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月は太陽の幸福を願う  作者: 卯月朔夜
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第一話


巫女見習いは本名ではなく仮名として呼ばれる。

仮名には三種類ある。一つは本当の名前を付ける者。この人達は新参者が多い。二つ目は本名ではなく偽り名前をつける者。直系には入ってはいないが遠い傍系の一族の者。三つ目は仮の名前。先祖代々の本家の一族の者。もしくは本家と血の繋がりが強い傍系の一族の者が多い。


 仮名には主力の巫女に与えられる名は大体、一月を担当する一族は“睦月(むつき)”や二月を担当する一族は“如月(きさらぎ)”といった昔の月名が多い。あるいは名前に前後に“月”がある。その方が分かりやすいというものがある。

その後、卒業すると別の名前が与えられその名が

現在の序列に関係する。


私の一族は八月を担当するものだから“葉月(はづき)”だ。

序列的には現在は上位にあたる。そのため並大抵な覚悟ではやっていけない立場にあった。しかも、当時はまだ若く未熟な私ではやっていけないと上から反対され、そのため、私の家系では後継者がおらず祖母はなかなか引退出来なかった原因でもあった。

私が巫女見習いを卒業して数年後には祖母が他界はした。祖母は天寿を全うしたのだ。

 たくさんの人達に見送られながら葬儀はつつがなく終了した。

祖母が亡くなったため、早く後継者を育てる必要があったり、神子として役割を果たすよう目指した。

その後、仮名は変更され私は“月華(げっか)”と名乗るようになった。


今、仲が良いと思っているのは

花月(かげつ)”、“風月(ふうげつ)”、“氷月(ひづき)”、“華月(かづき)”、“”



もう一度、仮名が変更された。現在“紫月(しづき)”と名乗っている。


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