第七十天 沈黙の寝室
ズザアアアアアッ!ガチャリ・・・
「帰ってきたぜぇ」
「おかえりなさい、竜牙」
出迎えたのは、朝霧だった。
シャコシャコと音が聞こえてきて、テーブルの横で刀をみがく信の姿だった。準備中なのだッ!
信は挨拶しない。刀をみがくことに魂をちゅうにゅうしていたのだッ!おのれの聖なる気をこめることにより、刀はよりいっそうするどさを増して、ついには鉄をも砕くッ!
だから、無礼でも竜牙は気にしない。というか、もともとそういうのはてきとうだった。
「奴らの居場所はわかりましたか!?」
「フン・・・俺を誰だと思ってやがる」
竜牙はアルマーニを背もたれにひっかけた。
「お茶だお茶ッ!」
「はいッ!申し訳ありませんッ!」
朝霧はそっこうでティーをいれた。赤い色でローズヒップな香りだッ!
「本日はハーブティーにございますッ!」
頭をさげた。
「てめぇ・・・シュガーがねぇぜ?」
「はぃぃぃぃぃッ!ただいまッ!」
と朝霧はすぐに持ってきた。今日は人使いが荒いッ!だが、情報を得たものが正義ッ!
「フン・・・あとはマップだろ?」
「はいッ!」
地図を広げた。
「気が利かねぇやろうだぜ」
「すいません。未熟なもので」
朝霧は笑顔で頭をさげた。反省してるようでしてない。まあ、竜牙も冗談だ
「それで、場所は?」
「ここだッ!」
ビシィっと指をさしたッ!
「おぉッ!一発で!?」
朝霧は迷わずさした竜牙に感動した。さすがは、大聖天様ッ!
「エレクトロ・・・ビルディング?」
「エレクトロハイム社という会社があの兵器を作った会社だ」
「では、金若もッ!?」
「おそらくな」
「一網打尽・・・ですね」
信は刀のしあがりを見ながら言った。クールだッ!
「さっそく、皆殺しだぜ」
竜牙はニヤリとわらったッ!マジの戦好きであるッ!
しかし、ふとスに戻った。明江がいない
「明江はどうした?」
「まだ眠ってます」
「あん?眠りすぎだろ?」
時計はもう九時だった。夜はすっかり夜だった。昨日の戦いから家に帰ったのが、六時。そこから、十五時間はあきらかに眠りすぎで、体に悪い。寝すぎは寿命が縮まるという研究結果もある
「た・し・か・にッ!・・・忙しくて気づきませんでした」
竜牙は明江の部屋の前に立った。
「明江、起きろッ!朝だぞッ!」
どんどんばんばん、たたきまくった。しかし、し~ん
「爆睡してんでしょうか?」
「馬鹿野郎ッ!一応、レイディーだぞ。今ので起きるだろ」
「しかし、物音がしません」
信が冷静に言った。ヤバい不安がよぎったッ!
「ぶち壊すぜッ!」
竜牙は20%くらい本気を出したッ!山小屋風の扉は楽勝でふっとんだ
室内はきれいにととのっていて、なにごともなかった。明江がいないのをのぞいて・・・
「バカなッ!どういうイリュージョンッ!?」
朝霧はびっくりしたッ!
「窓をよくみろ・・・鍵が外れてやがる」
竜牙が冷静だ
「我々に気づかれないように抜け出したのでしょう」
「ちッ!」
竜牙は走り出したッ!
明江は町に出やがったッ!




