第七十八天 危うし竜牙ッ!襲いかかる死を恐れぬ野獣の爪ッ!
「ゲヒャッ!ゲヒャッ!ゲッヒャヒャアアアアアアアアッ!」
槍の突きがしつこく竜牙を襲うッ!
マジでがしがししがみついてくるようで、死を恐れぬ捨身の攻撃で竜牙は防戦に回る一方だッ!!!
しかも、前よりも威力がでかいッ!
そうッ!結界がなくて、魔の力はやばいくらいに増大しているのだッ!
それをなんとかいなせているのは、やはり大聖天の戦闘技術がハンパない証拠だった
だがしかしッ!
―――・・・手がしびれてきやがったぜッ!!!
竜牙は受けるのを嫌がって、大きく動いたッ!しかし、がれきのでっぱりに足をとられたッ!
「やべぇッ!」
「ゲヒャアアアアアアアッ!」
変態がとびかかるッ!こらえたら、そのまま槍に貫かれるッ!!!
竜牙はそのまま自然に後ろへ転がったッ!しかし、その先に床はなかったッ!!!六十階からまっさかさまだッ!!
「ちッ!」
竜牙はビル壁に刀を突きさしてぶら下がった。
ほっと一安心・・・。
つかの間ッ!!
「ゲヒャアアアアアアアッ!」
変態がフライしてきたッ!!!
「なにッ!!!!マジでしつけぇッ!!」
竜牙は刀をはなして、ビルの壁面をくだったッ!変態もビルの壁面をおいかけてくるッ!
重力へ向かって走る鬼ごっこッ!終点はまもなくだろう
竜牙は反撃を考えていた。だがしかも、相手が上で獲物も長いッ!
ラストシャイニングは、蛾魔羅との戦いで、MPが足りなかったッ!!!
「しかし、撃つしかねぇか・・・」
竜牙はつぶやいたッ!新たな秘策ッ!!!
ずざざざざざっと、壁面に角をたてて、スピードを落としたッ!!!
「ゲヒャアアアアアアアッ!」
後ろから、変態が重力に任せて高速ダイブッ!だがしかし、それでいて、的確な槍がとんでくるッ!!!
重力+強烈な槍-防御=串刺死だッ!!!
しかし、竜牙は槍をよく見ているッ!横にそれようなんて小細工はいまさら遅いッ!!!
そして、
「ラストシャイニングッ!!!」
竜牙は無理して打ちやがったッ!!!閃光はほどばしらなかったッ!だがしかしッ!変態の持っていた槍が、粉々に消し飛んだッ!
何が起こったぁッ!!!!!
竜牙は変態の股下を通ると、背中を蹴飛ばして、飛んだ。超飛んで、屋上に戻ってきた
「ふぅ、地面が落ち着くぜ」
ほっと一息
竜牙は、ほんのわずかなMPで残りかすのラストシャイニングを刀にまとわせたのだッ!そのなんでも斬れる斬鉄剣と化した神なる名刀、無風閃光斬で変態の槍を爆砕したのだッ!もちろん、ちょっと発射するところがちがったれば、刀にふれて、無風閃光斬が消滅する恐れもあった。だがしかし、そこは大聖天の正義の力でカバーッ!名付けてシャイニングソード
竜牙は下をのぞいた
「殺った・・・わけないか」
下から、がしがしのぼってくる変態がいたッ!
「ゲヒャアアアアアアアッ!」
と、月夜に飛び上がって、参上した
今度は両手に短刀を持っているッ!
「ハッ!・・・しつこさだけは、最強だな」
「竜牙~ッ!殺す~ッ!俺の最強の~ッ!技で~ッ!」
「ホウ・・・はじめてまともな言葉をしゃべりやがったな」
変態は、両腕をひろげた。
「ソルジャーズデッドロック~ッ!!!!ゲヒャアアアッ!」
変態がそのままとびかかってきたッ!!!
防御ががら空きッ!!
竜牙はしゅしゅしゅっとすばやしい剣撃を放ったッ!あっという間になますですよッ!だがしかしッ!無数の切り傷を作っても、止めない止まらないッ!狙い澄まして、胸の一点を突き刺したッ!変態が二ィと笑った
「なにッ!!」
変態は刀をつかむと、そのまま滑ってきて、抱き付いてくるッ!!そこからがすばやいッ!すんごくはやいッ!!!
竜牙は刀から手を放して、両手でその握られた短刀を止めようとしたッ!だがしかし、足からもナイフがでて、四本同時攻撃だッ!!!
「ぐああああッ!!」
竜牙はよけきれずに、背中にナイフが突き刺さったッ!!!!!
「竜牙~ッ!竜牙~ッ!」
変態は竜牙に抱き付いて、しめつけてくるッ!体が臭いッ!吐きそうだッ!いや、そんな場合じゃないッ!
刃は深く刺さり、ぐぐぐと肉を裂いていく。すさまじい力だッ!
「ぐぉぉぉッ!」
竜牙は痛くて、声がでちゃった
しかし、しゅんっと風が走ったッ!目の前に現れたのは、朝霧だったッ!!!
「ぐぎゃッ!!」
朝霧の短刀が、変態の首筋をついたッ!!血がぶしゅぅっと吹きだしたが、まだまだよゆうで動いて、素早く距離をとったッ!!!
「あひ・・・ふひゃひゃ」
と、とれかけの首でふらふらしている
「そんな・・・竜牙が攻撃をもらうなんてッ!!!大丈夫ですかッ!!!」
「・・・ま、まあな」
竜牙もけっこう血が出てるッ!!!
「大聖天様ッ!!!」
と、信も両腕をプランプランさせながら寄ってきたッ!そして、ぎろりと三人の視線が、変態に向いた
変態は三人を見て、自分の体を見て、ぴゅぴゅんと逃げ出したッ!
竜牙達は追わなかったッ!というか、おえなかったッ!




