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好色ベスは操られ、まさかの展開に。。。

クレアを狙ったが・・・。

「そろそろ、食事にしないかクレア」


「うんそうね、もうお酒はいいかな。後は夕食とアーネストをいただければ完璧です!」


休憩と称して二人でのんびりお酒を飲んでいたのだ。勿論クレアは薄着でアーネストにベッタリくっついて甘えん坊全開。日が高かったのでアレな行為には及んでいないが、今晩は確実に燃え上がると営み予報は100%の確率が出ていた。


「フェデラリーの食事は意外にあっさりですね、ですがコクがありません!」


「うん、不自然に塩味が薄いね」


そして向かったレストランは個室ではないが大きく仕切られ他の客の目に留まらないように配慮されていた。スモークサーモンの様なピンク色の前菜を一口食べたクレアは少し物足りないようだった。グスタフからのクーン料理の情報を教えられていたのか味が極端に薄く物足りないようだ。


「料理長を呼んで参ります、アーネスト陛下!」


緊張しながらサーブしていた女の子が血相を変えて厨房に突進していった。そして呼ばれた料理長が急いで二人の元に馳せ参じる・・。


料理長「アーネスト陛下申し訳ありません。クーン料理は薄味と聞いていていまして・・」


料理長は気を利かせて薄味にしたのだが、ちょっと塩分を控えすぎたようだった。


「ありがとう料理長、不安だったらテイストしたのに」


「へっ、陛下自らですか」


「料理は好きだよ、気にしないでね」


「わかりました、少しお待ちください作り直してきます」


気合の入った料理長は新しく料理を作ってくれるらしい。それを聞いてクレアは喜んでいた。


「ふむふむ、美味しい料理がくるのですね!」


「まぁ、大きな期待をしないで待とうじゃないか」


10分ほど経つとクレアのことを思ってか、少なめの前菜が運ばれそれは小さな色彩豊なパティだった。サーブする女の子の後ろでは緊張した面持ちの料理長がじっと見つめていた。


「パク!ふむふむ、先ほどより味が乗って美味しいです!」


「おおお、この塩分がちょうどいいのか!」


その言葉を聞き急いで厨房に戻った料理長は、渾身を込めて主菜を作り始めるのであった。


「はぁ〜、美味しゅうございました」


「女神クレア様から美味しゅうをいただきました!」


「うわぁ」


いつの間にか現れた料理長の褒め言葉はアレだが、クレアが満足したので料理長にお礼を述べ最上階のラウンジに移動する事にした。


「彼女たちも来ますかね」


「来ると思うよ、さて仕込みを行わないとね」


ラウンジに移動しつつアーネストはアイアスにあるとある命令を出すのだった。そして数分後エルフォードは高度を上げ何処かに消えていった。


「おや、ラウンジの方に行きましたよ、チャンスですね」


レストランに入った直後から例の二人組みは少し離れた席で食事を摂りつつアーネスト達を監視、案の定ラウンジまで追いかけて来た。


「さっきは料理長が頻繁に出入りして出来なかったけど、ここなら大丈夫だ」


「艦長〜、相手は夫婦ですよ、どうやって近づくのですか?」


「あ゛!」


「ですよねー、どうやって引き剥がすのでしょうかね〜」


仲良くラウンジのソファーでピッタリくっ付く二人を見て悩むロレーナ、それを横目で見ていたクレアは店員にそっと注文を出すのだった・・。


バーテンダー「あちらのお客様からです」


少し経つとロレーナの目の前に細いシルエットのカクテルグラス、ベスの前にはショートグラスに琥珀色の液体が注がれる。クレアは二人の好みに合わせお任せで注文を出したのだろう。


「なっ!」


まさかの展開にびっくりした二人は目を丸くしてアーネストを凝視、すると本人自ら近づいてきた。


「こんばんは、目的があって僕たちを監視してるのかな」


「。。。」


「あれれ、ディスティア人は挨拶も知らないのか」


「ななな!」


「ちっ!」


いち早くベスが反応して手首に仕込んだ麻酔針を飛ばそうとしたが、サッとアーネストに手首を掴まれた。


「無駄だよ、君の考えている事位はわかるよ」


「うぐ、離せ!」


「悪さしたら、せっかく保護したアルビーンが死んじゃうかもね」


「クッソ、私たちの目的を知っているのか!」


ロレーナは我を忘れ激昂し目的を思わず吐露、ベスは手を振り払おうとするが無駄だった。力では完全に負けている。


「おいおい、ディスティア万歳だけはやめてくれよ」


「クッ!そこまで知っているのか!」


「それは君らの態度次第じゃないのかな、アルビーンはちゃんと保護しているよ」


「お前!」


「艦長〜、ここは引いたほうがいいですよ〜、全く勝てませーん」


「お前達の目的は何だ!」


負けず嫌いなのかキッとアーネストを睨みながら、ゆっくりと腰に装着している何かの装置に手を伸ばしていた。


「君、腰の装置に手が触れると静かに死ねるぞ」


「な!」


「うひゃ」


何もない空間から2本のナイフが現れ、ロレーナとベスの背後から首にピタリとくっ付いた。勿論それはもちろん護衛のミーシャだ。


「お名前は?俺は名乗らなくても知ってるでしょ」


「分かったわよ降参します。ロレーナよ」


「ベスも降参します」


ロレーナはゆっくりと両手を上げ降参のポーズを取り、腕を掴まれ発射口を顔に向けられていたベスは装置を外しアーネストに渡す。


「それが正解だ、けど本当に好戦的な人達だね、ここにきた理由の一つはその態度だ」


「言わせておけば、こんな星はさっさと攻撃して資源だけ奪えば良いのよ」


アーネストはロレーナのその言葉を聞くと苦笑いし、その場を立ち去る事を決めた。


「君たちとは交渉すら出来なさそうだね、じゃおやすみ」


アーネストはクレアと腕を組みながらバーを後にする。そして2人が見えなくなるとナイフがスッと消えてなくなった・・。


「艦長〜、怒らせちゃったじゃないですか〜、ダメですよ〜あんな事言っちゃ」


「ふん、だって事実でしょ、こっちの考えを話したから出ってたんじゃない!」


「呆れてましたよ〜」


「いいのよ、クッソ腹の虫が収まらないわ!すぐにでも殺してやりたい」


「えー、殺すよりクレアを拉致してアルビーンを返して貰いましょう」


「そうね、それが一番ね!んっ、何そのスケベ顔」


「ウヘヘ、蹂躙したい・・」


「はぁ〜、貴女はそこなのね」


諦めが悪い二人はクレアに狙いを絞るのだが、ベスは違う意味で狙っているようだった。


「という訳ですニャ!」


ディスティアの二人の会話を、隠れ聞いていたミーシャはアーネストに会話内容を伝えた。


「私って巻き込まれ体質なのでしょうか、アーブラハムに引き続き」


「今回は必然かな、さて面白くなってきた」


「残り時間は36時間を切ったと話していたニャ」


「なるほど、時間になったら迎えに来るのか」


「アーネスト、アーネスト、どうするの?」


「良い考えがある、クレア、悪いけど捕まってくれないか」


「うふふ、楽しそうですね」


不敵な笑いを浮かべるクレアとアーネスト、彼の頭の中ではすでに作戦が実行されていたのだ。


ーー


ディスティアの2人は少し考えた後、アーネスト達の部屋に向かった・・。


Ai<その階には止まりません>


「クッソ、何でよ!」


「あー、このカードじゃ特別スィートルームは立ち入る事が出来ないようですね」


「もう、ハッキングしなさいよ!」


「これ無理、あっちの直接の許可が降りないと無理」


ベスは端末を取り出しハッキングを始めたが、セキュリティー認証を求められそれ以上進めなかった。


「ふん!同じフロアーに部屋を借りれば入れるのね」


「そうですけど・・」


2人は一旦ロビーに降りて部屋を変えてやっと同じフロアーに辿り着いた。


「あの2人がやって来たニャ」


「うふふ、悪戯しちゃおー」


何やらクレアが思いついたようだ。玄関に行きドアノブを握り集中しはじめた。


「ベス!このドアハッキングして鍵を開けるのよ」


「任せて下さい!」


ドアの向こうでは、ベスがIC読み取りセンサーにスマホ程の大きさの端末をかざし操作していた。そしてカチリと音がしてロックが解除された。


「解除しました行きますよ、ウッ・・・」


ベスがドアノブを握ると、一瞬電気が流れた様にビクッと身体が反応すると動きが止まった・・。


「どうした、大丈夫か」


「・・え、ええ、大丈夫です」


「侵入前は緊張するよね、表情が固いわよ」


ほんの数秒固まっていたベスは気を取り戻したのか返事を返したが、なんとなく表情が無表情で硬くなっている。ロレーナは侵入を前に緊張していると思ったのか気にしてなかった。


「そうですね、それでは行きます」


ゆっくりドアを開け忍び足で部屋に入る2人、しかし真っ暗で何も見えない。


「もう寝てるのかな?」


「・・・」


「ねぇ、ベス聞いているの?」


部屋に入り少したつとベスが無言になり動かなくなった。


「ねぇロレーナ、勝手に入って来ないでよ」


「わ、その声はクレア!」


クレアがそう言い放つとパッと明かりが灯り、一瞬目が眩み目を瞑ると首に金属質のヒヤリとした感触が伝わってきた。


「阿保だニャ、動くと切れるニャ」


「ツッ!」


目を開けると目の前にベスが見えるがその前にクレアが立ちはだかっていた。そしてナイフはもちろん真横に立つミーシャから向けられている。


「ねぇベス、クレアを連れて自分の部屋で思いっきり楽しんで良いわよ」


「ウヒャ本当に?ロレーナ艦長、本当にいい?」


「勿論よ、人質だから殺しちゃ駄目よ」


「うん!」


「えっ!ベス何言ってるの、目の前にいるのがクレアよ!」


ベスはクレアを見てロレーナと言い、本物が声を掛けても全く動じない。それどころか振り向き舌舐めずりしながら獲物を狙う猛獣のように凝視してくる。


「じゃ、部屋に戻ろうか」


「はーい」


「ちょっとベス!ベス、あんた分かってんの、命令よ、ねぇベス」


「何よクレア、アンタ命令しないでよ、うるさいわね」


「うるさいニャ、黙って部屋に戻るニャ」


「・・・」


懸命にベスに命令を出すがクレアとしてしか認識されず、ミーシャのナイフが首にめり込んでくるとロレーナは黙って従うしかなかった。そしてそのまま自分たちの部屋に移動させられ、ベスはベッドルームの扉を開ける。


「ねぇベス、楽しむ時にクレアが暴れるかも」


「うふふ、大丈夫ですよ〜」


ベスは七つ道具が入っている小箱を開け、小さな涙型の注射器を取り出しロレーナの背後から首に刺した。


「あっ・・」


「うふふ、行動制限用の弛緩剤よ!」


薬液が注入すると数秒で脱力感に襲われ必死に我慢していたロレーナだが、ミーシャがポンと背中を押すと崩れるようにベッドに倒れた。


「じゃ!楽しん!」


クレアとミーシャは音を立てずにゆっくり部屋を出ていく。するとベスの目は蕩け始め、クレアと思い込んでいるロレーナの隣に寝そべり密着。


「うん、ウヘヘ〜さてさてどうやって攻めましょうか!」


「わわわ、やめて、やめて、ベス、ベス!無理無理!」


「うふふ初めてなのね、任せれば良いよ直ぐに気持ち良くなるから」


「あなた操られているのよ、しっかりして!」


ベスは麻痺して抵抗できないロレーナのスカートを捲り、いきなり顔を突っ込んだ!


「むふふ、蹂躙するならここからよね〜」


「あっ、ダメよ・・・」


抵抗できない彼女はこの後ベスの執拗な攻撃に晒せれるのだった・・・。


「面白かったニャ!」


「うふふ、あの子って百合だったから思いついたの、それにしても簡単に堕ちたのよ」


精神魔法でベスを操っていたのだが、元々クレアを狙っていた彼女は自分の欲望が影響して簡単に術に堕ちたのだった・・。

宜しければブクマ評価お願いします。

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