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第2話 地・禄を資本に、資本を力に

以前に書いていた物を

基金により買い取った土地は国有化し借地をする代わりに地代を集める形に

また「禄を資本に」を追加しました


「地を資本に、資本を力に」

当時、地租改正への不満を抱えていた地主層は、国家との対立要因に

土地は税負担を生むだけで、売却市場は未整備、担保力を活かしきれない“死蔵資産”となっていた


厚生省は、統合社会保障基金の資金を使い地主の土地を適正価格で買い取る仕組みを構築し、地主は現金化によって得た資金を社会保障基金へ出資し運用益を得る


国は取得した土地を工場用地・鉄道敷設・水利事業・都市開発・農地再配分 に再利用


地主層の抵抗は消滅し、成長のステークホルダーへ転換


購入した土地は国家所有(厳密には基金保有)となり、

- 個人・企業は「永久借地権」を持つ

- 地代を毎年支払う(固定資産税の代わり)

- 建物・改良物は私有可能

- 借地権は売買・相続可能


地代は

農地: 収穫高の10-15%

商業地: 評価額の3-5%/年

工業用地: 評価額の2-3%/年

住宅地: 評価額の1-2%/年


等、時勢に合わせて変更

地代は景気後退期には自動調整され事業継続を優先

地価は「期待」ではなく「実需(収益力)」で決定


土地買い取りによって得られた大量の資本が基金に流入すると、統合社会保障基金は一気に国内最大の投資主体に


鉄道・港湾・道路

電信・通信網

都市再開発

工場建設(軽工業・重工業)

水利改良・灌漑

各地の学校・病院設立

ゴールド購入による準備強化

等に投資される


《松方正義》

「地租は国家の血である。だが血を抜くだけでは人は生きぬ。この制度は、土地そのものを“造血臓器”に変えた。」


《井上馨》

「地価を投機から解放した国家は、金融恐慌からも半ば解放される。この仕組みは、通貨防衛そのものだ。」


《大隈重信》

「土地は死蔵資産にあらず。民の地を国の礎となし、未来へ運用すべし。土地の所有権を社会的契約の上に再構築したことに、近代日本の成熟を見る。地主も民も利を得、国家も富む。斯くの如き制度こそ“文明の商法”と言うべし。」


結果

・土地の流動化

・資本の集中と効率化

・計画的な都市デザイン

・インフラ整備の超高速化

・労働市場の安定

・農業生産性の劇的向上

・工業化のスピードが欧州に肉薄

・財政規律が強固化

・国債依存がなくなり円貨の国際信用が向上


《大久保利通》

「土地を民から奪ったのではない。民の財を、万代の春を築くための『種』として預かったのだ。この国の土の一升一升が、子供たちの教科書になり、老人の薬になり、鋼鉄の路(鉄道)に変わる。これこそが、真の開国である。」


《ウィリアム・グラッドストン(イギリス首相)》

「土地国有化と永久借地権の組み合わせか。ヘンリー・ジョージの『進歩と貧困』を実践しているようだが、日本のやり方はより実務的だ。我が国の地主階級は決してこれを受け入れまい。だが、もし日本が成功すれば、大英帝国の土地制度そのものが時代遅れになる。注視すべき実験だ。」



「禄を資本に」

秩禄処分として俸禄の買取を行いその現金を統合社会保障基金へ出資し運用益を得る


士族は

・「不確実な公債」ではなく「非課税・元本保証の安定した金融商品」を手に入れ、特権を失う代わりに「安定した資本家」としての生活基盤を獲得

・多くの士族は「武力」ではなく「運用益」で生計を立てる道を選び、新政府の安定した支持層の一部となり、「道義派」の反攻エネルギーが減少


かくして士族は、剣を資産に替え、国家の時間軸と歩調を合わせる存在へと転じた


海軍も陸軍も

・統合社会保障基金が出来れば社会保障が国の予算から外れるため、国家財政の圧迫が避けられ、ひいては軍事予算の増加につながるかも?

・子育て支援により子どもが増えれば兵も増やせるかも?

・教育が進めば質の良い兵を得られるかも?

・技術が進めば軍事力も飛躍的に上がりる

・「軍人年金」や「死亡弔慰金」、「遺族年金」は間違いなく充実する

と餌をまき、賛成を得る


《伊藤博文》

「士族を国家債権者へと変えた。これは内乱防止法を千本作るより強い。」


《大山巌》

「軍は国を守る矛である。だが、矛を振るうには、民の信頼と支えが要る。福祉がそれを担うなら、我らは矛としての務めを果たせよう。」


《山縣有朋》

「強い兵とは、飢えぬ家族を持つ兵のこと。基金は、銃弾よりも強く我が国の防壁を固めている。この“経済の城壁”がある限り、日本は列強に伍していける。統合社会保障基金は単なる福祉政策にあらず。それは民の貯蓄を国家の戦力へ転ずる“経済兵站”である。兵站の強き国こそ、真に戦に勝つ。」


お読み頂きありがとうございました


統合社会保障基金への土地購入費用の流れ込みももちろん大きいですが、この時代に土地の流動化は計り知れない経済ブーストになるかと思います

また国有化した土地を借地として、地代を集める形をとり、安定した収入となります


もし可能なら感想を頂ければと思います

よろしくお願い致します

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