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2.暴食、名付けされる

すいません

もうちょっと早く出そうと思ってたんですが

間が広がりすぐました

場所変わって儀式の間から女子寮。


「うぅ、どうしよ本当にどうしよう…」


1人の少女が唸りながらも廊下を歩いていた。


「なぁルナリス」


「あぁどうすればいいの…」


「おい」


「うぅ」


「おいっ」


ルナリスの後ろを歩いていた男がルナリスの尻尾を強く掴む。


「ふにゃぁぁぁ!」


とても狐とは思えない声を上げる。


「な、なんですか!ってなんで貴方が女子寮にいるんですか!」


「しょうがないだろ。俺の住むとこがどこかわからない」


「そ、そうでした…。あぁもう、今日はどうすることも出来ないから私の部屋で寝てください」


「いいのか?俺みたいな会って間もない男を部屋に入れて」


「大丈夫ですよ。貴方には従魔紋が付いてますし、主人の命令には逆らえないはずです。ですから“しゃがんで”と命令すれば貴方は逆らえないのです」


「へぇ」


男は以前立ったままだ。


「へ?な、なんで立っているんですか?さっきしゃがんでと命令したのに…。もう一度、“しゃがんで!”」


「何も起きないな」


「ど、どうしてですか⁉︎」


「あ〜多分格が違うからだろう」


「格?」


「そ、俺とルナリスじゃ存在する次元が違うってこと」


「へ?」


「わかりやすく言えば俺がルナリスより何億倍何兆倍にも強いって事。だからルナリスの命令に強制されないってとこだろう」


「そ、そんな事が……。だったら今夜…」


「安心しろ。別に襲ったりしねぇよ。なんなら冷の外でもいいから」


「い、いえ、貴方は私の従魔なんだからそんな酷い事しません」


「俺的にはどっちでもいいんだがな」


「と、着きましたね。ここが私の部屋です。どうぞ入ってください……あ」


「ん?どうした?」


「えーと、今気づいたんですけど貴方の名前を聞いてなくて…」


「あーそう言えばまだ行ってなかったな。俺名前を覚えてないんだよ。300年前の事なんか忘れちまったよ。周りの奴らは暴食とかグラとか、セブンスクライムとも呼ばれてた。あと化け物だって言ってたやつもいたな」


「化け物……。ってさっき言ってた348歳って本当だったんですか⁉︎」


「疑ってたのか。本当だよ」


「でもあな…えーっと、シチヤさんって人間ですよね?」


「シチヤ?」


「名前ですよ貴方の。セブンスって7って意味ですよね?それとシチヤさんを召喚した時何故か夜の様な深い闇がイメージされて7と夜を足してシチヤ。本当は七夜って書くんですけどね。昔の勇者が使ってた言葉らしいですよこれ。どうです?シチヤって」


「いいんじゃないか?」


「よかったです!ではこれから貴方はシチヤです!それでさっきの続き良いですか?」


「あぁ、さっきの続き…俺が人間かどうかって事だな。俺は人間だよ」


「でも人間は300年も生きれないし姿も普通に20代にしか見えませんよ?」


「まぁそうだな。俺は暴食て言う二つ名があるんだ。その名の通り俺はなんでも喰ってしまう。そして喰ったものを自分の物にしちまうんだ。それで今までかなりの数の人を喰ってきたからな。そいつらの寿命も俺のものになっているんだ。このまま何事もなく安全に過ごせば数十億年は生きれるんじゃないかな?この姿は俺が初めて人を喰って輪廻から離れた時の姿で固定されたんだろうな」


「ひ、人を喰った?数十億年?ちょっとよくわかんなくなってきた……」


「ま、気にすんな。今日はさっさと寝るぞ。明日の朝お前に自分を守る術を教えなきゃいけねぇからな」


「あぁ…。そうでした…、明日私はワイドと決闘をしなきゃいけないんでしたね…」


「ま、大丈夫だ。安心しろ。…この場はお前を鍛えるには最適だからな…」


その呟きはルナリスには届かずそのまま消えていった。

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