表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

33/65

4カ国同盟

第二次世界大戦勃発前夜

1936年

ソビエト、そして日英露同盟に対し、独・仏・伊による三国防共協定調


《政治評論家》

「協定は短期的な安定をもたらすかもしれないが、各国の野心と不信は消えない。表面の平和は、暗闇の嵐を覆う布でしかない。」


1938年

フランシスコ・フランコらが率いる権威主義勢力は三国(独・仏・伊)の支援にり早期に国内をまとめ上げ、ドイツ・フランス・イタリア・スペインによる4カ国同盟調印


《アドルフ・ヒトラー》

「フランスとスペインが我々の隣人として、同じ理念のもとに立つことは歴史の必然である。欧州はようやく、英日露耶の偽善とソビエトの混乱から自由となった。」


《シャルル・モーラス》

「共和制の混乱が終わり、秩序と伝統が帰還した。パリは再び“理性の都”ではなく、“規律の都”として欧州を導くべきだ。」


《ベニート・ムッソリーニ》

「地中海の中心に座すローマは、再び運命を語り始めた。大陸の四頭の獅子が歩調を合わせれば、もはや英国の艦隊も恐るに足らぬ。ジブラルタルから東方まで、この海は再び我々のマーレ・ノストルムとなるのだ。」


《フランシスコ・フランコ》

「スペインは内乱の灰の中から立ち上がり、欧州の秩序を支える柱となる。ジブラルタルの風が、新しい時代の旗をはためかせている。」


《ネヴィル・チェンバレン(英・首相)》

「四カ国同盟——ドイツ、フランス、イタリア、スペイン——彼らは、明らかに英国を敵視している。地中海がムッソリーニの『我らの海』になれば、スエズ運河は脅威にさらされる。そうなれば、インドへの航路が断たれる。これは、大英帝国にとって死活問題だ。我々は、日本との同盟を強化せねばならぬ。日本の海軍力と経済力は、今や英国を支える柱だ。もし戦争になれば、日本の支援なしには勝てない。」


《ウィンストン・チャーチル(元海軍大臣)》

「チェンバレンは宥和政策を唱えているが、それは愚かだ! ヒトラーもムッソリーニも、話し合いで止められる相手ではない。権威と秩序の名の下に、彼らは鎖を打ち直している。われわれはその鎖が再び欧州全体を縛る前に、声を上げねばならない。ドーバーの荒波が、もはや壁ではなく、彼らの侵略のための『道』になろうとしているのだ。我々は、日本との同盟を信じ、軍備を増強せねばならぬ。大英帝国は、決して屈しない!」


《近衛文麿(内閣総理大臣)》

「欧州大陸が四カ国同盟として纏まったことは、我が国にとって重大な警鐘である。彼らは『秩序』を掲げているが、その実態は『力による支配』だ。我々は日英露耶の同盟を強化し、太平洋とユーラシアの安定を守らねばならぬ。だが——戦争は避けねばならない。戦争は、我々が築き上げた『統合社会保障基金』という文明の基盤を破壊する。外交と経済で、この危機を乗り越える。それが我々の使命だ。」


《米内光政(海軍大臣)》

「欧州の四カ国同盟は、明らかに対英国、そして間接的に対日本を意図している。地中海がムッソリーニの『我らの海』になれば、英国のスエズ運河は脅威にさらされる。そうなれば、英国は我々日本に、より強く依存することになる。我々は、英国を支え、同時に太平洋の覇権を確固たるものにせねばならぬ。金剛型戦艦10隻、天城型空母4隻と飛龍型空母8隻——この戦力は、決して侮れない。だが、技術革新を怠ってはならぬ。電波探信儀、対潜兵器、航空機——これらを極限まで磨き上げよ。」


《秋山真之(海軍中将・軍令部参謀)》

「四カ国同盟——彼らは『力の論理』で動いている。だが、力だけでは海を支配できぬ。我々は、第一次世界大戦で学んだ。電波探信儀、対潜兵器、航空母艦——これらこそが次の海戦の鍵だ。欧州が再び火の海になれば、太平洋も無関係ではいられまい。アメリカが動けば、我々も動かざるを得ない。だが、動くなら勝たねばならぬ。勝てぬ戦争は、国を滅ぼす。」


《東条英機(陸軍中将)》

「欧州の情勢は、我々にとって他人事ではない。四カ国同盟がソビエトと対峙すれば、ロシア帝国東領も脅威にさらされる。我々は、同盟国を守らねばならぬ。だが、陸軍の現状は厳しい。第一次世界大戦での大損害により、陸軍の発言力は低下している。だが、だからこそ、我々は技術と訓練で補わねばならぬ。96式戦車、高機動四輪車、トラック、そして最新の通信機器——これらを駆使し、機動力で戦う。それが、新しい陸軍の姿だ。」


《石原莞爾(陸軍少将)》

「欧州の四カ国同盟は、『最終戦争』の前兆だ。世界は二つの陣営に分かれ、やがて全面戦争が勃発する。だが、日本はその戦争に巻き込まれてはならぬ。我々が守るべきは、日英露耶の同盟と、太平洋の平和だ。大陸への進出は、泥沼を招くだけだ。統合社会保障基金という『富の源泉』を守り、技術と教育で国力を高める——それが日本の進むべき道だ。戦争は、最後の手段でなければならぬ。」


《渋沢秀雄(渋沢栄一の孫・実業家)》

「祖父・栄一が築いた『統合社会保障基金』は、今や世界最強の経済兵器だ。欧州が戦火に包まれれば、資本は安全な場所へ逃げる。その『安全な場所』こそが、日本だ。我々は、戦争で儲けるのではなく、平和で儲ける国家だ。だが、平和を守るには力が要る。経済力、技術力、そして軍事力——この三つが揃って初めて、平和は守られる。」


《ニコライ二世(ロシア帝国東領皇帝)》

「欧州大陸が再び戦争の準備をしている。かつての私の帝国——ウラル以西——は、今やソビエトの支配下にある。そして、そのソビエトが、四カ国同盟と対峙している。もし戦争が始まれば、ロシア帝国東領も無関係ではいられまい。だが、私には日本という強力な同盟国がある。日英露耶の同盟は、世界最強の経済・軍事ブロックだ。私は、この同盟を信じる。そして、私の民を守る。ウラル以西は失ったが、ウラル以東は守り抜く。それが、私の使命だ。」


《オリガ皇女(北白川宮成久王妃)》

「私の故郷——ペトログラード——は、今やソビエトの首都レニングラードとなっている。父上は、ウラル以東に新しい帝国を築かれた。私は、日本で幸せに暮らしている。だが、心の一部は、いつもロシアにある。もし戦争が始まれば、私の家族、私の民が危険にさらされる。私は、日本とロシア帝国東領の架け橋として、平和のために尽くしたい。戦争は、誰も幸せにしない。それを、私は知っている。」


《フランクリン・ルーズベルト(大統領)》

「欧州が再び戦争の準備をしている。我々アメリカは、第一次世界大戦に参戦した。だが、その結果、何を得たか? 負債と、日本の台頭だ。今、我々の経済は、日本の基金に支えられている。これは屈辱だ。だが、現実だ。もし欧州で戦争が始まれば、我々はどう動くべきか? 孤立主義を貫くのか? それとも、再び参戦するのか? 国民は、戦争を望んでいない。だが、もし日本が参戦すれば、我々も動かざるを得ないかもしれない。この屈辱を、いつか必ず晴らさねばならぬ。」


《チャールズ・リンドバーグ(飛行家・孤立主義者)》

「欧州の戦争に、アメリカは巻き込まれてはならない! 我々は、第一次世界大戦で多くの若者を失った。そして、その結果、日本に経済的に支配された。もう二度と、ヨーロッパのために戦ってはならない。我々は、アメリカ大陸を守るべきだ。日本? 彼らは我々の『恩人』だと言う者もいるが、私は信じない。彼らは我々を支配しようとしている。いつか、我々は日本から独立せねばならぬ。」


《東京・日本橋の商人》

「欧州がまた戦争の準備をしているらしい。怖い話だ。だが、俺たちには統合社会保障基金がある。戦争になっても、日本は大丈夫だ。祖父の代から基金に積み立ててきた金が、今、国を守っている。それに、1940年には東京オリンピックがある。世界中の人が日本に来る。戦争なんかしている場合じゃない。平和こそが、商売繁盛の秘訣だ。」


《大阪の工場労働者》

「新聞で、欧州が四カ国同盟を結んだって読んだ。また戦争か? 勘弁してくれよ。第一次世界大戦では、日本も兵を送って、多くの若者が死んだ。俺の兄貴もロシア戦線で死んだ。遺族年金はもらったが、兄貴は帰ってこない。戦争なんて、二度とごめんだ。でも、もし日本が攻められたら? その時は、俺も戦う。家族を守るためだ。」


《京都の大学生》

「欧州の情勢は不穏だ。ヒトラー、ムッソリーニ、フランコ——彼らは『秩序』を掲げているが、その実態は独裁だ。日本は、彼らとは違う。我々には民主主義があり、議会がある。そして、統合社会保障基金という、世界に誇るべき制度がある。だが、もし欧州が戦争を始めれば、日本も巻き込まれるかもしれない。僕は、戦争には反対だ。だが、もし国が危機に瀕すれば、僕も戦う。それが、国民の義務だ。」


《北海道の農民》

「欧州が戦争? 遠い話だ。俺には関係ない。俺の仕事は、米を作ることだ。日本の食料自給率は100%以上だ。戦争になっても、日本人は飢えない。それが、俺の誇りだ。統合社会保障基金のおかげで、農業にも投資が来て、機械も買えるようになった。もう、人力で田植えをする時代じゃない。機械が俺たちの仕事を楽にしてくれる。戦争? そんな暇があったら、米を作れ。」


《沖縄の漁師》

「欧州の戦争? 沖縄には関係ねえよ。俺たちは毎日、海に出て魚を獲ってる。魚群探知機のおかげで、魚がどこにいるかすぐわかる。昔は、勘と経験だけが頼りだったが、今は機械が教えてくれる。便利な時代になったもんだ。戦争になったら? その時は、日本が守ってくれるだろう。統合社会保障基金に毎月積み立ててるんだから、国も俺たちを見捨てないはずだ。」

お読み頂きありがとうございました

もし可能なら感想を頂ければと思います

よろしくお願い致します

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ