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少女は、世界を救うか、滅ぼすか。  作者: 吉本アルファ
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最終話「トゥノワールの鍵守り」

数年後、アリシア王国は、大きく変わっていた。 レオンハルトは、王国の騎士として、真実の歴史を人々に語り、銀髪赤目の一族への差別をなくすために尽力した。


そして、テルーナの故郷の村は、古代魔法の知識を学ぶための学園となり、世界中から多くの人々が訪れるようになっていた。テルーナは、そこで古代魔法の教師として、人々に真の魔法の力を教えていた。


ある日、レオンハルトがテルーナの村を訪れた。 二人は、銀髪赤目の子供たちが、楽しそうに古代魔法を学んでいる光景を、優しい笑顔で見つめた。


「世界は、変わりましたね」


テルーナの言葉に、レオンハルトは頷いた。 「ああ。そして、これから、もっと変わっていくだろう」


二人の手には、もう紋様はない。しかし、彼らの心には、世界の真実と、互いの絆が深く刻まれている。


テルーナとレオンハルトは、かつて世界を分けた「二つの黒」を再び一つにした、「トゥノワールの鍵守り」として、これからもこの世界を見守り続けていくだろう。

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