第七十四天 都内動乱ッ!
金若は非常階段をなぜか上へのぼっていったッ!
「フン・・・逃がすかよッ!」
竜牙はひとっとびに上のフロアへあがる。しかし、ぎりぎりで、扉をあけて、金若は逃げるッ!
続けて、竜牙も扉を開ける
「なんだ・・・これはッ!」
さすがの竜牙もびっくりした。
目の前にあったのは、巨大な青白い丸が二つ。そいつはなんだかモフモフして、触覚があり、その先には巨大な羽が寝ていた。羽は月夜の光にダークグリーンを返して、闇夜にひっそりと休んでいるようだった。
「少し早すぎますが・・・もういいでしょう」
金若が言ってその巨大な生物ッ!?に触れた。青白いのは瞳が、生を受けたかのようにイキイキしたッ!
「なにッ?!」
「こいつは蛾魔羅。GMRは、こいつの鱗粉から作ったジュースですよ。GaMaRaというわけです。ウフフフ・・・」
「ハッ・・・いい趣味してるぜ」
「どうもありがとう。これから、こいつをとびたたせますッ!そして、鱗粉を大気にふりまき、まだ飲んでいないものたちも洗脳するッ!予定では、聖域をすべてぶち壊してから、一気に洗脳するつもりだったのですが、まあ十分でしょう。空気を吸い込むだけで、あっという間ですよッ!ウフフフ・・・」
「させるかよッ!」
竜牙は切りかかろうとした。
「おっと!」
と、金若は指をのばして、その刀をさえぎったッ!
「蛾魔羅ッ!とびたちなさいッ!都に粉をふりまくのですッ!」
「ぐもぉぉぉッ!」
蛾魔羅は羽ばたいたッ!すごい風がふいてきて、竜牙もふきとばされそうになった。そうこうしているうちに飛びたって、すさまじいパワーにビルの屋上が崩壊したッ!
「くそっ!とんじまったッ!」
「ウフフフ・・・さぁ、都が狂うさまを一緒に見ましょうッ!大聖天ッ!」
金若がせまってくるッ!指攻撃がすさまじいッ!
だがしかしッ!
「てめぇにかまってる場合じゃねぇッ!」
「・・・ッ!?なんとッ!」
金若の攻撃をはじいたその反動で飛び上がったッ!竜牙は高く高く飛び上がったッ!
蛾魔羅にまだ届くッ!竜牙は刃をたてて、そのまま、蛾魔羅の横腹を裂いたッ!
「ぐもぉぉぉぉッ!」
蛾魔羅は悲鳴をあげた。そして、横腹からも鱗粉を流すッ!
「なにっ!?」
「ウフフフ・・・斬りつけても無駄ですよ~ッ!そいつの体はすべて鱗粉のようなものッ!切れば切るほど、鱗粉をばらまくことになりますよ~ッ!」
金若は大声で勝ち誇っているッ!
竜牙の飛ぶ勢いは、蛾魔羅を追い越して、宙に浮いたッ!目の前には青白い瞳ッ!
―――チャンスは一回。もうこれしかねぇッ!
竜牙が思いついたのは、ただ一つッ!
「これが・・・俺のッ!全・身・全・霊ッ!ラストシャイニングだぁッ!」
巨大な閃光がはしったッ!
竜牙のラストシャイニングは、一撃必滅の技。その光に包まれたものは、すべて無に化す。斬りつけるのがダメなら、消すしかないッ!この巨大な蛾まるごと無にしたのだッ!
蛾魔羅はキレイさっぱりなくなった
「なッ!?なにぃぃぃぃぃぃぃぃッ!」
これには金若も仰天びっくりである
竜牙は、ビルのがれきの屋上に落下した。
「ハ!・・・ハハ!ハハハハハハハ!残念だったなッ!」
竜牙は起き上がったッ!
「次はてめぇを消してやるぜッ!」
「ぐぬぬッ!」
竜牙は狂気じみていた。そのプレッシャーに金若はおされたッ!こいつは殺られるッ!
だがしかしッ!
「ゲヒャアアアアアアアッ!」
叫んでなにかがとびかかってきたッ!こいつはッ!このほどばしる邪臭はッ!!!!
竜牙は何とか槍をはじいて、さがった
「また、てめぇか」
「ゲヘッ!ゲヘヘヘヘッ!竜牙ぁ~ッ!」
あの変態だったッ!




