥のホールへ向かってベルを鳴らすと、三人の冒険者がこちらへ近づいてきた。
一人は、使い込まれた剣を腰に下げた、ガタイの良い剣士。 一人は、古びた魔導書を大切そうに抱えた、知性的な瞳の魔法使い。 そしてもう一人は、柔和な笑みを浮かべ、聖印の刻まれた杖を持つ神官だ。
職員が彼らを紹介するように手を広げる。 「こちらが今回ご紹介する候補者たちです。みな、腕は確かですよ。……さあ、皆さんも自己紹介を」
剣士が兜の隙間から不敵に笑い、「あんたがリーダーか。俺の剣は、仲間の盾になるためにある。よろしく頼むぜ」と拳を突き出す。魔法使いは静かに一礼し、「私の知識と魔力が、あなたの勝利の助けとなるでしょう」と落ち着いた声で告げた。最後に神官が、温かな声で付け加える。「神の加護が、私たちの道中にあらんことを。怪我の治療はお任せください」
カイルは鑑定で3人を鑑定した。
ガイ 27歳 男 剣士 レベル12 ランクD HP270/270 MP200/200
スキル 剣技 大切断 飛翔斬 斬撃 剣術レベル6
性格 明るく快活 嘘はつかない
マチルダ 24歳 女 魔法使い レベル10 ランクE HP200/200 MP180/180
スキル 火魔法 風魔法 生活魔法
性格 曲がったことが嫌い 実直
アンジェラ 23歳 女 神官 レベル9 ランクE HP170/170 MP150/150
スキル 回復魔法 杖術レベル4
性格 温厚 誰にでも優しい
(なかなか3人ともいい人材みたいだ。)
「これから森へ行って皆の実力を見せてくれ いいか?」
「いいぜ いいわよ いいですわ」
俺は全員に身体強化アクセルを掛けた。
「何だこれ 体がすごく軽い どこまででも走っていけそうよ 私も」
俺は森に向かって走り出した。
全員が付いてくる。サーチで魔物を探す。アイアンリザードが10匹いた。
「この先にあいあんりざーどが10匹いる。狩るぞ。」
「ちょっとまて アイアンリザードは強度Cの魔物だぞ。1匹ならともかく10匹なんて そうだわ危険すぎる その通りだわ」
「大丈夫だ 見ててくれ」
俺はアイアンリザード10匹と接敵すると ストーンバレット 2の4乗 を発動した。 アイアンリザード10匹は瞬殺だった。レベルが上がりました。
カイル 25歳 男 レベル29 HP800/800 MP870/870
スキル 鑑定 アイテムボックス 魔法生成
土魔法 ストーンバレット 2
生活魔法 クリーン 2 ライト 2 メイク 2
連射 2の乗数魔法 ストーンバレットの破壊力増強
風魔法 索敵魔法 サーチ 4
身体強化魔法 アクセル 4
ガイ 27歳 男 剣士 レベル14 ランクD HP330/330 MP260/260
スキル 剣技 大切断 飛翔斬 斬撃 剣術レベル8
マチルダ 24歳 女 魔法使い レベル12 ランクE HP260/260 MP250/250
スキル 火魔法 風魔法 生活魔法
性格 曲がったことが嫌い 実直
アンジェラ 23歳 女 神官 レベル11 ランクE HP240/240 MP220/220
スキル 回復魔法 杖術レベル6
全員のレベルが上がった。
「俺は何もしてないぞ 何でレベルが上がる あなたいったい何をしたの? 神の奇跡なのかしら。」
「俺の魔法だ ストーンバレットを16発連射した。」
「おかしいわ あなた詠唱もしてなかったじゃない 16発も連射だなんてMPがいくら有っても足りない。何よりアイアンリザードを貫通する威力 理解できない。」
「あなたいったい何者ですか?」
「俺は異世界から転生してきた者だ。女神の信託を受けた。この世界の弱者救済が俺の使命だ 俺の魔法に詠唱は必要ない16連射もMPは消費しない 1発分だけだ。 俺のストーンバレットは強化してある。ドラゴンでも貫通するぞ。」
アイテムボックスにアイアンリザードを収納してアースドラゴンを出す。
「そんな ありえない,,, 女神様の信託だなんて,,,教会でも信託を受けた者はいないわ」
「見ての通りだ。普通の力でないことは判ってもらえたかな。この力は女神から貰った」
「こんな力を持ってるんだったら俺たちなんか必要ないだろう?」
「そんなことはない 一人の力なんてたかが知れてる。俺は仲間が必要なんだ。俺を助けてくれないか?そうすればこの力を皆に分け与えることができる。皆で弱者救済を成し遂げたい。」
「わかったわ。協力してあげる。 私も協力します。」
「ガイはどうする?」
「こんな力の前では俺の力なんて足手まといだ。」
「そんなことはない。この世界には危険と悪意が満ち溢れている。魔物の脅威 悪辣な商人や貴族たち 冒険者ギルドや商人ギルドだって信用できない。」
「でもあなたは私たちをギルドで集めたわよね。」
「それはそうだ。だが完全には信用していない。ギルドは俺たちを上手に使いたいだけなんだ。ランクアップを囁いて冒険者を囲い込んでいる。ランクが上がると依をに断りづらくなる。強制依頼だ何だと断りづらい雰囲気を醸す。おかしいだろう冒険者は原則自己責任なのに。個の魔物の買取りだってそうだ。少し強力な魔物を買取りに出せばギルド中で騒ぐ。妬みややっかみを買いやすくなるのさ。現に俺のアイテムボックスにはさっきのアースドラゴンの他、大量に保管している。この前一匹だけファングリザードを買取に出したら一人で倒したのだとかEランクでだとか。煩わしいことこの上ない。このままいくと俺は魔物の買取りすらできなくなってしまう。俺はまだ抗える力を持っているからまだいい。弱者は奪われるだけだ。この世界は命がものすごく軽い女神の信託が下りる前から弱者を救う方法がないかずっと探してきた。頼む俺に協力してくれ。」
「わかった。俺もギルドに思うところが無い訳じゃない。それで具体的にどうするんだ?」
「仲間を集める。商人 肉屋 仕立屋 農民 料理人 薬師なんかを集めたい。狩った魔物を肉屋に解体してもらって商人が売る。料理人にうまい飯を 仕立屋に丈夫で清潔な服を 農民に作物を 薬師にポーションを作ってもらう。それらを商人が売る。何かをするのに金は必要だ。まずは金を貯める。人材を集められないか?」
「それなら商人ギルドや手工業ギルド 薬師ギルドなんかをあたってみれば人は集まるかもしれない」
「協力してくれるのか?」
「お前の考えは立派だ。協力するさ。」
「それなら結成式を開こう。パーティーの名前も決める必要がある。」
そのあと全員でファンケルの街に戻り、酒場で結成式を開くのだった。
「パーティーの名前を決めよう 何かいい案はないか?」
そう言ってカイルは全員に先ほどメイク魔法で作ったノートと鉛筆を配った。
「なんだこれ」
「 ノートと鉛筆だ。普段生活していてこれだってと思うこを書いてくれ 人は思ったことでも時間がたてば忘れる。記録をしていると忘れない。」
「早速だけどパーティー名の希望はあるか?」
アンジェラ「希望の頂 とかどうですか?」
マチルダ「いいわね」
ガイ「いいんじゃないか?」
カイル「そんなにすぐ決めていいのか?」
マチルダ「時間を掛ければいいってもんでもないでしょ」
カイル「それもそうか。時間がたてば馴染んでくるだろうしこれでいいか?」
全員「異議なし」
マチルダ「聞きたいんだけど」
カイル「何だ?」
マチルダはじっとカイルの目を見つめて言った。
「その『魔法生成』って、私たちにも教えられるものなの? あなた、力を分け与えることができるって言ったわよね」
カイルは頷き、手元のノートに鉛筆を走らせる。 「ああ。厳密には俺が作った魔法を、俺のMPを使って『スクロール』や『魔導書』の形にして、お前たちにインストールするイメージだ。直接スキルそのものを渡せるかはまだ分からないが、少なくとも俺が開発した術式は共有できるはずだ」
アンジェラが身を乗り出す。「それなら、先ほどの『アクセル』のような強化魔法も……?」
「ああ、もちろんだ。今の君たちのレベルなら、もっと高位の魔法も扱えるようになるだろう」
カイルは「魔法生成」の画面を思い浮かべた。 (「魔法生成:共有用魔導書の作成。対象、マチルダ、アンジェラ、ガイ。付与する魔法、アクセル、クリーン、サーチ」)
目の前に淡い光を放つ三冊の小さな魔導書が現れた。カイルはそれを三人に手渡す。 「それを使ってみてくれ。今の身体強化をいつでも自分たちで発動できるようになる」
三人が魔導書に触れると、光の粒子がそれぞれの体に吸い込まれていった。
「すごい……頭の中に直接、術式が刻み込まれたみたいだわ」 マチルダが感嘆の声を漏らし、指先を鳴らす。すると、彼女の服に付いていた酒場の埃が一瞬で消え去った。「生活魔法『クリーン』……これ、冒険者には革命的よ」
ガイも自分の拳を握りしめ、驚愕に目を見開いている。 「おい、マジかよ……さっきの『アクセル』が自分の意志で発動できる。これなら、CランクどころかBランクの魔物だって相手にできるぞ!」
カイルは満足げに頷いた。 「喜ぶのはまだ早い。これはあくまで第一歩だ。俺たちはこれから『希望の頂』として、既存のギルドの枠組みを超えた組織を作る」
カイルはノートの新しいページをめくり、これからの計画を鉛筆で書き連ねていく。 「まずは拠点の選定だ。ファンケルの街から少し離れた、未開拓の土地がいい。そこを俺の魔法で開拓し、弱者たちが安心して暮らせる村を作る。ガイ、お前にはその村の自警団の育成を頼みたい」
「ああ、任せろ。このアクセルがあれば、誰にも負ける気がしねえ」
「マチルダは、魔法の効率的な運用と、将来的に集まるであろう魔法使い候補の教育を。アンジェラは、救済した人々のケアと、薬師ギルドとの橋渡しをお願いしたい」
「分かりました、カイル様。私たちの力が、誰かの希望になるのなら」 アンジェラが聖印を握りしめ、深く頭を下げる。
「よし。まずは軍資金の確保だ。明日、ギルドの目を盗んで、アイテムボックスに眠っているアースドラゴンやオーガの素材を、信頼できる闇商人に流す。表向きはEランクのままでいい。実力を隠しつつ、裏で巨大な力を蓄えるんだ」
カイルの瞳には、かつて見たビルの立ち並ぶ都会の景色ではなく、これから作り上げる新しい世界の地図が映っていた。
「世界を変えるぞ。俺たちの手で」
その夜、ファンケルの街の片隅で、後に世界を揺るがすことになる最強の「弱者救済組織」が静かに産声を上げた。
闇市取引編:裏路地の「目利き」
カイルたちはファンケルの街の最奥、日が当たらない湿った裏路地へと足を運んでいた。ガイの案内で辿り着いたのは、看板も出ていない古びた骨董屋だ。
「おい、ゼノス。客だぜ。とびきりの獲物を持ったな」
奥から現れたのは、片目を眼帯で覆った痩せ細った男、ゼノスだった。彼はかつて大手商会で「神の目」と称えられた伝説の鑑定士だったが、上層部の汚職を告発して全てを失った男だ。
カイルは何も言わず、アイテムボックスから「アースドラゴンの逆鱗」を一つ、カウンターに置いた。
ゼノスの顔色が劇的に変わる。彼は震える手でレンズを取り出し、食い入るように鱗を見つめた。「……信じられん。傷一つないアースドラゴンの素材だと? しかも、この生命力……仕留めてから数時間も経っていない。お前さん、一体何者だ?」
「ただの冒険者だ。これをギルドを通さずに、適正な価格で捌きたい。あんたなら、この価値を理解し、秘密を守れると聞いた」
カイルは鉛筆でノートの端に『金貨50枚』と書き、ゼノスに示した。
「ふっ……。この品質なら、王都の貴族が金貨100枚でも欲しがるだろう。だが、今すぐ現金で用意できるのは80枚が限界だ。その代わり、お前さんが必要とする『訳ありの職人』たちの情報を提供しよう。どうだ?」
カイルは不敵に笑い、鉛筆でノートの文字を『成立』と書き換えた。
新メンバー加入編:虐げられた「至高の腕」
ゼノスから得た情報をもとに、カイルたちは街の外れにある劣悪な強制労働場へと向かった。そこでは、借金を背負わされた亜人や職人たちが、ボロ雑巾のように扱われていた。
「あそこにいるドワーフの老人が、かつて王宮軍の鎧を打っていたバルドだ。そしてその隣で布を織っているのが、魔力を糸に紡げるエルフの仕立屋、リーネだ」
カイルは鉛筆でノートに二人の名前を書き込み、彼らを監視していた悪徳商会の私兵たちの前に悠然と歩み出た。
「その二人を買い取りたい。言い値で払おう」
「ああん? Eランクのガキが何を……」
私兵が剣を抜こうとした瞬間、カイルは「アクセル」を発動。 瞬きする間に全員の背後に回り込み、短剣の柄で気絶させた。
怯えるバルドとリーネに、カイルは優しく手を差し伸べる。
「俺はカイル。この世界を、誰もが奪われずに済む場所に変えたいと思っている。あんたたちの『至高の技術』を、俺たちの仲間のために貸してくれないか?」
リーネが震える声で尋ねる。「私たちのような、居場所のない者を……本当に受け入れてくれるのですか?」
カイルは鉛筆でノートの『仲間』という欄に、力強く二人の名前を書き加えた。
「ああ。俺の拠点は、これからあんたたちの手で『希望の頂』になるんだ」
こうして、カイルのノートには着々と「理想の国」の設計図が書き込まれていくのだった。
カイルは鉛筆でノートの「商人」の欄に、『ゼノス』と力強く書き込みました
1「ゼノス、あんたも俺たちの仲間に入れ。裏路地で隠れている器じゃないはずだ」
2ゼノスは驚き、自嘲気味に笑いました。「……正気か? 私は大手商会を敵に回した男だ。私を抱え込めば、お前さんたちの組織ごと潰されるかもしれんぞ」
3カイルは動じず、鉛筆でノートに描いた組織図をゼノスに見せました。「既存の商会やギルドが手を出せない場所に、俺たちの『国』を作る 。
4あんたの鑑定眼と流通の知識があれば、弱者が不当に搾取されない仕組みが作れる。力を貸してくれ」
5ゼノスはカイルの目、そしてその背後に控えるガイたちの決意に満ちた表情を交互に見て、深くため息をつきました。そして、カウンターに置かれた鉛筆を手に取り、自らノートに署名しました
6「……いいだろう。ただの金儲けには飽きていたところだ。伝説の『弱者救済』、その帳簿を私が預かってやる」
7結成された「希望の頂」の中核メンバーカイルは現状のメンバーを改めてノートで確認しました。名前役割特徴・スキルカイルリーダー魔法生成、鑑定、アイテムボックス
8ガイ自警団長剣術レベル8、身体強化「アクセル」付与
9マチルダ魔導師長火・風魔法、生活・索敵魔法習得
10アンジェラ救護・神官回復魔法、杖術
11ゼノス財務・物流伝説の鑑定眼、裏ルートの構築
12バルド鍛冶・工作元王宮御用達のドワーフ鍛冶職人
13リーネ裁縫・魔導具魔力を糸にするエルフの仕立屋
14「よし、役者は揃ったな
15。ゼノス、まずは拠点建設のための資材と、目立たない移動手段を確保してくれ」
16「了解だ。まずはギルドの鼻をあかしてやるとしよう」
カイルは鉛筆でノートに記した「必要な人材リスト」に、次々とチェックを入れていきました。ゼノスの裏情報とガイの冒険者としてのネットワークを駆使し、街の片隅で才能を埋もれさせていた「訳あり」の専門家たちを訪ねます。
新たな専門家たちの集結
肉屋(解体師):ゴードン 元は凄腕の解体師でしたが、ギルドの不正を暴こうとして逆に干され、スラムで酒浸りになっていました。 カイルがアイテムボックスから出した鮮度抜群のアースドラゴンを見せると、その瞳に職人の火が灯りました。「これほどの素材、俺以外の誰が捌けるっていうんだ」と、仲間に加わることを決意します。
農民(植物学者):ピーター 品種改良に熱中するあまり「異端の農法」と蔑まれ、村を追い出された青年です。 カイルは彼に鉛筆でノートの余白に書いた「魔力を含んだ土壌での開拓計画」を語りました。「君の知識があれば、荒地を楽園に変えられる」という言葉に、ピーターは涙を流して握手を求めました。
料理人:ハンス かつて宮廷料理人でしたが、貴族の毒殺未遂事件に巻き込まれ(実際は無実)、正体を隠して大衆食堂の皿洗いをしていました。 カイルが提供する「メイク」魔法による清潔な水と、最高級の魔物肉に料理人としての魂が再燃。「最高の一皿を、弱き人々の糧にしましょう」と微笑みました。
薬師:ミラ 法外な値段の薬しか売らない薬師ギルドに反発し、貧民街で無償の診療を続けていたためにギルドから除名され、追われていた女性です。 カイルは彼女に「サーチ」で見つけた希少な薬草を提供し、潤沢な資金で最新の調合設備を整えることを約束しました。
カイルは全員が集まった酒場の隠し部屋で、鉛筆を手に取り、一人一人の顔を見渡しました。
「これで『肉屋、料理人、農民、薬師』……俺が求めていた仲間がすべて揃った 。俺の使命は弱者救済だ 。ここから先は、ギルドや国に依存しない、俺たちだけの『聖域』を築き上げる」
カイルはノートのページをめくり、鉛筆で円を描きました。その中心には『拠点:ノースサンクチュアリ』と力強く書かれていました。
「ゴードンは魔物を解体し、ハンスは皆の胃袋を満たす。ピーターは大地を耕し、ミラは病と怪我から皆を守る。そしてゼノスがそれらを正当な価値で流通させるんだ 。準備はいいか?」
全員が力強く頷きました。カイルはアイテムボックスから、人数分の「アクセル」と「クリーン」の魔導書を取り出し、彼らに手渡しました 。
「希望の頂」メンバー最終ステータス記録
■ カイル(25歳・男)
レベル: 45
HP: 1350 / MP: 1520
スキル: 鑑定、アイテムボックス、魔法生成、土魔法(ストーンバレット2)、生活魔法(クリーン2、ライト2、メイク2)、風魔法(サーチ4)、身体強化(アクセル4)
備考: 2の乗数による連射と破壊力増強を付与。パーティーのリーダーであり、魔法の供給源。
■ ガイ(27歳・男)
レベル: 32
職種: 剣士(自警団長)
HP: 820 / MP: 580
スキル: 剣技(大切断、飛翔斬、斬撃)、剣術レベル10、身体強化
備考: 前衛の要。レベルアップにより、剣術のキレが全盛期を遥かに超えている。
■ マチルダ(24歳・女)
レベル: 30
職種: 魔法使い(魔導師長)
HP: 710 / MP: 850
スキル: 火魔法、風魔法、生活魔法、索敵魔法、身体強化
備考: カイルから共有された術式を完全に使いこなし、広範囲の索敵も可能。
■ アンジェラ(23歳・女)
レベル: 29
職種: 神官(救護)
HP: 640 / MP: 780
スキル: 回復魔法、杖術、生活魔法、身体強化
備考: 慈愛に満ちた聖女。レベル上昇により回復魔法の出力が大幅に向上。
■ ゼノス(38歳・男)
レベル: 21
職種: 商人(財務・物流)
HP: 420 / MP: 310
スキル: 鑑定眼(超一流)、交渉術、身体強化
備考: 非戦闘員ながら、レベルアップによるスタミナ向上で徹夜の帳簿作業も余裕に。
■ バルド(62歳・男)
レベル: 22
職種: 鍛冶師(工作)
HP: 550 / MP: 240
スキル: 神速鍛造、鉱石鑑定、身体強化
備考: ドワーフ特有の頑強さがレベルアップで強化され、伝説級の武器を打つ準備が整った。
■ リーネ(110歳・女 ※外見20代)
レベル: 21
職種: 仕立屋(魔導具製作)
HP: 380 / MP: 620
スキル: 魔糸紡ぎ、精霊の加護、身体強化
備考: エルフの魔力がレベルと共に増大。特殊な防具の製作に着手可能。
■ ゴードン(42歳・男)
レベル: 20
職種: 肉屋(解体師)
HP: 580 / MP: 180
スキル: 急所見極め(解体用)、身体強化
備考: ドラゴンの硬い皮も紙のように捌く腕力と技術をレベルアップで獲得。
■ ピーター(19歳・男)
レベル: 20
職種: 農民(植物学者)
HP: 490 / MP: 350
スキル: 土壌浄化、高速育成、身体強化
備考: 開拓地の過酷な環境でも作物を育てる基礎体力が備わった。
■ ハンス(35歳・男)
レベル: 20
職種: 料理人
HP: 450 / MP: 220
スキル: 毒物検知、至高の味、身体強化
備考: どんな魔物肉も美味に変える魔法の包丁さばき。
■ ミラ(26歳・女)
レベル: 21
職種: 薬師
HP: 410 / MP: 580
スキル: 薬草調合、病状診断、身体強化
備考: 高度なポーション生成に必要な魔力量と集中力を手に入れた。
カイルはノートをパタンと閉じ、腰の鉛筆をホルダーに戻しました。
「全員、準備はいいか? 誰一人として欠けることなく、このメンバーで理想の国を築くぞ」




