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閉話、アデールさんの性教育は大変なの。

男耐性のないアデールさんのお話

フォーレストの客間でアデールに床の作法を教えていたのだが、全く知識がない彼女は口頭で説明するだけで真っ赤になっていた。そして挿絵を見せると悲鳴に近い驚きの声を上げ、チョットだけエッチな写真を見せると、刺激が強いのか失神したりと、とても大変なのだ。


「もう、毎回大騒ぎするので個室で行なえと執事に文句を言われました!」


「しゅみましぇん・・」


「今日はこの前、時間切れで教えることが出来なかった続きです!」


「うひゃ!」


次女頭は、その、チョットエッチな写真をチラつかせるだけで、既に真っ赤なアデールさんを見てしかめっ面に変わった。流石にここまで恥ずかしがり屋だと呆れを通り越して、ご立腹のようだ。


「毎回気絶するので、今回はこれを利用します」


「はい、それは・・」


箱から取り出したのは3Dゴーグルだ。差し出されたアデールは申し訳無さそうに受け取り装着。


「お願い」


間髪入れずに侍女たちが無言で入って来たが、もう既に拘束器具が握りしめられていた。そしてアデールは椅子に体を固定されるのだった・・・。


「えっ、動けいないよ」


「今回は失神しても強制的に映像をお見せします!」


ドヤ顔で言い切る侍女頭は早速装置を起動すると、ゴーグルと椅子をリンクするのだった。


「わわわ、何か背中がピリピリします」


ゴーグルに仕込まれた脳波検知センサーと椅子のショックシステムがリンクされていて気絶すると即座に起こされ、強制的に続きを見せられることになる。因みに目を瞑ると同じく電撃が走るのだった。そして侍女頭は無表情にポチッとボタンが押すのだった・・。


「では、再生します」


「うひゃひゃ、いやーん」


強制的に見せられる映像は、勿論半裸の男女が・・・絡んでいるわけではなかった。ただベッドの上で密着しているだけの映像だ。


「はい次がこれです!」


徐々に、細かく、営みの前段階が映し出される。次に見せたのは同じカットだが、シーツを外され裸体をさらけだしていた。


「あっ、絡んで・・・(沈」


アデールさん、一目みるとガクッと首がさがり意識が飛んだ!しかし数秒後、ピリッとお目覚め電撃が走ったのか、ピーンと背筋が真っすぐになり覚醒。


「はいつぎ!これは前戯に入る前、お互いの気分を盛り上げている状態です!」


「あっ・・」


際どい部分はモザイク処理され、純情映画の絡み合うシーンのように大してエロくないのだが、アデールさんは失神と覚醒を何度も繰り返し進むのであった。


「ここからが本番よ!気絶しないでよく見るのよ!!」


すでにお怒りモードから”ドS”キャラに豹変した侍女頭はアデールの反応を見るのが「楽しい」に変化していた。そして極めつけの本番動画を見せた!


「これ何?運動?往復運動?女の子を虐めてるの?」


「はっ?意味を理解してないの」


「変な声・・これ悲鳴?やっぱ虐め?」


「・・・(呆」


見当違いの答えを聞き、さすがの侍女頭さんも一周回って呆れたそうな。だが映像を見ていたアデールさんの様子がだんだんおかしくなってきた!


「これを行えばいいのね(棒」


「はいそうです(ジト」


「わかりました(棒」


どこか感情がないというか、声のトーンが少し低くなり冷たく語る彼女の頭が少し上を向き始め、口元が緩み始める。


「??アデール様大丈夫でしょうか」


「・・・・(沈」


少しフラフラと体を横に揺らし異変に気がついた侍女頭は3Dゴーグルと拘束器具を取り外した。だがアデールは目が泳ぎ空を切り、エヘエヘと半笑いの笑みを浮かべ自己防衛なのだろうか、気絶はしてないが、意識がどこか遠くに飛んでしまったようだ。まだまだ両者の苦労は続くのであった・・・。


「嗚呼、アーネスト陛下の元にはまだ送り出せない・・・」


「お姉様の教育は進んでいますか?うふふ」


噂の壮絶な性教育現場にカティーナが様子を見るために入ってきた。だが呆けているアデールを一目見て笑っていた。


「カティーナ様、一言で言うなら苦戦しています。小さな子供に無理やり教える様な状態です」


「うふふ、そうよね〜、私と違って完全に情報が遮断されていたから」


「はぁ〜」


「程々にして後はアーネスト陛下にお任せすれば良いのでは?」


「それは流石に、今の状態で送り出せばアーリー様が確実に弄り倒します!」


「あっ、そうね、エ、いや、か、解放的ですから餌食確定ですね!」


流石に侍女頭の前でカティーナは言葉を選んでいた。そう、エルシー前女王から酒飲みで、性に対し解放的なアーリーの事を色々聞いていたのだ。


「とりあえずR12指定の恋愛映画でも見せますか」


「姉にはそれでも過激かもしれせんね」


「カティーナ来てたの〜、おままごとしてあそぼ〜」


やっと覚醒したアデールさんはカティーナを見つけると子供の様に満面の笑みを浮かべながら近づき、キュッと手を握りしめていた。間違いなく精神に異常をきたし退行している様だ。


「アデール姉様、講義が終わってませんよ」


「いや!酷いんだよ、女の子の虐め方を教えようとするのよ、もうわたし女なのにー!」


その仕草や喋り方は6,7歳位だろうか、プッと頬を膨らませ身体を横に振って不機嫌を表現していた・・・。


「姉様、お茶しませんか」


「うん、それがいい!喉乾いたの」


その後、カティーナと仲良くお茶を嗜んでいると、落ち着いたのか退行は収まり、通常のアデールさんに戻った。


「んん、あれ、あらカティーナ」


「ようやくお目覚めですかお姉さま」


「皆様夕食のお時間でございます。ダイニングへと移動してください」


気がつけば夕食の時間だった。侍女が気を聞かせ二人をダイニングに案内するとすぐさま前菜、スープが運ばれ、久しぶりに二人で食事を楽しんでいた。そしてメインディッシュが運ばれ、執事が料理の説明をすると・・。


「本日のメニュー、ボッキ茸のバターソテー、アミ茸のベールに包んで、となります」


「うひゃひゃ」


出された皿を一目見るなり仰け反るアデール。そう、ボッキ茸は松茸のような形をしていて、先端が微妙に赤く、アレを想像するには十分だ。それは細かなアミアミが特徴のアミ茸がベールのように皿に広がっていた。


「あー、よりによってボッキ茸とアミ茸とは・・・」


アミアミがモザイクに見え、その透けて見える大きなアレのようなキノコは、強制的に見せられた映像がフラッシュバックするには十分な威力だった。しかし様子が変だ・・。


「こいつが悪さするのね!」


カティーナ「わわわ」


敵認定したのか?思いっきりザクッとフォークをキノコに突き立てたアデールさん、そのまま細かく切り分けると我に返るのだった・・・。


「退治しましたよ、さぁ、食べましょう!」


「姉さま、敵じゃないのよ」


前途多難のアデールさんだった・・。

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