第七十三天 どこ行くの?
エレベーターに乗ってからきづいた。
「何階にいけばいいんですか?」
朝霧が聞いた。ボタンが60まであった。
「フン・・・60だろ」
竜牙は一番上を押したッ!そうッ!ボスは最上階にいると決まっているッ!
高いビルのエレベイターは、高速である
がしゅんっと扉が開こうとして、朝霧はかまえたッ!
なにがとんでくるかわからないッ!エレベイターはもっとも不意打ちに気をつけねばならないッ!
しかし、なにも起こらなかった
60回はだだっぴろい部屋だった。広がる夜景が360度パノラマだッ!
都心のビルが美しい。
はるか遠くにデスクとチェアーがあって、その手前に3つの影があったッ!
「クククッ!待っていたよ諸君ッ!」
ロン毛の社長が髪をくるくるさせていたッ!
そして、隣にはなんと金若ッ!
そしてそして、そのかたわらには、前と同じ宇宙服の男がいたッ!
「メイドの土産に、このわたしの顔を拝ませてやろうと思ってな。さぁ、死ぬがよいッ!いけッ!1号ッ!」
「シャアアアアアアアアアッ!」
宇宙服の男がつっこんできたッ!
「いきなりかよッ!」
竜牙が攻撃を受け止めたッ!
「ぐぉぉ」
重いッ!
竜牙はかろうじてうけとめたが、2メートルくらい後ろに押された
「ククク・・・おどろいたかッ!その1号は貴様らを殺すため、改造手術を施し、さらなる進化を遂げたのだッ!その能力は、常人の3倍ッ!超人となった彼の前にひれ伏すがよいッ!」
「では、社長。わたしはここで失礼しますよ」
そばにいた、金田こと金若が冷めた感じで言った
「ぬ?金田君、このショーを見ないのかね?」
社長はこれにはびびった。ってか、金田がなんか空気読めてない
「ウフフフ・・・私はちょっと用事があるものでね。すいません」
「しかし、どうやって帰るのかね?」
「非常階段から帰りますよ」
「マジか・・・まあ、良かろう」
「では・・・」
金若はデスク脇の非常階段に歩き出したッ!
「逃がすかよぅッ!」
竜牙は飛び上がったッ!しかし、1号の反応は速いッ!竜牙の動きに追い付いてきているッ!
邪魔されそうだったが、ぎぃんっ!と斬光がほどばしって、1号はふっとばされたッ!
「あなたの相手はわたしです」
信だッ!信がうまいこと邪魔を邪魔したのだッ!
「フン・・・頼んだぜ」
竜牙は非常階段へ走ったッ!
「シャアアアアアアアアアッ!」
1号は叫んだ
「完全に人間をやめてしまったみたいようですね」
信は涼しく言った
「やめた!?若者よ。それは違うな。新たな進化だッ!」
「わたしも加勢しましょう」
朝霧も加わった。二対一。この3倍人間が相手でもこれなら勝てるッ!
だが、突然背後に邪臭ッ!
朝霧はハッとして、きりもみして転がった。
「ホゥ・・・避けるとはな」
「背後からの攻撃には慣れてますので・・・なッ!?おまえはッ!?」
と、朝霧は起き上がっておどろいたッ!
「ぐふふ。驚いたか」
影取三条、その人だったッ!




