第六十一天 森の激闘ッ!
「どうりで、邪臭を感じないわけだぜ」
竜牙はわらった。
頭が宇宙服みたいな人間。竜牙や信の攻撃をよけやがったあいつであるッ!
しかし、あいつは殺したはず。
こいつは別人だッ!やはり、あの頭は人間の兵器ッ!
「人間の愚かな欲望というわけですか・・・。しかし、大聖天様、このあいだとは少々違うようです」
信が言った。
信の言う通り、頭に加えて今度は、腕や足もなんだか宇宙服だッ!つまりは全身、宇宙服
モニタールームで社長は勝った気でいた
「ククク・・・。2番はお前たちを殺すために、体力、筋力、素早さアップの強化スーツを着せたのだ。その能力は以前の倍ッ!このあいだのようにはいかんぞ。さぁ、どうするッ!?」
「フン・・・ザコがいくら小細工しようと、ザコはザコだぜ。ぶった切る」
竜牙は走ったッ!
キュイイインッ!RTSSCが竜牙をスローモーションにとらえるッ!
そして、倍速になった戦闘員は、竜牙の攻撃を前よりもかんたんによけてみせたッ!
「ちッ!」
竜牙は距離を取った。てきとうな攻撃は、反撃をくらうッ!
「竜牙の攻撃をよけたッ!?」
朝霧はびっくりした。前は見ていなかったのだ。
「人間にこんなことが・・・バカなッ!クレセントバックッスラッシュッ!」
朝霧の姿が高速にかききえたッ!戦闘員も動いた。朝霧は背後をとれなかったッ!
「回り込めないッ!・・・こいつは本物ッ!?」
「・・・厄介だぜ」
「ですが、三人同時に仕掛ければ、必ず殺せます」
「フン・・・」
「何事ですか!?」
神主たちも騒ぎを聞きつけてやってきた。いや、やってきてしまったッ!
「馬鹿野郎~ッ!来るなッ!」
「さっさとけりをつけますよッ!」
信が切りかかるッ!だが、ミスッ!
続けて、朝霧もしかけたが、空振りだッ!
「ククク・・・。さぁっ!人間様の前にひれ伏せ!愚かなる天使どもッ!」
と、社長はモニターの前で大興奮ッ!
「当たらないッ!」
「なんのッ!当たらぬのならば、当たるまで斬るッ!」
信は無限の闘志で連続攻撃ッ!怒涛の斬撃を戦闘員はたやすくよける。さすがは二倍。
ところが、とつぜんのするどい一撃に、敵の体がじゃっかんよろけたッ!
「退屈じゃねぇか。俺もまぜろよ」
竜牙だッ!さすが素早い攻撃ッ!
三人になれば、攻撃は三倍、いや、百倍だったッ!竜牙がそうとう頑張っている。いくらRTSSCの力があるとはいえ、そこはやはり人間、腕は二本しかなく、足も二本しかない。強化されたとは言え、竜牙達のパワーははるかにそれをしのいでいるッ!
もうすぐに、攻撃が当たりそうだッ!
「フム・・・まだついていけないのか。なかなかやるようだな」
社長もちょっとまじめな顔になった。
「そろそろ限界か?」
戦闘員はマジで限界だ。
だがしかしッ!
「竜牙危ないッ!」
とつぜん、邪臭が強烈にしたッ!竜牙の背後に変な男が槍をもって、突き刺そうとしているッ!
「ちッ!」
竜牙は転がった。腕にかすり傷を負ったッ!
「竜牙があたったッ!?」
朝霧はふたたびおどろいたッ!
いくら奇襲攻撃とはいえ、竜牙が攻撃をもらうなんてッ!あいてはかなりの使い手ッ!
「フン・・・おもしれぇのが来たな」
腕の血を指ですくって、竜牙はなめた。ハートが燃えているッ!
「ゲヘッ!竜牙ッ!・・・竜牙~ッ!見つけた・・・見つけたぞ~ッ!」
そいつは古臭い藁かなんかであんだ帽子をかぶってた。そこからのぞく目はヤバくて、へっぴり腰に槍をかまえて、なんだかよくわからないッ!とにかく、ほどばしるような邪臭をはなってるから、こいつはまぎれもなく魔だったッ!
そいつもまた、槍につけた竜牙の血をぺろぺろした。
「うめぇッ!血がうめぇぇぇぇえぇええッ!竜牙の血、うめぇぇぇえッ!」
―――こいつッ!・・・変態ッ!?
助言により、ちょっと修正を加えました。




