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身も心も仲良しになった3人組はお買い物。

まぁ、細かい話です。

「アーネスト、アーリーは何処?」


上がってきたクレアは、周りを見渡しソファーで1人寛ぐアーネストを見て話しかけた、もちろんアーリーの姿は見当たらない。


「いないよ、たぶん上のバーで飲んでるよ、そう、君と2人だけだよ」


「そっか、軽めのお願い」


ストンとアーネストの隣に座るクレアに軽めのソーダ割りを渡した。


「コク・・ふう〜美味しい、彼女、優しいのね」


そう呟くと姿を消した理由が思い浮かび何とも言えない雰囲気になり見つめ合う2人。


「・・・・」


「な、なんか変な気分ね、、ねぇ、彼女から見たら私なんて子供に見えるのかしら」


無理やり話題を作ろうと話を始めるクレアは少し伏せ目がちで、それはそれでとてもセクシーだ。


「それを言ったら俺もだよ、けどいつも対等に接するよね」


「やっぱ、凄いなアーリーは」


「ほら、君もいつの間にか呼び捨てだよ」


「言われてみたらそうね、彼女の雰囲気がそうさせるのかな・・私クーンで役に立つのかしら」


クレアは勢いで側室になった訳ではないがアーネストより実情は知らないのか少し不安そうだったので、得意な会計で役に立てば良いよと言われ、少し安堵していた。


「アーリーをサポートしてあげてね、休みなく働き続けるんだよ彼女」


「わかった、やっぱ頑張り屋さんなんだね」


「・・・」


「・・・」


話の終わるタイミングで2人とも意識しているのか、無言になりお互い見つめ合ってしまう。


「意識すると緊張するね」


その言葉を聞くとアーネストは無言で肩を抱き引き寄せると、少し体が強張るクレアは拒否することなく吸い込まれるよう至近距離に、そしてゆっくり目が閉じお互いの唇が重なり合うとコトンとグラスが床に落ちていく。


「ンッ!」


お互いの唇が離れたタイミングで、片丘にアーネストの手が触れるとクレアの体温は急上昇する。


「あっ!アーネスト・・恥ずかしいよ、んんん!!」


そして蕩けるクレアは恥ずかしくて直視できないのか首に腕を回し抱きしめたが、アーネストはそのままお姫様抱っこで持ち上げ歩き始めると黙って顔を胸に沈めた。


「・・・」


緊張しているのか全身に力が入って硬くなっている彼女の耳元で囁く。


「力を抜いて、あとは僕に任せて」


「うん・・お願い」


「可愛いよ、クレア」


優しくベッドに寝かせそのまま重なり合い、優しくアーネストがリードしクレアは大人の階段を登って行った・・・。


ーー


そして迎えた早朝!


「うふふ、ほれヒール!」


シーツで見えないがクレアの下半身にヒールを掛けるアーリー。


「うん、可愛い寝顔ね!、こうしちゃえ!」


「うんん・・あっ・・んん・・・あ・・・・んんん」


アーネストに抱きついて寝ていたクレアが少しずつ覚醒する。


「だめ、・・・・あ、あ・・んん・・あ!」


その微妙な指使い、昨日のアーネストより更にソフトで的確に感じるところを刺激されクレアは蕩けていたが・・・。


「!?」


背後に気配と体温を感じ目を開けると目の前はアーネストだ、だがしかし明らかに違う方向から刺激を受けている。


「えっ?」


その指の正体は勿論アーリーだ、それも既に生まれたままの姿・・・。


「なな!」


異変に気が付きゆっくり振り向くクレア。


「おはようクレア」


「・・・・・」


衝撃すぎて声が出ないクレアは驚いて固まっている。


「チュ!」


「!!」


そしてまさかのアーリーからのキスをされ完全に覚醒。


「昨日は楽しめた?」


「アン!あっ!いやん。。アーリー・・・・」


「ねえ上手でしょ」


「・・・」


ベッドの上の3人は勿論生まれたままの姿だ、アーネストとアーリーに挟まれ、まさかの展開に思考が追いつかず弄られるがままだ。


「んっ?クレアおはよう」


隣でゴソゴソしているので流石にアーネストが起きた。


「おはようアーネスト」


「おう、アーリー戻ってきたのか?」


「そうよ、もう朝よ起こしに来たの!」


アーネストは押しかけてきたアーリーを見て苦笑い、クレアは気持ちよさと恥ずかしさが入り混じっている表情を浮かべている。


「クレア朝から真っ赤だぞ、どうした?」


「・・・・・」


「ほれ、ここよ」


「アン!アーリー!いじらないでよ」


「体は正直ね!」


「こら、アーリー何やってんだ」


「何って?今からクレアを攻略するのよ!」


「おい!朝だぞ!それに昨日・・」


「大丈夫よ、クレアの下半身にヒール掛けたから」


「え゛?ヒールって治癒魔法・・」


「いや、そこじゃないだろ」


「うふふ、裸の付き合いっていいね!」


この後拒否権のないクレアは、アーリーの絶妙なテクニックで昇天を繰り返すのだった。。。


ーー


シャワーを浴び着替え広間に集まると・・・・。


「もう、アーリー!」


「楽しかったでしょ!」


「・・・・・」


「何よ、気持ちよかったでしょ!」


その後、アーリーに弄られたクレアは何とも言えない顔をしていた。因みにアーネストは参加してない。流石に途中で止めに入っていた。


「・・・・・うん」


「ふふ、これで楽しみが増えたね、これで身も心も仲間だね!」


「そ、そうですわね。。。恥ずかしい」


アッケラカンとしているアーリーは、恥ずかしくて俯くクレアが可愛らしく見えるのか微笑んでいた。


「貞操観念がちがうの?けどやっぱスケベだわ・・・」


「何か言いまして?これから家族として仲間として仲良く生きていくのよ、楽しんで過ごそうねクレア!」


「うん・・・そ、そうね」


なんとも言えない恥ずかしさが残るクレアの頬を赤らめた。そして3人はのんびり部屋で仲良く朝食を頂いている。朝から食欲旺盛なアーネストは結構な量を食べていた。


「あら、アーネストは夜に向けての栄養補給中なの?」


「違うわ!」


「私もお腹すいたからいっぱいたーべよ!」


「・・・・・」


「おはようございます、皆様」


「おはようジャガー」


朝食を食べ始め頃合いを見計らった様にジャガーがテーブルの近くに移動してくる。


「あれれ、顔が疲れているよ」


「はい、昨日アーリー様に付き合ってお酒を飲んだのですが、ちょっと飲みすぎまして・・・」


「何よメレル、私が飲ませたみたいじゃない」


「こらアーリー、君は酒に強いからだろ」


「えへ!」


「まもなく出発時間です、ラッセル様はロビーでお待ちになってます」


食事を終え、ロビーに降りるとラッセル達が今か今かと待ち構えていた。


「それでどこに連れて行かれるのかな?」


「まぁ、到着するまで待ってろ、近くだから」


程なくして到着したのはデルタリアで一番有名なデパートだ。お店の前には数千人の人々が集まっていた。


「すっごい人だかりが出来てるわね!」


「ああ、すごいね」


3人が向かったのは、高級デパートで有名な「デルタリッジ」車道から正面玄関まで50m程あるが少し手前で降りた3人は側道を練り歩き店内に入る段取りだと知らされる。これは陛下の計らいなのだろうお披露目という事らしい。


「さて、行こうか」


シャトルのドアが開きラッセルたちが周りを警戒する中、颯爽と降りてくるアーリーに歓迎の声が聞こえてくる。


「きゃー、アーリー様、綺麗!素敵」


「馬鹿テディーを懲らしめてくれてありがとう」


テディー侯爵の事件が漏れ聞こえ、彼が男爵に格落ちした事を喜んでいたようだ。


「アーリー女王ありがとう!」


「すごい麗人!!」


実はアーネストも意外に人気だった。下級貴族がクーンの女王の伴侶に選ばれた為だ。そしてアーリーをエスコートしているアーネスト賛辞の声も聞こえる。


「おお、やったなアーネストがんばれ!」


「がんばれアーネスト!」


黄色い歓声と応援の言葉を聞きながらゆっくり歩いていく2人、その後に続くのがクレアだ。


「あれ誰だ?」


「クレアって側室になった上級貴族らしいぞ」


クレアは全く知られていなかったが、アーネストの側室になった事で一躍有名人になった。下級貴族と上級貴族のまさかの相思相愛、そしてアーリーに認められ側室に入る。まるで恋愛小説のサクセスストーリーとして彼女の人気は急上昇したのだ。


「うわぁ、みんな見てるよ・・・恥ずかしい」


2人の後ろを遠慮しながらついて行くクレア。


「クレア様がんばれ!」


「やったねクレア!」


アーリーとアーネストは颯爽と歩いていたが、クレアは恥ずかしがって少し俯いていた。それが逆に慎ましく見えたらしくさらに盛り上がっていた。


「おお、初々しいな彼女」


「慎ましい、全然ツンとしていないよ、上級貴族とは思えないわ!」


デパートの玄関の前まで移動すると、3人は振り返り観衆に応えるように並んで手を振っている。


アーネスト「みんなありがとう!」


「キャー」


「アーリーさま〜!」


アーリー「皆様、声援ありがとうございます。クーンはデルタリアと共に進んでいきます、何卒よろしくお願いします」


言い終わると軽く頭を下げるアーリーを見て皆が驚く。


「おおおお!」


「なんと!女王が我らに!」


顔を挙げたアーリーはにこやかに微笑み、トドメの一発を言い放った。


「私はデルタリアを愛しています!」


「おおおおお!!」


この一言がニュースになり全世界のテレビに流されアーリー人気は不動のものとなった。


「こら、ラッセル」


市民に歓迎されながらデパートに入ったアーネストはラッセルに文句を言い放った。まぁ先に言えよって話だ。


「ふふサプライズだよ、陛下からのお心使いだ、今日はこのデパート3時間貸切だぞ」


「おお、それはすごいな」


「だろ!」


「それじゃお言葉に甘えて買い物を始めようか」


入り口で立ち話をしてるアーネストとラッセルのことを全く気にせず、既に2人は品定めを始めていた・・。


アーリー「これ、可愛いよね気に入ったから買うわ、あなたも同じもの買う?」


クレア「もう、可愛いじゃなくて過激ですわよ、流石にこれは・・スケスケですけど」


そのブツは黒のレースのスケスケ下着だ。手に取った指が見えるくらい薄い・・・。


「ねえ、これ穿いて見せたらアーネストが喜ぶかもよ」


「買います!」


「クレアって意外に現金ね」


アーネストが喜ぶの言葉に反応するクレア、アーリーは下着を目の前でわざと広げる。


「うわぁ、か、過激・・」


「ちゅ」


「なな!」


アーリーはクレアを横抱きにして頬にキスをした。


「うふふ、かわいいねクレア!」


「さすが女性陣は仲の良さが違うな」


「もうもう!」


結局その後、アーリーとクレアは意気投合してドレス数十着、下着類もほぼ大人買いしていた。


「まだ買うの?」


「当然!」


普段着も結構買っていた。そしてお土産のお菓子やお酒も大量に購入している。


「サイズはこれだけど、採寸してもらっていいかな」


「はい、畏まりました」


アーネストは普段着数着とオーダーメイドのスーツと晩餐会用の正装、ダンス用の服などを購入している。


「ふぇ、すごいな女性は・・」


そして1時間が過ぎようとしていたが”姫様”達の購入意欲は全く落ちていなかった。化粧品売り場で2人が動かなくなったのでアーネストは本屋に赴いた・・。


「ええ、アーネスト様!!」


突然現れたアーネストに驚く店員達。本屋に来るとは予想していなかったようだ。慌ててアーネストに接客を始める。


「お邪魔するね」


「は、はい!いらっしゃいませ、お探しの品はございますか」


そしてアーネストは大量の本を注文した。それは、デルタリア歴史書、有名作家の著書、軍関係の伝記。絵本各巻、児童文学書、哲学書、自然化学物理、などありとあらゆるジャンルの本だ。それも同じ物を5冊と言い放ち店員は慌てていた。


「あのー、ア、アーネスト様、全て揃えると5000冊程になります」


「ああ、構わない。図書館に寄贈する物だから個数は問題ではない、今日中に揃える事はできる?」


「か、畏まりました!問題ありません在庫品をお出しします」


「わかった、軍港に停泊しているクーンの船にアーネスト宛で送ってくれ」


「承知しました」


あまりの量の多さにビックリした店員さん、次にアーネストは家電製品売り場に行き生活家電を買い求め、そろそろ終わりの時間近くになり姫様達の様子を見に行くと流石に疲れたのか中庭にあるカフェでぐったりしている。


「買い物は終わったの?荷物は全て軍港に送るよ」


「全て終了したわ、そろそろ迎えに来る頃ね」


「そうだね、それじゃ行こうか支払いを頼む」


姫様を案内していた支配人に精算を頼むと陛下からお品代は貰うなと言われていたらしいが、多分この金額は想定外だと思いアーネストが支払った。


「わかりました。合計金額は6億3200万になります。端数はサービスで切り下げてあります」


「わかったわ、じゃこれで」


<ピッピ、デルタペイ>


「はい、確かに受け取りました。毎度ありがとうございます」


「アーネスト、あなたそんなにお金持ちだっけ?」


「まあね」


「ふーん」


「アーネスト、ダイヤ売りに行こうよ」


「こら、今やったら確実にバレるぞ!」


「はーい」


デパートを出たが先程の人たちは出てくる時間を知っていたのか、また集まっていた。


「おおお、出てきたぞ!」


「キャー!アーリー」


「アーネストーさま〜」


「クレアー!」


到着した時と変わらず割れんばかりの歓声に包まれアーリーは手を振りながらそれに応える。時折、握手をしながら練り歩くと更に盛り上がり、歩けば1分もかからないが10分程歩きシャトルに乗り込んだのだった。


宜しければブクマ評価お願いします。

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