表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/185

第七十七天 恐るべき夢幻の罠ッ!信の超推理が今目覚めるッ!

 ざっざと、信は社長に近づいた。

「あ・・・はわわわわ・・・ッ!」

 社長は腰ぬかしかけの、ビビりまくりであるッ!


 だがしかしッ!濃紺の夜空にキラリと光って、信はおっとと下がったッ!さすが信ッ!油断がないッ!


 もう超ギリのところの床に棒のようなものが突き刺さっていた。指だッ!

「ちッ!」

 と、金若が降りてきた。

 大聖天様は金若を追いかけていったはず、と信は上をチラ見したが、姿が見えないッ!

 まあ、大聖天様に限って死ぬことはないだろうと、金若を見たッ!

「お・・・おぉ金田君ッ!戻ってきたのかッ!さぁ、主たるわたしの盾になりなさいッ!」

 社長は笑顔フルパワーでクソ野郎である。

 しかしすぐに、

「ひッ!」

 悲鳴をあげたッ!

 金若はなにも言わずに、五本の指をぴしぴしのばして、信に当てにいったのだッ!

 どうみたって、普通の人間じゃないのは、社長にもわかる

 信は華麗な剣技でパフェだった。


 じゃっかん髪が逆立ち、集中力が増しているッ!

「ホゥ・・・はるかに強さが増している」

「金田君ッ!?君はいったいなに・・・おぶッ!」

 うるせぇ社長の頭をわっしとつかんで、手元にひきよせたッ!

 金若は足の指も下からにょろにょろとのびて、社長はつるされるようになったッ!

 そして、魚でもみせつけるように、前に出した

「成平・・・信・・・わたしはこいつを幸せにしているだけです・・・なぜ、邪魔をする」

「邪魔もなにも、あなたが魔だからですよ」

「魔ッ!?魔ッ!!???!?もががが」

 社長がもがいた。いきがいい

「魔・・・だから。わかりやすい・・・ウフフフ」

「ほかに理由がいりますか?」

「人間にしては、野蛮だと思いますねぇ。ならば、こいつは斬れるかな?ウフフフ」

 金若が前に社長をつきだしたッ!人質だッ!

「ええ・・・迷いなく」

「ばッ・・・バカッ!俺はこいつに言われただけなんだッ!なにもしていないッ!」

「魔に与する者は斬るッ!それが、聖天の教えです」

「カタブツめッ!」


 信はダッシュしたッ!

「ひぃぃぃぃ!もがもがもががががッ!」

 社長が暴れる。だがしかし、金若はしっかりつかんでいる

「大丈夫ですよ社長・・・。わたしが守ります」

 と、優しいウィスパーだッ!金若はよゆうである。

「ッ!!?!?」

 重い衝撃に信は、足をとめたッ!金若の腕はのびすにあそこにある


―――全く攻撃が見えなかったッ!!!


「ウフフフ・・・どうしました?斬らないのですか?」

「・・・いきますよ」

 信は再トライッ!

 だがしかしッ!

「ぐぉあッ!?!」

 腕に浮きだしたかのように、痛みが走ったッ!!!


―――な・・・なにが起こったぁッ!?


 信のビビる姿に、金若は満足そうだ

「ウフフフ・・・これぞ、わたしの必殺技ッ!金若ッ!幻如神風斬(ゲンジョシンプウザン)ッ!」

「な・・・に・・・」

 信は腕をおさえた。骨がやられている

「この指を鞭のようにしならせ、最高速の部分で敵をひっぱたくッ!!!相手は速すぎて見えなくて、幻のごとしッ!さぁ、とくと味わうがいいッ!」

 しゅぱ~んッ!

 ひるんだ信の今度は、逆の腕だッ!

「うぉ・・・あ・・・」

 またもや激痛で、よろけた

「ウフフフ・・・もう腕はつかえまい」

 なんとッ!一発でもう片方の腕もやられていたッ!なんという威力ッ!!!


―――まるで歯が立たない・・・これが・・・金若の本当の実力ッ!


 信は自分もけっこう強くなったと思ってたけれど、ぶち砕かれた

「ウフフフ・・・人間のぶんざいで調子に乗るからですよ。あなたは特別にじっくりといたぶってあげましょう」

「う・・・腕がやったのかッ!?・・・なんだかよくわからんが、やれッ!やってしまえッ!」

 社長いつの間にか調子にのっているッ!

「社長・・・大丈夫ですよ。わたしが守ります」

「ッ!!!」

 信はハっとしたッ!


「守らなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!いッ!」


 ずばばばば~~~~んッ!!!!!!!!!!!

 なんだか、すさまじい音がして、空気がはじけたッ!

「なんだッ!なにが起こったぁッ!!!!」

 社長はてんぱったッ!

「バカなッ!!!!!破っただとッ!?」

 金若もかなりびびったッ!

 信はすっきりしたような感じだった

「おどろきましたよ。まさか、現実の中にまで幻をまぎれこませられるとはね」

「ぬぅッ!」

「ど・・・どういうことなんだッ!金田君ッ!まずいのかッ!なにかまずいのかッ!?」

「もう、金若幻如神風斬は、使えないってことですよ・・・社長」

「な・・・なんだってッ!?それじゃ困るじゃないかッ!」

「いえ、正確には、金若夢幻陣を使った・・・と言った方が正解でしょうか?」

「ちッ!」

 信の両腕はへし折れていなかった。金若は、金若夢幻陣を限定的に信にかけ、信を催眠術のように操り、高速で攻撃をされたという幻を見せたのであるッ!金若はもっともらしく必殺技をつけ、もっともらしく戦っていたのだッ!

「しかけられたのは、さっきの会話の時ですか・・・。なるほど、なかなかの策士だ」

「なぜ、わかったッ!!!」

「社長の発言ですよ。あれだけひどくへし折れていれば、腕を折ったのかッ!よくやったぞッ!くらい言っても良さそうなもの・・・。そして、なにより致命的だったのが、金若、あなたです。敵が三人もいる状況・・・。あなたのようなクールな人間が、いつ不利になるともわからない状況で、じっくりいたぶるなんてことをするはずがないッ!」

 出たッ!信の超推理がさく裂だッ!

「ぐぬぬッ!」


「終わりですッ!金若ッ!」

 信は今度こそ走り出したッ!現実のフィールドをッ!!!

「ひっ!ひぃぃぃッ!俺は悪くないッ!」

「じゃがましいわッ!ボケぇッ!!!」

「うぎゃああああああああああッ!」

 社長は金若の指で串刺しにされたッ!そして、信になげつけたッ!!!

 そんなものは通用しないッ!信は真っ二つにきって、進もうとした


 だがしかしッ!!!


―――腕が動かねぇッ!


 どっかと社長にぶつかって、よろけた

「ウフフフ・・・どうやら、腕が動かないようですねぇ」

「夢幻陣は破ったのに、どういうことだッ!!!」

「なぁに、腕を失ったショックから、体がまだ立ち直れていないということですよ。体がついていっていない」

 金若は逆転して、調子づいたッ!!!

「くそッ!」

「ウフフフ・・・人間にしてはよくがんばりましたよ。だが、ここが人間の限界というもの」

 竜牙も朝霧も来ないッ!やられるッ!!!

 どうするッ!どうするッ!信ッ!!!




―――ダニエル・・・


―――ダニエルッ!!!


「なんだい?信」

「力を・・・力を貸してくれッ!!!」

「情けない奴よ・・・まあ・・・いいだろう」




 金若が近づいてきた

「さぁ、しまいですッ!」

 だがしかしッ!信の目は死んでいないッ!!!

 ゆっくり歩いてきて、よゆうこいたのが運のつきだッ!

 金若が信のやる気に気づいて、びっくりしたッ!

 それと同時に、信の刀がことんと手を滑り落ちた


 大地に広がるッ!桃色の円陣ッ!!!

 かとおもいきやッ!突然、桃色の柱がふきあげたッ!それは無数の桃色の刃ッ!桜の花びらをしたするどい刃ッ!それは、舞い上がり、すさまじいエネルギーの柱が天を衝いたッ!

「バカなッ!!!・・・どこにこんな力がッ!・・・ぐっぁぁぁぁ」

 金若が無数の刃に切り刻まれた。

「散桜・芝桜」

 信はつぶやいた。

 無数の桜の刃が過ぎ去ったあとには、ぼろきれのような金若が立っていた

 倒れることもゆるされなかったらしい・・・恐ろしい技ッ!!!


 だがしかしッ!!!


「お・・・の・・・れ・・・おのれぇッ!!!」

 と金若は声をあげたッ!まだ生きてやがる

「しぶとい人ですね」

「し・・・しきりなおしだぁッ!!!・・・次こそは必ず殺してやるッ!!!」

 金若が後ろへ逃げ出した

「ッ!!逃げるかッ!!」

 金若は追いかけようとしたが、芝桜は大量の力を消費する。素早く動けないッ!加えて、腕もまだ動かないッ!!

「がぎぎぎッ!」

 しかし、信は、剣の柄にかみついて、もちあげて、全力で走ったッ!

 よろよろとした二人の追いかけっこだッ!むこうには金の輪っかがあるッ!そこには闇があるッ!

 闇に逃げ込むつもりだッ!

「ウフフフ・・・勝負はお預けです・・・なりひらしんじッ!!」

 金若は勝ち誇ったッ!!信は追い付けないッ!!!

 だがしかしッ!!!

「なッ!?」

 とつぜん、金若がつまずいた。がれきにつまずくとは、馬鹿めッ!油断したなッ!!!

 信は顎をふりあげて、刀を振りかぶった。そして、体を倒して、一気にふりおろしたッ!!!!!


「ふごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!」

「うぎゃああああああああああッ!」


 金若の悲鳴が上がったッ!!!

 勝ったッ!信は勝ったのだッ!!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ