端書き
青春には、かくあるべきという定型的なものはなく、各々個人、主人公たちによって創られていきます。しかし、いわゆる携帯小説や恋愛ソングのような、青空、校庭、友人、恋人などといった理想像を夢見るも空回り、ということは頻繁に起こるようです。ロマンチックな場面で告白しようが、優勝を目指して練習しようが失敗は付き物、世の常です。ならば、彼らがそれらに一切の興味を持たず、好き勝手行動すればどうなるでしょうか。言わずもがな、木星の表面のごとく混迷を極め、まさに停電時に闇鍋をするようなもの。本作品では、それらのカオスに脚色を加え、文字に起こすという暴挙に出ました。
簡単に主な登場人物の紹介をしましょう。個人情報的な観点から仮名を使わせていただきます。
H。欲深く、虚像を見る傾向のある本作品の主人公です。
O。次の行動、言動が予測できない特性を持つ狂人です。
M。某大手怪物戦闘ゲームを好む、負けず嫌いな狂人です。
A。OとMに揉まれ苦労する狂人です。
Y。本当はFですが、Yで定着してしまった無口な狂人です。
S。この物語の唯一の美点ともいえる狂人です。
N。本当はHですが、上記Hとの差別化と女にHはまずいという理由からNになった狂人です。
Ⅲ。Sとの差別化のために数字になってしまった、HとNの拠り所兼狂人です。
地獄の始まりです。どうぞよろしくお願いいたします。