出会って4日で同棲生活(満月の夜は。。。)
ワルワラちゃん、豹変します。
ウラッツェンを知らないクレアに紹介と歓迎を含め夕食に招待。城下町に繰り出していた2人は城に戻っていた。
アーネスト「ウラッツェン、デレてるよ」
クレア「うふふ、幸せそうな2人ですね」
食堂近くのソファーに仲良く座り、お喋りしている2人からは幸せのオーラが溢れ出ていた・・。
アーリー「午前中、空港の診療所で友達になってと言ったら、夕方にはもうあの状態よ!嫌になっちゃう」
「ハハハ、惹かれ合うと時間は関係ないってことか」
「私はずいぶん焦らされましたけどね!」
「クレア、思い出すとなんか甘酸っぱかったね」
「ふん、青春って感じね2人とも、さぁご飯食べよ!」
ウラッツェン「うわぁ、アーリー様!」
ワルワラ「わわわ、気が付かずすみません。です」
ちょっと頬を膨らませたアーリーはズンズン二人に近づくと、腰に手を置き目の前に立ちはだかり甘い時間を凍らせるのだった。
「それでは出逢いに感謝して乾杯!」
そして食事が始まったが、隣にアーネストが座り緊張感MAXのワルワラは時折耳が折れ緊張しているのが丸わかりだった。
「ワルワラちゃん、料理は意外に質素でしょ」
「ええ、王族はもっと豪華かな食事と思っていましたが意外ですね」
一応、前菜、スープ、主菜と順番に運ばれては来るが街中のレストランと大差なく素材の質は高いが、ご馳走と呼べる料理では無かった。
「やっぱ仕事終わりにはシュワシュワが最高ね!」
「ほぼ毎日飲んでるな」
「うん、アル中!」
「何か言いまして、魔力に変わるのよ!」
「単なる言い訳だよね〜」
なんだかんだ言ってほぼ毎日アルコールの類を飲んでいるアーリー。アル中にならないのか最初は心配していたが、そもそも不死になると脳細胞が勝手に入れ替わり中毒症状が出ないそうだが、本人の嗜好そのものがアルコール依存だと最近思うアーネストとクレアだった。
「ワルワラちゃんは飲めるの」
「わっ!の、飲んだことありません」
「飲みたきゃ勝手に呑んでね〜」
ワイワイしながらいつも通りの食事も終わり、席を変え食後のお茶を嗜みながら今後の予定を聞くと・・・。
「今日はホテルか軍の宿舎のどっちにする?お金がかからないのは宿舎よ」
「アーリー女王様、部屋が決まってないのですね・・・あの・・私の家に母に紹介します、です」
「・・・今日出会ってもうそこなの、早いわね・・(ジト目」
流石のアーリーもジト目で呆れ顔だ。城下町に向かい僅か数時間で一気に恋人同士まで上り詰めたらしい。それにしてもこんなに早く仲良くなったのだろうか?謎だった。
ーー
食事会も終わり、ウラッツェンとワルワラは恋人繋ぎで手を繋ぎ城を後にし、母が待つ自宅に向かっていった。
アーリー「ハァ・・、まさか匂いと直感で判断したなんて夢にも思わなかったわ」
クレア「犬族アルアルですかアーリー」
「なくは無いけど相手は人間だよ、聞いた事ないわ」
ジャガー「狼族は直感が一番だと信じて行動する者が多いです」
三人「なるほど!」
真顔で可愛いと言われ、顔から読み取れる性格は悪くなく、身体目的の様ないやらしさを感じず、匂いも健康で嫌味がなく全てが好みだと、帰り際アーリーの質問に小声で恥ずかしそうに答えたワルワラだった。
「お母さんただいま!いきなりなんだけど、会ってもらいたい人がいるの!」
自宅に戻ると緊張も解けたのか元気なワルワラに戻っていた。多分、活発な彼女はこれが普通なのだろう。ウラッツェンは玄関先で待機だ。
母親「ふふ、どうしたの何かいい事でも会ったの?」
「うん!紹介するね、私の大切な人のウラッツェンよ!」
母親の名はマリー、小さめで愛くるしい顔立ちを持ち、白い毛並みが綺麗な犬族の女性だ。パッと見20代後半といっても過言じゃ無いくらい若々しい。因みに実際の年齢は34歳位?ほらこれ以上の詮索は女性に失礼ですよね!
「入っていいわよ、汚い所だけど」
マリーに呼ばれ、恐る恐る低姿勢で姿を現したウラッツェンを一目見たマリーは、驚愕の表情になると思いきや・・。
「やったね!彼氏だよね!」
種族無視、男性と認識するや否や笑顔で迎えてくれるマリーであった・・。
「犬族の常識ならまだ結婚はしないけど、彼女は狼族の血を引いていて、もう家を出たいって言い始めたの、ウラッツェンこの子の面倒を一生見れるかしら」
挨拶もそこそこ、いきなり本題をぶちかますマリー。その恋人になったばかりのワルワラは16歳。狼族の血を引く彼女は早熟で既に独り立ちをしたいと、日頃から小言を漏らしていたらしい。
「はい、もちろん2人で人生を歩みクーンで一生を終えるつもりです」
「そう、覚悟はあるのね・・・・ありがとう」
マリーのありがとうの言葉を発する時、声が震え涙ぐんでいた。それは彼女が明るく希望に満ちた未来が待っていると感じたのだろう。
「お母さん・・」
「私の過ちでこの子には苦労をかけたの、良かった、本当に良かった・・」
一切の反対が無く、逆にワルワラを娶る事を感謝されたウラッツェンは、改めて獣人の常識を調べようと心に誓った。余談だがその事が仕事に直結し周りに溶け込み成果を上げ、結果アーリーに認められるのだった。
「今日はこのまま泊まっていきなさい、もちろん一緒には寝ちゃだめよ」
「は、はい、お世話になります」
問い詰められるかと思いきや、優しく迎え入れてくれたマリーに感謝するウラッツェンだった・・。
ーー
ウラッツェンは赴任した翌日、技研近くのマンションを借りその2日後ワルワラと同棲生活を始める事になったが、訪れた初日は母親が一緒だった。
「ウフフ、ここが二人の愛の巣なのね、キャ!!」
マリーは部屋に入って早々”愛の巣”と言い放ち2人は真っ赤になった。そう、まだ手をつないだだけで何も進展が無いのだ!
「ねぇウラッツェン、キス位してよ!」
「あ、あのね、僕も、その女性と、その、仲良く・・取り敢えずモフモフしたい!」
「もふもふ?」
ずっと我慢していたのだろう母親の目の前でワルワラに背後から抱きつき、その毛並みを頬で、手で愛でながら気持ちよさそうに堪能していた。
「嗚呼、リアルでこの感触最高!モフモフ・・」
「うふふ、くすぐったいよ」
「あら、毛繕いなら私もやって貰おうかしら」
盛大に勘違いするマリー、だがウラッツェンは全く気にする事なくワルワラに許可を取るのだった。
「お母さんの毛繕いしても怒らない?」
「えっ、なんで怒るの?あなたを認めたから毛繕いして良いって言ったんだよ!」
まさか親子をモフモフできると思わなかったウラッツェンの表情はとても幸せそうだった。あっ、もちろん母親に対して性的関係はご法度だ。もし変な事をすればワルワラが豹変する事になる。きっとその時は真面目に毛繕いをするのだろう・・・。
「それじゃ、私は帰るね」
母親のマリーが帰ったその日の夜・・・。
「ワルワラ、本当にキスするの、ここで良いの」
「うん、だって、ずっともふもふ?だけでいいの?」
意外と言うか積極的なのはワルワラの方だった。早くしろと言わんばかりの言いようだ。ウラッツェンはロマンチックな場所でファーストキスしなくて良いのかと聞くとそこでキスすれば一緒と言い放ち、ギュッと抱きついてきたのだった。
「んー!」
抱きつきウラッツェンにキスをせがむワルワラは目を瞑り待っていた。
「頂きます!」
「もう、ご飯じゃ無いんだよ!」
パチクリとワルワラの目が開くとそのまま二人の唇はチュっと重なった。
「うふふ、キスしちゃったね!」
凄く嬉しそうなワルワラは悪戯っ子の笑みを浮かべていた。
「うん・・」
その後、シャワーに入り買ったばかりのベッドで戯れあいながら寝っ転がっていたが、引っ越しの疲れが出たのか、気がつくとワルワラはスースーと可愛い寝息を立てていた。
ーー
「クンクン、んっ?」
翌朝、美味しそうな匂いで目覚めるウラッツェン。
「おはよ!ほら起きないと」
ワルワラはキッチンから声を掛けてきた。起き上がり様子を見にいくと、そこにはまさに理想の彼女が理想の立ち姿で料理を作っていた。
「おお!朝日に照らされ神々しい・・」
青い短パンに白いTシャツ、ピンクのエプロンを纏い、そしてケモミミが斜めから差し込む逆光の朝日に輝いていた。
「ペチペチ」
そして自分の頬を叩き、夢でない事を確認!スッと背後に近づきゆっくり優しく抱きしめた。
「おはよ、ワルワラ」
「うふふ、もふもふ好きね!」
振り返った彼女は右手にお玉が握られ、そして最高の笑みでウラッツェンを見詰める。
「今、最高に幸せだよ」
「私もよ!さぁご飯食べて軍本部に行かなきゃ!」
朝からラブラブの二人は仲良く朝食を食べ、仲良く本部へと向かっていくのだった。
ーー
そして次の日の夜・・・。
「うふふ、どうしたの悩んでいるの」
「うん、船の名前を決めてないんだ」
予定していた仕事が終わりまっすぐ家に帰ってきたウラッツェンは、アーリーに頼まれた船の名前の事で悩んでいた。
「この変わった形の羽は小鳥さんみたいに可愛いね」
タブレットの設計図を見たワルワラは見た目、直感で判断していた・・。
「そう、性能とか居住性とか目的別に何種類か設計したんだよ、これは最初に思いついた形だよ」
その機体は運動性能を最大限に考えた主翼の形状のW型が特徴の小型機というか、戦闘機だ。
「ねぇ、なんでキーンって金属音が煩いの?なんだっけあれ、あの火を吹くやつの音でしょ」
メカ的な事がよくわからないワルワラの面白い表現で質問が飛んでくると、思わず笑ってしまうウラッツェンだった。
「はは、音までは変えられないよ、あれは仕方ない」
「そうなんだ、小鳥の囀りみたいに鳴いたら可愛いのにね!」
耳をピコピコ動かし可愛らしく画面を見入っている姿を見てそうこの時、メカ音痴のワルワラの思いつき発言が元で”ハミングバード”が誕生したのだ。
「うーん、飛ぶ時は駄目だけど、滑空中なら鳴くようにできるかも」
「へぇ〜、そんなこと出来るんだ」
「可愛い囀りか。。そうだ名前はハミングバードにしよう」
「うふふ、それ可愛い名前ね!」
「ワルワラありがとう、君のおかげで名前が決まったよ」
「それ、うーんと速いやつ作ってみてよ」
「わかった、やってみるよ」
アーレイに頼まれリンをデルタに送った時と、新婚旅行に使ったハミングバードは後にウラッツェンの功績が認められ、王族専用機として発注された4機のうち最後に残った1機だったのだ・・。
「それじゃお休み、チュ!」
その日の夜はキスするとウラッツェンに抱き付くように胸に顔を埋めたワルワラだった。
「ふむ、キスは強引だったけど、進展しなくて良いのかな・・ZZZ」
そんな事を思いつつウラッツェンは寝てしまう。するとパチリとワルワラの目が開く。
「うふふ、明日は”満月ね”、ウラッツェン!」
そう、彼女は寝たふりをしていた。何か怪しい言葉を残しゆっくり瞼を閉じるのであった。
ーー
「おはよ!」
次の日の昨日と同じくワルワラに、料理をしながら起こされた。そして同じように仲良く本部に向かい、仕事が終わると二人は愛の巣に戻っていた・・。
マリー「うふふ今日は満月ね、血が騒ぎ出す頃かしら・・」
母親は知っているのだろう、狼の血が入った彼女は犬族と違い自然の摂理に従い覚醒する事を・・。
「ワルワラ・・どうしちゃったの」
お風呂も食事も終わり、それぞれゆっくりした後もうあとは寝るだけ、そんな時間に差し掛かると突然彼女は灯りを消しウラッツェンに抱き付く。
「今日は血が騒ぐの、そう満月だから・・」
「へっ、満月?」
「んっ・・嗚呼・・」
急に彼女の熱が伝わってきた。顔は仄かにピンク色が増し目は潤み既に蕩け始め何とも言えない艶かしい表情で見詰めて来た!
「ワォーン!」
「わっ!」
いきなり遠吠えを上げるワルワラ、びっくりしたウラッツェンは一体何が起きたのか考えたが、彼女の顔を見て意味がわかった。既に押し倒され天井が見えていたのだ。
「貴方の子犬が欲しいの」
そう言い放ち気がつくといつの間に脱いだのだろうか。。あの白いTシャツでは無く、月明かりに照らされた白く大きな双丘と細く括れた曲線美が目の前に飛び込んできた。
「ワルワラ・・綺麗だよ」
この後、自然の摂理に基づき求め合う2人は激しい夜を迎えるのだが、ほぼ一方的にワルワラがウラッツェンを蹂躙するのだった・・・。
マリー「あの子は見た目と違って激しいハズよ、ウラッツェンガンバレ!」
可愛らしいワルワラ、子犬のように可愛いワルワラ、純粋な犬族だったら営みも可愛いらしいワルワラ、だがしかし狼の血がそうはさせてくれないのだった・・・。
ーー
「なぁジャガー、朝からウラッツェン疲れてないか目にクマが出来てるぞ」
次の日の朝、アーネストはミーティングに参加、ジャガーは装備品の整備のため軍本部に赴いていた丁度その時、玄関を2人仲良く腕を組んで歩くウラッツェンとワルワラを見かけたのだ。
「昨日、満月でしたからね、夜の営みが凄かったのでしょう」
「はっ?そうなの、知らんかったかわ!発情したの?」
「いえ、発情と言うか、その営みを望むタイミングと満月が丁度重なったのでしょう」
「そっか、狼の血が入っているからそうさせるのか、ジャガーは平気なの」
「ええ、血が沸き立つ感覚にはなりますが、満たされているのでこれと言って変化はありません」
「そっか、タイミングね」
「大丈夫ですかね、満月は3日続くのです・・・」
満月を迎えた影響か、大人になった影響なのかワルワラは、城であった時より随分色気が増していた・・。
「彼女、急成長してるよね」
「ええ、これからもっと変わると思います。性的経験が一番成長しますので」
「そっか、頑張れウラッツェン!」
ワルワラは精神的に成長したのか、獣人特有の進化なのか急に色気が増し双丘も大きくなっていた。
「ねっ!ウラッツェン、お昼はいっぱい食べて体力付けてね!」
「ま、まさか、今日も・・」
「うん、だってまだ満月だもん!」
「が、頑張るよワルワラ・・」
可愛らしいワンコのワルワラはその顔立ちと違いすごく積極的だ、ウラッツェンは昨日の事を思い出すと頑張るしかなかった・・・。
「うん!今晩も寝かせないからね!」
「うひゃ〜、あの・・程々にね、ね!(嬉」
ジャガー「朝からとんでもない事話してますよ、予想通り血が騒いだようです」
アーネスト「ソレ聞きたくないな、俺はお腹いっぱい」
「大変ですね・・」
「ああ・・」
耳が良いジャガーには二人のエロい会話が聞こえ、アーネストはお姫様二人のことを思い出すのだった。
宜しければブクマ評価お願いします。




