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アメリカ崩壊

核被災の復興・賠償費として1兆ドルの相当(賠償金+残り少ない保有している金ゴールドのすべて+アメリカが保持する全特許譲渡料)の賠償と、フィリピン、グアム、ミッドウェー、パナマ、アラスカを日本領に


《帝国政府公式声明》

「我々は資本主義に乗っ取り、正当に取引を行なっていた。しかしアメリカは資本主義を裏切り、暴力で問題を解決しようとした。帝国は、かかる行為を“資本の暴政”と断じる。以後、我々はアメリカを助けることはしない。彼らが再び立ち上がる日が来るなら、それは自らの反省と努力によってであるべきだ。帝国は新たなる国際秩序を、理と信義の上に築く。」


《アメリカ連邦政府・清算人代表(元財務長官)》

「屈辱だ。しかし、この屈辱を招いたのは我々の政府だ。金庫は空になり、発明家の頭脳さえも日本の権利となった。1兆ドルという数字の重みが、これほどまでに残酷だとは思わなかった。今日、アメリカという夢は、帳簿の上の『赤字』として処理されたのだ。」


《英国BBC放送(1948年・論説)》

「ワシントンは今、かつてない静寂に包まれている。日本は一歩も米本土を占領しようとはしない。ただ、『1兆ドルを払え、特許と土地を置いていけ』と冷徹に告げた。これは戦争ではない。巨大な『負債の回収』である。アメリカは今、自らの野蛮さによって、文明という名の市民権を失ったのだ。」


終戦後、賠償金とゴールド没収の為、ドルの信用が地に落ちアメリカで超インフレ、超不況


「嘘つき政府はしんじられん!」

「支えてくれた日本を裏切ったのは誰だ!!」

「西部の奴らが怖気ついて連邦から外れるなんて言うから負けたんだ!」

「そもそもカラードに負けるなんて!!」

「ニグロもスパイだ!」

「今こそ赤化のチャンスだ!」


銃を持って市民次々と立ち上がり、インディアン達も立ち上がる

州軍と連邦軍対立、連邦軍内の対立や分裂、一部、内軍部の暴走もあり、「リコンキスタ(失地回復)」を掲げ侵攻してきたメキシコ軍に対し核兵器を自国領土にて使用


さらには赤化を防ぐため、自国民にまで核兵器を使用し結果、連邦崩壊


以後、泥沼の内戦が続く


《カリフォルニア共和国宣言》

「我々、カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州は、本日をもって合衆国から離脱し、『太平洋共和国』を樹立する。理由は明白だ。ワシントンD.C.の連邦政府は、もはや機能していない。彼らは、我々を守れなかった。日本の富嶽が、毎日のように東海岸を爆撃していた時、連邦政府は何もしなかった。そして今、彼らは内戦に陥っている。我々は、もう待てない。我々は、日本帝国に接近する。彼らの統合社会保障基金に加入し、平和と繁栄を取り戻す。これが、我々の選択だ。Star-Spangled Bannerよ、さらば。」


《日本帝国・北米方面司令部》

「大陸内部の争乱には一切関与しない。我々の任務はこの狂気が海を同胞の国へと渡らないよう監視することである。アメリカは自らの手で地獄を選んだ。その業火が尽きるまで、我々は静観する。」


《ニューヨーク・ヘラルド》

「最後に見たのは、隣人たちが食料を巡って銃撃戦を繰り広げる姿だった。ワシントンは消え、星条旗は誰の手によっても掲げられていない。我々はあまりに傲慢だった。自由という名の傲慢が、我々を焼き尽くしたのだ。」


《メキシコ軍将校》

「信じられない。奴ら(アメリカ軍)は、自らの国民が住む街に原子爆弾を落とした!我々は失った土地を取り戻しに来ただけだが、彼らはそれ以上に、自らの『魂』を破壊することを選んだようだ。この煙の向こうに、救いなど存在しない。」


《ニューヨーク・タイムズ(最終号》

「これが最後の新聞です――さようなら、アメリカ」

「本紙は、本日をもって廃刊します。理由は単純です。もはや、読者がいないからです。ニューヨークは、富嶽の爆撃で廃墟となりました。印刷機は破壊され、記者は避難し、配達員は行方不明です。そして、何より……報道すべき『アメリカ合衆国』が、もう存在しません。各州は独立し、内戦が続いています。ドルは紙屑です。我々は、何を間違えたのか?1932年、日本が我々を救済しようとした時、我々は拒否しました。1945年、日本が講和を提案した時、我々は拒否しました。そして今、我々は滅びました。これが、我々の選択の結果です。さようなら。そして、日本の皆さん……どうか、我々と同じ過ちを繰り返さないでください。」


《昭和天皇》

「朕深く憂慮に堪へず。

米利堅合衆国、自らの道を誤り、遂に自滅に至りしを見ざるを得ざりしこと、誠に遺憾の極みなり。


顧みれば、昭和七年、朕が国は彼らを援けんと欲し、誠意を以て之に当たれり。

然れども、其の志は容れられず。

又、昭和二十年、講和の道を示したれども、遂に聴かるることなし。


今や彼の国崩壊し、世界は新たなる混迷の中にあり。

朕の本懐は、決して斯かる帰結を望むに非ず。


然れども、朕が第一の責務は、常に国民の安寧を保つに在り。

一瞬たりとも之を忘るること能はず。


曩に鹿児島の惨禍あり。

朕は、再び斯かる悲劇を招かざらんことを固く決意せり。

依りて我が国は、理知を以て事に処し、核兵を用ふることなく、其の脅威を無力ならしめたり。


然れども、其の過程に於て失はれし命、少なからず。

又、彼国崩壊に伴ふ混乱と犠牲、今後も亦甚大なるべし。


朕は、此の結果を受け容る。

之、国を護らんとする苦渋の選択なればなり。


惟ふに、文明の進歩は人類の幸福を増進すべきものにして、決して其の滅亡を招来すべきに非ず。

朕は切に希ふ。

再び斯かる惨禍の起こることなからんことを。


国民よ、深く時局を省み、各々其の分に応じ、世界の平和と秩序の確立に尽力せよ。」


《近衛文麿(首相)》

「アメリカは、自らの傲慢さによって滅んだ。我々は、彼らに何度も手を差し伸べた。だが、彼らはそれを拒み続けた。そして今、彼らは内戦に陥り、国家として機能していない。我々は、もはやアメリカを助けることはしない。彼らが再び立ち上がる日が来るなら、それは自らの力によってであるべきだ。我々は、新しい国際秩序を築く。それは、『理知』と『信義』に基づくものだ。武力ではなく、経済と技術で世界を導く。それが、日本の進むべき道だ。」


《石原莞爾(陸軍参謀総長)》

「『滴水拷問』——3日に1度、ランダムにアメリカの街を爆撃する。これは、物理的破壊ではなく、精神的破壊を狙ったものだ。アメリカ人は、『いつ自分の街が爆撃されるか』という恐怖に怯えた。そして、その恐怖が、彼らの社会を内側から崩壊させた。我々は、核兵器を使わずに、核兵器以上の破壊を達成した。これは、『最終戦争』の新しい形だ。もはや、戦争は戦場で戦うものではない。敵の心を折ることが、勝利への道だ。」


《山本五十六(海軍元帥)》

「私は、第一次世界大戦後、アメリカに留学した。そこで見たのは、豊かで自由な国だった。だが、その国は、もう存在しない。アメリカは、自らの手で自らを滅ぼした。私は、この結果を喜ぶことはできない。だが、国民を守るためには、やむを得なかった。我々は、核兵器を使わなかった。それが、我々の『誇り』だ。だが、同時に問う——果たして、これで良かったのか? アメリカの崩壊は、世界にとって本当に良いことなのか? 私には、わからない。」


《渋沢敬三(大蔵大臣)》

「アメリカから得た賠償金、全ての(ゴールド)と特許を合わせた、1兆ドル相当——これは、人類史上最大の『資産移転』だ。我々は、この富を国民のために使う。統合社会保障基金は、さらに強固になる。だが、同時に恐れている——この富が、我々を傲慢にしないか? 我々は、アメリカの轍を踏んではならない。『富は、国民全員のものである』——この理念を、決して忘れてはならない。」


《ウィンストン・チャーチル(英首相)》

「アメリカの崩壊は、20世紀最大の悲劇だ。だが、それは自業自得でもある。彼らは、日本の救済を拒否し、日本の講和を拒否し、そして自らを滅ぼした。日本は、核兵器を使わずに勝利した。これは、人類史上初のことだ。英国は、日本との同盟を維持する。それが、英国の生き残る道だ。だが、同時に警戒もしている。日本が、次の『覇権国』になるのか? そうなった時、日本は傲慢にならないか? 我々は、注視し続ける。」


《ヨシフ・スターリン(亡命中)》

「ソビエト連邦は崩壊した。だが、私は生きている。そして、いつか復讐する。日本に。ロマノフ家に。そして、アメリカを見捨てた世界に。だが、今は力がない。私は、地下に潜り、革命を準備する。世界には、日本の経済支配に苦しむ人々がいる。彼らに、革命を呼びかける。日本の資本主義に対抗する、唯一の道は、世界革命だ。いつか、必ず——。」


《毛沢東(中国共産党指導者)》

「アメリカの崩壊は、帝国主義の終焉を示している。だが、日本という新しい帝国主義が台頭している。中国は、日本の影響下にある。だが、我々は屈しない。我々は、人民の力で、日本の支配を打破する。アメリカは、核兵器で自滅した。我々は、人民の力で勝利する。それが、共産主義の道だ。」


《東京の大学生》

「僕は、戦争に行かなかった。選択就労で工場で働き、その後大学に進学した。戦争は、遠い場所で起こっていた。だが、鹿児島の原爆投下のニュースを聞いた時、僕は震えた。『次は東京かもしれない』と思った。だが、政府は核兵器を使わなかった。『滴水拷問』という作戦で、アメリカを精神的に崩壊させた。僕は、この判断を支持する。核兵器を使えば、僕たちもアメリカと同じになってしまう。僕たちは、『理知』で勝った。それが、日本の誇りだ。」


《鹿児島の被爆者》

「俺は、鹿児島で被爆した。あの日のことは、一生忘れない。空が真っ白になり、次の瞬間、全てが燃えた。俺の家族は、全員死んだ。俺だけが生き残った。だが、生き残ったことが幸せだったのか、わからない。体中が痛い。髪は抜け、皮膚は爛れた。医者は『放射能症』だと言った。アメリカを恨んでいる。だが、同時に思う——日本が核兵器を使わなかったことは、正しかったのか? 俺の家族の仇は、取られたのか? わからない。ただ、生きている。それだけだ。」


《横浜の工場労働者》

「俺は、戦争中も工場で働いていた。戦車や飛行機を作っていた。戦争が終わって、工場は平和産業に転換した。今は、トラックや乗用車を作っている。給料は良い。基金にも毎月積み立てている。戦争は終わった。だが、アメリカは内戦で苦しんでいる。俺は、複雑な気持ちだ。アメリカは、俺たちを攻撃した。だが、俺たちも、アメリカを崩壊させた。これで良かったのか? わからない。ただ、平和が戻って良かった。それだけだ。」


《大阪の商人》

「戦争が終わって、商売が再開した。アメリカから得た賠償金と特許で、日本経済はさらに発展している。新しい技術がどんどん入ってきている。商売は繁盛している。だが、同時に不安もある。アメリカが崩壊したことで、世界のバランスが崩れた。日本が世界を支配するようになるのか? それで良いのか? わからない。ただ、商売を続ける。それだけだ。」



カナダとアメリカの国境沿いに監視塔と2枚の壁とその間に対車両壕、有刺鉄線などが張り巡らされた6400キロに渡る障壁が建設される


《日本帝国・北米方面司令部》

「我々は彼らを見捨てたのではない。彼らが自ら選んだ結末を、彼ら自身の力で終わらせるのを待っているのだ。この壁は、人類が二度と同じ過ちを繰り返さないための、世界で最も長い『墓標』である。」


《カナダ・米国国境の壁・碑文》

「この壁の向こうには、かつて『自由の国』と呼ばれた土地がある。だが今、そこには自由はない。ただ、混沌と破壊があるのみ。この壁は、文明と野蛮を分かつ。我々は、二度とあの過ちを繰り返さない。——日本帝国北米方面司令部、1948年」


《カナダ首相》

「この壁の北側には、日本がもたらした安定と平和がある。南側には、自分たちの民を核で焼く狂気がある。我々は日本帝国の決断を支持する。この6,400キロの鉄とコンクリートは、文明が野蛮から身を守るための唯一の防波堤なのだ。」


《ロンドン・タイムズ》

「世界は今、アメリカを欠いたまま完成した。

6,400キロの壁は、アメリカという国家が『世界の一員』であることを公式に剥奪された証である。日本は武力で占領するよりも残酷な方法を選んだ。それは、彼らを完全に無視し、歴史から消去することだ。」

お読み頂きありがとうございました

もし可能なら感想を頂ければと思います

よろしくお願い致します

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