表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
75/185

第七十五天 進化の可能性

「くッ!」

 信は、1号の振り回す鉄パイプに押されていた。

 三倍の力、そして、三倍のスピードはすさまじく。力を受け流すので精一杯だったッ!

「ククク・・・。どうだ!三倍になった1号の強さはッ!超人的だろう?人間である貴様には手も足も出まいッ!」


 信はなんとか受けて、刀の隙間からあいてをよく見ていた


―――見ろッ!よく見るんだッ!


 無限の戦闘経験が、彼を支えていたッ!次の攻撃を読み、もらわないように立ち回る。ずっとやっているうちに、この1号だけが持つタイミングをつかみ取ったッ!そして、読みとタイミングが両方そろった時ッ!

「ハッ!」

 三倍をもろともしない絶妙なカウンターが繰り出されたッ!

 だがしかしッ!

「ぐぎぎぎぎッ!」

 1号は悲鳴をあげると、体が無理にねじまがったッ!

「なにッ!」

 信の攻撃を受け流し、さらに反撃がかえってきたッ!

 ぴぴぴッ!

 血が飛び散ったッ!

 信は、後ろへ転がりとんだが、まにあわず、おでこから血を流していた

「無駄無駄ッ!たとえ貴様がこの三倍の力をこえる力を出したとしても、この、RTSSCがある限り、当たることはないッ!さぁ、おとなしく死ねぃッ!」

 社長はマジで勝利を確信している

 と、その刹那ッ!


 どががががが~んッ!


 天井が崩れたッ!!

「なにッ!?」

 社長は窓際に全力で逃げたッ!

 壊れた天井の雨だッ!1号は冷静によけていたが、後頭部にこぶし大の石をもらった。

 信はくずれた瞬間に、距離をとっていたッ!そして、勝利を確信した

「なにが起こったぁッ!!」

「フッ・・・戦場は初めてですか?」

 信はよゆうの冷たい笑みだ

「戦場だと?わたしはエリートだぞッ!貴様のような野蛮人と一緒にするな!」

「フッフッフッフ」

「なにがおかしいッ!?」

「いや、戦場の初心者であるあなたが、戦士であるわたしに勝った気でいるのがおかしくてね」

「1号ッ!」

「シャアアアアアアアアアッ!」

「ククク・・・なにを言うかと思えば負け惜しみかッ!戦いには何の問題もない。貴様には万に一つも勝ち目はないぞ?」

「それが初心者だといってるんですよ」

「なにッ!?」

「まあ・・・見せてさしあげましょう。白桜流剣術の神髄をッ!」

「ヤレッ!一号ッ!」


「シャアアアアアアアアアッ!」

 1号が襲ってきたッ!しかし、今度は信もつっこんでいった。大きく為をつくり、刀をかまえるッ!

 そして、先にうちこんだのは信だったッ!

 しかし、1号はよゆうでその斬撃を受け止めたッ!最適なカウンターを返してきたッ!信に襲いかかるッ!

「ぐがががッ!」

 ところが、とつぜんギリギリで止まったッ!

「なにッ!!!!?どうしたッ!1号ッ!!」

 社長はおどろいたッ!

「フッ・・・さあ、いきますよ」

 信は連撃に入るッ!1号は受け止めて、無数の斬光が飛び散るッ!しかし、斬れば切るほど、なぜか1号は血を吹きだしていたッ!受けているはずなのに、攻撃をくらっているッ!

「どういうことだッ!」

「桜華・しだれ・・・。彼は見えない攻撃をくらっているんですよ」

 桜華・しだれ。白桜流剣術の一つで、変わったフォームで高速の斬撃をくりだし、かまいたちを生み出すッ!そのかまいたちは、鞭のようにしなって、相手の体をうつッ!本物の斬撃とかまいたちの衝撃にはさまれて、相手は死ぬ

 信の持つ刀、北王路流水は、先っぽが割れたソードみたいな形をしている。そんな妙な感じなのは、このかまいたちを生むためなのだッ!

「うぎゃああああああああああッ!」

 1号は無数の斬撃とかまいたちにうもれて、血だまりのなかに倒れたッ!


「見えない・・・攻撃・・・だと!」

 社長はぼんやりしちゃった

「一流の使い手であれば、わたしの見えない攻撃を、肌で感じて受け止めることができたでしょう。しかし機械で全身くるまった彼には、空気や気配を感じることができなかった。スーパースローカメラなぞ、しょせんは文明の利器。人間の進化などとは、おこがましい限り」

「ぐぬぬッ!」

「ま・・・あなたは見せかけの進化にとらわれた、ピエロだったということです・・・フッフッフ」

 信、ドヤ顔である


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ