[漫才]ホームセンターの店員
ボケ→ボ
ツッコミ→ツ
ボ ツ「こんにちはー」
ツ「突然ですが、僕ホームセンターの店員さんになりたいんですよ。」
「もしお笑いで売れなかったら就職の面接受けようと思ってるんで、ホームセンターの店員さんやってみてもいいですか?」
ボ「いや、いいですけど突然ですね。
売れなかったらとか止めてくださいよ。まあ、それじゃあ、どうぞ。」
ツ「いらっしゃいませ、ホームセンターにようこそ!」
ボ「あのすいません、トマト買いたいんですけど。」
ツ「トマトですか?ホームセンターで?」
ボ「そう、トマトあるでしょ。」
ツ「ここはスーパーではないのでトマトはちょっと…」
ボ「何言ってるのよー!ホームセンターで今の時期トマトって言ったらトマトの苗でしょ!
少し考えればわかるじゃない!」
ツ「いや、予想外ですよー。トマトの苗は外の園芸売り場です。」
ボ「あとキャベツのヤツはどこ?」
ツ「キャベツの苗はまだ時期じゃないですけど…」
ボ「何言ってるのよー!キャベツのヤツって言ったらスライサーでしょ!苗の時期じゃないことくらいわかってるわよ!」
ツ「なるほど、キャベツのヤツと言いながら手が動いてたのはスライサーのジェスチャーだったんですね。いや、わかりかねます。スライサーは16-1番通路です。」
ボ「後はビーフ100%の…」
ツ「ドックフードですか?A-19番通路です。」
ボ「正解よー。わかってきたじゃなーい。」
「では最後の問題です。」
ツ「問題って言っちゃったよ。」
ボ「豚肉に使う…」
ツ「タコ糸は9-2番通路です。」
ボ「素晴らしい!もう何も言うことはないわ!後はゴミ袋とガスバーナーとLED電球の売り場を知りたいわ。」
ツ「まだ結構ありますね。ゴミ袋20-2、ガスバーナー5-3または15-1、LED電球12-3番通路です。ありがとうございました。」
ボ「バッチリじゃないですか。ちゃんと接客出来てますよ。」
ツ「ありがとう。でもこんな無茶苦茶なお客さんなんていないでしょ。」
ボ「いやいや、これ全部実話ですよ。」
ツ「えっ?どういうこと?」
ボ「私、実はホームセンターの店員なんです。今までに承った無茶な問い合わせを披露してみました。」
ツ「物凄いな!」
ボ「そうかな?じゃあツッコミも早速面接受けて二人で働こう!」
ツ「そうだね。コンビ名も変えちゃおう!」
ボ ツ「はーい「ホームセンターズ」でーす!ありがとうございました!」
職場のことを書くと書きやすいですね。
接客業はネタの宝庫です。
もちろんフィクションです。通路番号は実話ですよ。